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本

運営しているクリエイター: mei

2017年9月30日 10:48

どっちだ。

まだ実るとは、知らんかった。期待しちゃうよ。このつやつや。青いまんまは、酸っぱくて少し形容し難い苦味。他のオレンジ色のは皮や実が固いけど、美味しい。どれくらいで赤くなるかな。ならないかな。

2017年9月29日 00:10

気ままにこのまま。ゆったり、まかせる。

南へ数キロ移動しただけで、白い雲のさざ波が消えていった。わたしはあとほんの少し泡立っていた。沢山の色、それぞれを等距離に配して、平らかにのどかに、やっていこう。おかしな伝言ゲームのおかげで、真ん中を思い出した。あなたはあなた。わたしはわたし。並んで歩いたり走ったり、ときに呼吸が合わなくても大切なことが違っても、おたがいど真ん中で息してる。覚えていよう。どっちを向いていようが、どれもかけがえのない大事なこと。

2017年9月27日 10:15

せせらぎと、ひんやりした空気と。

芋が届いた。砂地で育った馬鹿でかい薩摩芋。蒸すのが大義くなる。焼くのもどうか。安堵する充実に、掴んだ手を降ろす。しばらく飾って眺めていよう。引っ掻きキズすら、めんこい。

2017年9月27日 08:43

朝散歩。

なぜ、ここを選んだのか。この幾重にも積まれた鶏舎のゲージの残骸の中、他でもないこの位置。朝一番の陽射しを捕らえ、今日の糧を待つこの今。

2017年9月25日 07:30

昨日

真っ黒な三角。下りていった先では、資源回収やらトレッキングやらマラソンやら婚活やら、村のあちこちで祭りの準備。稲刈りに墓参りに犬の散歩、仕事に行くひと、川向こうの神社に手を合わせるひと、坂道を自転車で下るひと、たくさんの、それぞれの朝。

2017年9月24日 00:14

ひとりじゃない。ひとだけでもない。

喜び勇んで出発したら、ぽん、てん、ぽてっと忘れもの。歩きながら振り返るしっかり者が、声を上げる。一斉に振り返って、忘れ主が順々に駆け出す。先頭は歩き出す。3人が背負って向かう姿を確認すると、黙々とそれぞれの楽しみ探しに戻る。

2017年9月22日 20:58

子どもたちに引かれて、山参り。

今日は近くの野外保育園ヘ。(写真撮影・公開OKで、ここに載せることに。)2歳から年長さんまで、急な山肌もデコボコ道もしっかりとした足取り。木の梢から斜面の下の川まで、日々の変化のあるなしと今日のお楽しみを見つけるアンテナはなかなかのもの。

2017年9月22日 08:52

やすみ。

割って外にあらわれるのも、合うかたちをなぞるのも。多少の窮屈に挟まれるのも、よし。

2017年9月20日 21:58

寛解。

一晩でずいぶんと茶色くなった。午後からこの黄色い贈りものを視界に入れながら、初めて行く美容院へ。もう、諦めていたのだ。わたしのくせっ毛は、右外跳ね・左内巻きで、強く大きく逞しくうねる。想像できる結果に向かうより、職場で知り合ったKさんにして貰おうと思った。運転しながら、なぜこんなに受け入れるのに抵抗があるんだろうと考えた。多少前後の経緯はあるけれど、考えれば考えるほど、不思議。新しい環境で身構えすぎていたかもしれない。…うん。食べよう。頭が軽くなって、サッパリした。Kさん、またよろしくお願いします。

2017年9月20日 05:48

バナナは要らない。

左肩を揉みながら、壁に向かっては引き退がる姿は、さながらゴリラかチンパンジー。そして、失敗。さか立ちができるかどうかなんて、ほんとはどうでもいいことなんだよ。ただ、あれやこれやを楽しみたかったら、肩を治そう。できない今を知ることができて、良かった。ここからは、わたし次第。ん…。あと、Yよ。そのお宝録画を消せ。さらにもう一人のYよ。食べるのに抵抗あるが、ありがとう。まあ見てなさい。1ヶ月後には見事なさか立ちをキメる。そして、空中ヨガやりに行くのだ。そう、今日膨らんだタネは、次につながるのだ。

2017年9月19日 00:06

ハレバレ。

すべてが一掃された朝。空も道も、家も小川も靴のつま先すら、沁みる眩しさでいっぱい。吹き千切れた小さな葉っぱが縁石の隅で巻き上がり、刈り取り前の黄や緑の稲たちはみっしりそろりと、穂を垂らしている。このまま晴れがあぐらをかけば、赤と白のコンバインが道路と田んぼを走るだろう。

2017年9月18日 00:57

大雨大風、三時間前後不覚の夜に。

眩しい朝日に雲がなだれ込み、うす明るい景色の膝丈あたり、虫の音が薄い層を広げていた。それが耳の後ろ、頭蓋の内側を滑り、もつれては解けて消える。生き物の気配は穏やかで、これから荒れ模様に転じるなんて、信じがたい。

2017年9月16日 23:29

おやすみ。おやすみ。眠るのだ。

ずだ袋の血管が脈打ってる。中身は、なんだかわからない。請われたことを、100%全力でやりすぎたか。まったく後悔はないけれど、わたしをわたし足らしめる具の部分は、どこかへ霧散した。あ〜、シュワシュワしたい。ゲロルシュタイナーの細かい泡で胃に自分の役割を思い出させて、風呂には適当に混ぜた重曹・クエン酸・塩をぶち込んで、泡ぶくの中からもう一回自分を取り戻すのだ。しゅわしゅわの力でにんげんに還るのだ。そして、弾ける泡の音を子守唄代わりにして、どでーんと眠りにつくのだ。

2017年9月15日 22:00

不便、痛みもまた、良し。

来週、野山のそぞろ歩き。今日は、またF先生のところへ、息子のとびひを診て貰いに出かけた。今回は、ステロイドや抗菌剤を漢方薬と一緒に使用。漢方薬のみに拘らず、こういう判断もしてくれるからいい。診察の後、時としてジャングル化する観葉植物や花々に奥様が水やりをされていた。小柄な方だけれど、黄色くなった葉をむしり取る力は、意外と強い。F先生が台車を押して出てきて、奥様と一緒に弱った植木を幾つか奥へと引っ込めた。先生の判断はここでも早い。お二人の何気ないやりとりが心地良かった。あ〜、いいご夫婦だなぁ。