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嫁にまつわるハナシ

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私と嫁のやりとりの記事となります。 週に一本以上は更新される予定です。 夫婦に興味のある方が主な対象です。
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#仲良し夫婦サークル

NGワード

この記事は「仲良し夫婦サークル」の 企画参加記事です。 私は、嫁様に言ってほしくない言葉がある。 陰口だ。 それも、私の陰口ではない。 嫁様が嫌いな人へ放つ陰口である。 ・・・ 私は学生時代、もっぱら「男社会」に居たので 全然気づかなかったことがある。 「女社会」の“しきたり”みたいなものについて。 女社会というのは興味深い。 男社会には存在しない“しきたり”は沢山あるが ひときわ異彩を放つのが陰口である。 陰口…つまり、その場にいない人のことを あれやこれや

変化する夫婦

この記事は「仲良し夫婦サークル企画38」の 企画参加記事です。 「結婚して、彼はすっかり変わってしまった」 「こんな女だと知っていたら結婚しなかった」 古今東西世界各地で囁かれ続ける 結婚後の“嘆き”。 人というのは結婚すると だれしも人格が豹変する生物なのだろうか? いや、そんなわけねーだろ。 人は豹変なんかしない。 結婚したからといって オセロをひっくり返すみたいに 善人が悪人に変わったりしない。 そいつが悪人に見えるというのなら 元々悪人だったってだけの話だ

2025年の抱負【後編】

これは昨日書いた【前編】の続きの記事です。 昨日書いた記事も読んで下さると嬉しいです。 ・・・ ぼくは幼少期から、正月が来るたびに「抱負」を パンパカパーンと宣言していたのです。 他の誰でもない、自分自身に。 ですが 他の誰もが知っていない抱負というのは 宣言してから一週間もすれば輝きを失い (そんな宣言したっけ?)のレベルまで 落ちに堕ちて無かったことになるのが常。 ぼくは一時の高揚感が欲しかっただけなのかも。 自分の抱負に自分で酔いたかっただけなのかも。 おそらく

戦慄のクリスマスケーキ

私はクリスマスケーキが好きだ。大好きだ。 子どもの頃、ウチではケーキなど贅沢品。 日本男児は固ぁいせんべいを食すべしッ! とでもいわんばかりにウチではせんべいが 出てきた気がする。 いや、せんべいは大好きなのだ。 しょっぱいお菓子は最高なのだ。 でも甘ぁいお菓子もまた大好きなのだ。 そして私は結婚して分かったのだ。 嫁と一緒に食べるケーキが美味しいことに。 ・甘いお菓子 ・辛いお菓子 ・しょっぱいお菓子 どれもみんな、嫁と一緒に美味しく食べられる。 これほど幸福なこ

12月のツーケー

さて12月。 今年もあと1ヵ月か。 そういえば歳を重ねるたびに 「時間の流れが早すぎるぅ~!」 なんて悲鳴を聞く機会が増えたけど noteで毎日記事を書くようになってから 私はそういった感覚が薄れてきた気がする。 いや絶対に薄れたぞ。 書くことによって一日の厚みが増すというか 過去にも現在にも光があたって輝くというか やっぱり書くっていいことなのだな!うむ! と拳をかためる私なのです。 よし今日は嫁様の秘密を暴露だ。 なあに、バレなきゃへーきへーき。 どうせ年末だし少し

夫婦のひみつ

「このっ、泥棒猫ぉお!!」 私がその昔見ていた昼ドラ。 若い女性に顔面にコップの水を浴びせて 食事にはコロッケと称したタワシを出し ドロドロ泥沼の愛憎劇が繰り広げられる… (女って怖いんだな…ごくり) と震え上がりながらも 指の隙間から画面を見ていた私です。 でもストーリーをよくよく見てみると 男がホイホイと浮気しちゃうんだよね… えっ、そんなの絶対バレるやつじゃん! て思って見てたら案の定すぐバレる。 この荒唐無稽な展開が一周まわって 妙に面白い。めっちゃツボ

〇〇さんと結婚して良かった!

