Z世代部下を持つリーダーが取るべき行動は、たった2つ。
降りしきる雨。
時折かすかに聞こえる天の怒号。
6月の末、20分かけて仕込んだ巻き髪は湿気で生気を失い、その姿はまるで戦に敗れた武士のよう。
そして、中途半端に伸びた前髪はとにかく目に入ってくる。
瞬きする度に入る。
もうほんと、えげつないスパンで入ってくる。なんだよこれ。
とにかく、これが最初の投稿なのでちょっと真面目なテーマを持ってきました。
「Z世代部下を持つリーダーが取るべき行動は、たった2つ。」
いま、特に採用の場においては、どこもかしこも「Z世代」という言葉であふれかえっている。
「ゆとり世代」を代表して言うと、「Z世代」ってなんかちょっとかっこよくて羨ましい。
っていうかまず、「Z世代」ってなんぞ?と思ったあなた。
安心してください。調べました。
え、なにそれかっこいい。
Y世代とか言われなかった。
なるほど。
要はZ世代って、私たちY世代(使うんかい)が思っているよりも遥かに「現実主義」なのです。
今の時代、SNSとかもうほんと怖いので、説明会どころかメールの一通にまで細心の注意を払っている担当者も多いはず。だってSNS怖いもん…。
とにもかくにも、Z世代たちにとっての人生の先生は”SNS”だと、私は思っています。
まあ個人の自由ですから、SNSを先生にしようが昔すごかったらしいBARで知り合ったおじさんを先生にしようが全くもって問題ないのだけれども、
SNS先生の怖いところって、自分自身が、「知っている=出来る」という錯覚に陥ってしまうことなんですよね。(こういうの、「評論家タイプ」とも言ったりしますが。)
「他の会社ではこんなに進んだ取り組みをしているのに...」
「なんでうちの会社ってこんなにダッサイんだろう…もっとこうすればいいのに…」
とか思っちゃうんですよ。
ただ、知っているだけなのに。
ゆえに、
「なんか違うんよなぁ~」とか、
「この会社でモチベが上がんないから辞めよ~」ってなっちゃう。
ちなみに、新卒で入社した7人に1人が一年以内に退職しているそうです。
まあもちろん、入ってみたらとんでもねぇブラックだったぜ!ハハッ!!って人もいるかと思いますが、
現実主義のZ世代において致命的なのが、「認識のズレによる摩擦」です。
例えば、こんな会話。
リーダー:なんで取引先から重要な相談を報告しなかったの?
Z世代部下:いや、私はそこまで重要だと思わなかったので…
うん。あるある。
まあ上司の気持ちもわからんでもないが、「”こういう(具体的な)事例”は報告してね、とか言われてないから分かりませんけど。」とバッサリいかれても何も文句言えない。
さて、こういう状況でリーダーが取るべき行動は2つ。(「これだからZ世代は…」とか他責にしちゃダメ、ゼッタイ。)
①明文化する
②守るまで言い続ける
以上。
そう。これしかない。
まずは、とにかくあらゆることを明文化するのだ。
⑴リーダーがまず部下に対してやってほしいことを明文化する
⑵その後、リーダーが結果を明文化する
⑶未達・未実施の場合は、部下自身が行動施策を明文化する
⑷リーダーに対し、次の行動の約束をする
これをずっと、守るまで言い続ける。
そしてここが最も重要なポイントですが、
リーダーはとにかく、思い切って部下に任せましょう。
プロセスに示唆しない。我慢して。ほんと。
もちろん違法性のあるものは止めるべきだし、マンモスぐらいの大きさのままプロジェクトをまるっと渡しちゃいかんよ。
ただ、マイクロマネジメントはぶっちゃけ、まじで人が育たないと思うんすよ。
(これに関してはゴリゴリに個人的意見なのでご容赦くださいませ)
そもそもモチベーションは他人から与えらるものでもないし、仕事に真剣に取り組んでいる部下は、行動変化の中でクリエイティビティやポテンシャルを発揮していくものだと思うのですよね。
ゆえに、とにかく、まずはやらせてみる。
ありとあらゆることが明文化されている環境であれば、Z世代部下は勝手に伸びます。