詩「命 繋がる」
緑色の葉っぱの上に落ちた
朝露の光
土の上に落ちている茶色い枯葉
辺り一面の緑色
それらを一心に食べる動物達の蠢き
水面に浮かんでいる力尽きた命
その真下には魚の群れ
道路の上に横たわった輪郭
それらを懸命についばむ鳥の姿
力尽きた仲間達
生命を繋ぐ為に食す逞しい命
朝の目覚めと共に
ただただ
今日の命を繋ぐ
絶え間ない命の糸が紡がれて
綱となり
今
私の目の前に置かれている
私自身もまた
沢山の生きてきた人間達が
織りなした命の一つなのだ
私が出す答えを
何億もの命が見つめている
朝日が照らし出す光に
決して恥じることのない躍動を添えて