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詩のようなもの

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詩、ポエム、独り言。 過去作がほとんどです。 小説書くのに疲れたら書いてみようかな? (次の話の覚え書き的な書き方をするかもしれません)
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記事一覧

【愛し恋詩】2月15日〜裏

好きな子にチョコを
もらえなかった
仲良くしていた
つもりなのに

義理でもいいから
欲しかった
だって俺は好きだから

競技で勝ちたい
負けたくない
熱い思いを受け止めて
君は応援してくれた
そんな君が好きだから

今日は集中できない
気づかなかったんだ
君がいるから
頑張れるって事

俺は好きだけど
君はそうでもないのかな
ダメだ力が入らない
競技が恋人と思ってた
だけど今は君の恋人になりたい

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【愛し恋詩】2月15日

渡せなかったチョコを眺める
頑張って作ったのに
言い出せなかった
怖かった
勇気のない私にため息が漏れる

いっそ捨ててしまおうか
ゴミ箱に向かって
投げる構え
捨てられない
渡せなかった心まで
捨ててしまいそうで

君は鈍いし
競技が恋人だから
絶対に君からは
好きだって
言ってもらえない

だけど勇気が出なかった
今は部活に集中したい
その言葉を聞きたくなくて
隠し持ったチョコを
差し出せなか

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【詩】マイ・ファニー・バレンタイン

バレンタイン以前の問題だ
ボッチで陰キャの僕に
こんなイベントなんて
まるで意味をなさないのに

わかってる今年もゼロだ
そんなのわかりきったこと…
それでもチョコが食べたくて
コンビニで手を伸ばす

ダメだダメだ!
こんな日に自分でチョコを買う
寂しい奴みたいじゃないか
ん?何か間違ってますか?

そうだよ寂しいよ
僕はチョコが食べたい
日付に関係なく
今そんな気分なだけなんだ
だけど寂しいよ

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【詩】濃茶色のハートに想いをのせて

湯煎して溶かしたチョコを
型にゆっくり流し込む
加熱はゆっくりとするのがコツ
熱いだけの想いじゃ伝わらない

ゆっくり時間をかけて
君を好きになった
一緒にいると温かくて
チョコのように心が溶けた

想いが形に変わるには
もっと時間がかかるけど
ゆっくりと時間をかけて
育てていきたい

君はどんな味が好きなのかな
甘いのが好き?
ビターなのが好き?
それとも…わ・た・し?
きゃあっ!

