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土佐日記はじめました

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高知に移住したカナデが、高校ぶりに古典文学に触れて勉強したことをアウトプットするマガジンです
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土佐日記はじめました#3 船の上で正月を迎える③

土佐日記はじめました#3 船の上で正月を迎える③

お正月のお酒にいれる薬を海に落としたり、色々ないからしょうがなく鮎に吸い付いたりしていたことを前回お伝えしました。
今回は、高知沖をゆく船の上で迎えたお正月のまとめです。

やっぱり思い出すのはふるさとのことわざわざ持ってきてもらったありがたい薬も海に落とし、期待もしてなかったとあまのじゃくになりつつもやっぱり欲しかった正月の食べ物も無い。

あーあ、さびしい正月だなあ、しょうがないんだけどさ..

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土佐日記はじめました#3 船の上で正月を迎える②

土佐日記はじめました#3 船の上で正月を迎える②

前回お伝えしたのは、船の上で迎えた正月に人からもらったせっかくの正月のお薬をなぜか海におっことしてしまったがっかり事件。
大事なお正月アイテムもないがっかりな正月をユーモアでふきとばす紀貫之

あーあ...なんで小屋なんかにはさんだ....小屋のどの部分に挟むんだいったい...
と読者も呆れますが、紀貫之には追い打ちでさらに寂しい事実。
「芋茎(いもし)・荒布(あらめ)も、歯固めもなし」
なんだか

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土佐日記はじめました#3 船の上で正月を迎える①

土佐日記はじめました#3 船の上で正月を迎える①

年末に出発した紀貫之一行は、まもなく正月を迎えます。
彼らはふるさとではない土地、それも旅の船の上で迎える正月の不自由さを嘆いてこれから向かう都への思いを一層募らせます。

土佐のお医者さんが持ってきたお正月のお薬アイテム12月28日に大湊という場所に停泊していると、土佐のお医者さんが、「わざわざ」持ってきたものがあります。

まずは、屠蘇(とそ)
土佐日記のころは「とうそ」と読んだそうです。元日

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土佐日記はじめました#2 宴で別れを思い切り惜しむ

土佐日記はじめました#2 宴で別れを思い切り惜しむ

土佐日記は、紀貫之が5年駐在した土佐の国(現在の高知)を離れるところから始まります。そこでお別れ会が開かれます。それも何度も、盛大に。

5年もいたら、生活にも慣れ、現地とのつながりも生まれ、離れる方も置いていかれる方もどちらも寂しいでしょう。ましてや船で何日もかけて帰るような場所へと行くのです、花の都京都...。

神奈川から移住してきたカナデにとってもその遠さはわかります。Google map

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土佐日記はじめました#1 基本情報

土佐日記はじめました#1 基本情報

古文にも日本の歴史にも文学にもあまり精通していない普通の帰国子女が、日本に関わるなにがしかを勉強しようと手に取った土佐日記。勉強の記録を始めます。

土佐日記は、一度は耳にしたことがあるあの文人 紀貫之が記した日記文学。
今回の文献、日栄社の『要説 土佐日記』のイントロを読んでいると、紀貫之は日本文学界では神童的存在だったことが伺えます。

幼少の頃から漢学の素養を身につけ、歌にも精通、20代には

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土佐日記 はじめました

土佐日記 はじめました

アヤネと一緒に、昔の生活を知るために文献をあさっていたときのこと。
何十年も前から変わっていないような古風な表紙の一冊を見つけました。

「日栄社 要説 土佐日記ー全巻ー」

昭和39年に受験生の古文演習本として出版されたようです。

原文、訳文、用語解説、文法解説、少しだけ例題がついて要所要所に図ものっています。びっしりと文字で埋められた、無駄のない紙面。かっこいい。

ちょうどカナデは一年前か

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