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料理本に学ぶ「おいしさ」を伝える言葉
3回目の緊急事態宣言下。
皆様はどのようにお過ごしでしょうか。
さて、そんな緊急事態宣言スタート直前の24日(土)は、日本ガストロノミー協会で「ドイツワインを学び楽しむ会」が開催されました。
前の出版社に就職する前、4月から10月末という最高に素敵なシーズンにドイツに滞在したことがあったものですから、私はもともとドイツ贔屓です。
東京ドイツワイン協会の上級ケナーから解説を聞きながらいただいたワ
企画書を書いて料理本出版をしてない会社で企画を通した話
今日は自分の話をします。
COOKBOOK LAB.は、料理本好きのフリーランス編集者、綛谷久美が主宰するWEBメディアです。
私が勤めていたのは、料理本とは無縁のジャンルばかりを扱う出版社でした。
それがなぜ料理本を出すようになったか。
私が企画を通したからです。
と書くと、なんかスゴイ人に見える!
おお!てなりますね(自分で書いててへーってなってる)。
けど、もちろんそんなスゴイ人でも
本を出せる料理家の「何か」は本筋じゃないところに潜む
前エントリーでは「どういう人が出版できるんですか」に、私なりのおこたえを書いた。
今回は、次によく聞かれること、「どうやったら出版できるんですか?」という質問に対して考え始めたんだけれど、出版ノウハウじゃなくて、編集会議に提出するまでの編集者の頭の中味になっちゃった。
そんなんじゃ誰の役にも立たないじゃん、と自分ツッコミしつつも、徐々に料理本を出せる料理家の「何か」は本筋じゃないところに潜むことを
料理本を出せる人とは
「どうやったら本を出せるんですか」
料理家から何度この質問を受けてきたことか。
そこで、今日は口調を変えてさらっと考えていきましょう。
前回のエントリーで書いたように、普通の商業出版においては、この人の本が売れるのかどうなのかまったくわからないのに、その人の名前で本を発行し、制作費何百万円もかけるわけですから、編集者たちは非常にシビアに著者候補者を見ています。
なので、本当に一握りの方だけが実現
料理本を作りたい人を応援する理由、料理本を作る目的
前回の投稿にさっそくたくさんの反応をいただいた。ありがとうございます。
料理本を出版したい。
料理をする人が、消えてしまう料理を本という形で残していきたいと考える気持ちは痛いほどわかる。
とくにコロナ禍に翻弄される今、思うように営業ができていない飲食店のシェフを応援する方法のひとつとして、料理本出版という形があってもいいと思うのだ。
例えるなら、アイドルが写真集を出すように、CDに歌声を残すよう
料理本出版を夢見る人を応援中
本の編集者になって30年あまり。昨年からフリーになったので、ありがたいことに今は関わりたいと望む本だけに向き合わせていただいている。
さらには最近、「料理本をどうしても出したい!」という料理家さんの熱い思いを受けて、コンサルティングも始めた。
お手伝いしているのは料理教室を主宰されている方。
とても思いが深く、料理する人のためだけでなく、食べる側である家族のことまで思いを馳せて教えていて、毎月