君の好みに

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【愛し恋詩】雪の中

一面雪に覆われた昼下がり
君と並んでアイスを食べる
外で食べるの寒すぎない?
良いんだよ 君が言う
二人でいるだけであったかいから

銀世界が金色に輝く夕暮れ時に
君と並んでご飯を作る
外で食べると美味しいね
君が笑うキャンプ飯
君と食べるから美味しいんだよ

雪が青く輝く月明かり
貸切露天で乾杯しよう
月見の雪見酒
お風呂は温かくて最高だね
君と抱き合って入ってるから
温かいんだよ

雪の中手を

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【愛し恋詩】大寒波〜あなたからのLINE

身を切る寒さに
手足の感覚がなくなる
雪が全てを吸い込んで
音のない世界が広がった

一面の銀世界
雪あかりと降る雪に阻まれて
少し先も見えない
明日も見えない

たまらず逃げ込むように
自販機で買ったコーヒーは
味がしなかった
舌はぬくもりだけを感じてくれる

温もりを貪るように
飲み干すコーヒー
だけど飲み切る前に
体もコーヒーも冷え切ってしまった

コーヒーも心も

再び冷え切った体は
匂い

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【愛し恋詩】冬の晴れた青空に

冷たい風が胸のスキマを
吹き抜けるこんな日は
あなたに会いたい

あなたの笑顔を思い出す
心があたたかくて少し
寂しさを忘れる

晴れた青空を見上げて
大きく息を吸い込んだ
冷たい空気に肺がきしむ

きしむのはノド?いや心
凍りつく事もできずに
寒さに震える心

あなたの好きな花を見つける
愛嬌が花言葉の寒椿
写真に撮ってあなたに送る

あなたが喜びそうなものを
会えない時も探してる
見つけるたび

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【詩】君は浮気相手〜好きの次元が違う

ごめん…心に決めた人がいる
君に別れを切り出した
春に散る花を2回並んでみた君に

結婚も考えた
だけどごめん、やっぱりできない
彼女を裏切る事はできないみたい

胸の内を打ち明けた
君は涙をポロポロこぼして
黙って俯いた
怒鳴っても良いんだよ

君の悲しい顔は見たくなかった
僕も彼女への想いを断ち切ろうと
頑張った
だけどごめんね、ダメみたい

彼女が家で待ってるんだ
だからもう行くね
君とは結

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【愛し恋詩】あなたを好きになった日

あなたを好きになった日が
何月何日なのか覚えていない
気がついたら好きでした

あなたを好きになった日は
ひどく寒い日だった気がする
あなたに会った日は冬だったから

あなたを好きになった日は
あなたは笑っていた
あなたの素敵な笑顔に惹かれました

あなたを好きになった日は
あなたは悲しそうな顔をしていた
訥々とまっすぐに僕を見て
心配してくれた

あなたを好きになった日は
あなたは怒った顔をして

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【愛し恋詩】餅ベーション

元旦 今年もよろしくね
お雑煮のもちみたい
のんびりと とろけ合う時間

二日目はぜんざい
二人の時間も
甘い空気 甘い味わい

三日目は迫る現実
きなこもちで
少しざらつく気持ち
お正月が終わっちゃうね

四日目 今年は土曜日
それでも彼は仕事の準備
私よりも仕事が大事なの?
焼き餅は砂糖醤油で
甘くごまかす

五日目 嘘でしょ
お正月が終わっちゃう
私たちの時間も終わるかな
そんなわけないだろ

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【愛し恋詩】45センチの遠距離恋愛

付き合い始めて初めての雑談
君との距離は45センチ
縮まらなかった二人のスキマ
心が遠く感じる

一緒に帰ろう 手を繋いで
言えない二人の45センチ
手を伸ばしても触れられない
君の手がすごく遠い

好きだよ 思い切って伝えた
あの時の距離は1メートル
あの時触れた気がする
君の心は今のほうが遠く感じる

踏み込んでみても良いのかな
一歩踏み込む45センチ
君が一歩離れて
再び二人の距離は
45セ

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【愛し恋詩】年越しの魔法

鐘の音が響く
年越し前の一分間
離れることなくキスをしよう
年が明けてからの一分間
ずっと離れずキスを続けよう

2分間のキスは
ふたつの年を繋ぐ鎖
二人の縁を繋ぐ鎖
年越しは毎年続けよう
永遠を誓う年越しの魔法

今年もよろしくね
いつまでも よろしくね

※明けましておめでとうございます。
  今日から仕事初め。通勤中の創作活動再開です。
 

【愛し恋詩】聖夜が明けて-見てはいけない夢を見る-

目が覚めて
無駄に眺める枕元
あるはずがない
あなたの痕跡

それでも夢を見るのです
あなたと過ごした夜の夢
それは叶えちゃいけない夢だけど

あなたは幸せな夜を
過ごしましたか?
ささやかなディナーに
ワインの乾杯
真夜中のサンタの真似事

サンタになれない僕だけど
あなたに渡したいものがある
買うことすら許されない
プレゼント
伝えたら全てが終わる
僕の気持ち

なのにどうして
あなたは夢に出

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【詩】聖夜に灯すキャンドル

あなたと手が触れた
それだけで心に灯る暖かい炎

好きです
なんて言えない
あなたの旦那様に
ごめんなさい

一緒に過ごせない聖夜を
あなたは大切な人と過ごすでしょう

僕はあなたをおもうだけ
せめてこの心に灯った炎を
キャンドルに灯して

あなたのいない聖夜に
一人呟く
メリークリスマス