朝散歩。 16 mei 2017年9月27日 08:43 なぜ、ここを選んだのか。この幾重にも積まれた鶏舎のゲージの残骸の中、他でもないこの位置。朝一番の陽射しを捕らえ、今日の糧を待つこの今。 にんげんほどには、牢や柵には煩わされないだろう。雨に流れる赤錆や、西から東へ身体を撫でる細い影の幾本かに、ほんの少しばかり身を震わせても。生きるのに必要なすべてはここにある。今ならではの光、空気、いまここだからこその出会い。 16 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート