朝散歩。

画像1 なぜ、ここを選んだのか。この幾重にも積まれた鶏舎のゲージの残骸の中、他でもないこの位置。朝一番の陽射しを捕らえ、今日の糧を待つこの今。
画像2 にんげんほどには、牢や柵には煩わされないだろう。雨に流れる赤錆や、西から東へ身体を撫でる細い影の幾本かに、ほんの少しばかり身を震わせても。生きるのに必要なすべてはここにある。今ならではの光、空気、いまここだからこその出会い。

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