おやすみ。おやすみ。眠るのだ。
ずだ袋の血管が脈打ってる。中身は、なんだかわからない。請われたことを、100%全力でやりすぎたか。まったく後悔はないけれど、わたしをわたし足らしめる具の部分は、どこかへ霧散した。あ〜、シュワシュワしたい。ゲロルシュタイナーの細かい泡で胃に自分の役割を思い出させて、風呂には適当に混ぜた重曹・クエン酸・塩をぶち込んで、泡ぶくの中からもう一回自分を取り戻すのだ。しゅわしゅわの力でにんげんに還るのだ。そして、弾ける泡の音を子守唄代わりにして、どでーんと眠りにつくのだ。この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？