この記事は「仲良し夫婦サークル」の 33回目の企画記事です。 私が子供のころって道行く女性がみんな キラキラして見えたんだよね。 学校の先生もキラキラしてたし お店のレジの女性もキラキラしていた。 友達のお母さんもキラキラ輝いてたしさ 実の母親でさえ、キラキラしてたんだよね。 あぁ、でもウチのおばあちゃん(父の母親)は キラキラしていなかったな… たぶん、祖母くらいに歳が離れていると 「女性」と認識していなかったのかもしれない。 いやまて… 同級生の女の子も別にキラキ

はぁ~ぺったんぺったん

「私、結婚するとき夫に条件出したの」 滔々と彼女は語りだした。 私をお金で困らせない事。 私に嫌な思いをさせない事。 私の意見を最大限尊重する事。 そして、必ず私を幸せにする事。 なるほど条件付きの結婚か。 そんな結婚観もあるのだな。 彼女は結婚から数十年経った今でも 夫から変わらぬ愛を受けているという。 しかし私には響かなかった。 共感も、羨望も、嫉妬も、何も湧かない。 どこかファンタジーめいた感覚だけが 私の体を通り過ぎた。なぜだろう。 ・・・ 結婚は人生の餅

特技トーク

「ねえ嫁ちゃん」 「なんだい夫くん」 「君の特技、教えてよ」 「なんだい藪から棒に」 「ぼくはね、君のことが知りたいわけだよ」 「ふむ」 「そこでぼくは考えた」 「ほう」 「ぼくが思う“特技”と君が思う“特技”を それぞれ擦り合わせてみようって」 「…なに?どういうこと?」 「たとえば嫁ちゃん、君は自分で自分の “特技”って、なんだと思う?」 「え?わたしの特技?うーん・・・」 「どう?思い当たるもの、ある?」 「あのさあ夫くん」 「なんだい嫁ちゃ

パートナーと愛

それは唐突に起こった。 突然、嫁様が消えたのだ。 ・・・ ・・・・・・ ・・・・・・・・・ 運命のいたずらを感じたことがあるだろうか。 私はある。何度か。 今日はそんな少しオカルトめいた話である。 あれは嫁様と結婚してしばらくのこと。 毎日がバラ色のウフフアハハな日々を これでもかと堪能してたある日のこと。 その日、嫁様は仕事が遅く終わる日だった。 いつもなら連絡が来るのに、今日は来ない。 突然会議でも入ったのだろうか? しかし、予定時間より1時間を過ぎても 連絡も

夫婦で読むマンガ

私たちはマンガが大好き。 たくさんのマンガを読んできた。 「これ面白いよ!」と貸し借りをして。 が、私たちは全てのマンガを共有していない。 「マンガの好み」があるからだ。 例えば私は『ハンター×ハンター』や 『ワールドトリガー』みたいな やたらと設定が凝っている系が大好きだけど 嫁様はそういうのは苦手だ。 更に嫁様は「絵のタッチ」が重要みたいで キレイな絵のマンガをとにかく好む。 特によしながふみ先生のマンガが好きだが 荒々しい劇画調の絵は読む気が起きないらしい。 私

嫁様に伝えたい言葉

うーん、伝えたい言葉かぁ。 あるよ。確かにある。 でも「伝えたい」って思った時には すでに伝えてしまっているんだよね。 感情って『生もの』だと思っているから。 感情が動いたらできるだけ早く伝えたい。 一日置いたら性質が変わる事なんてザラ。 ここ数年はこんな感じでいつも言っている。 でもこれ昔からこうだったわけじゃなくて 意識的に「自分設定」を変更したわけなの。 嫁様といて自分の感情が良い方向に動いたら 無条件で感謝を伝えるモードを基本設定にした。 感謝の言葉って、最

二人のお盆休み

「私は旅行が好き」 ・・・いや、違うな。 「私たちは旅行が好き」 ・・・まだ、違うな。 「私は嫁様との旅行が大好き」 ・・・うん、これだ。 今では旅行大好きを公言してる私だけど 昔は旅行なんて嫌いだった。 嫌いというか、意味が分からなかった。 金と時間を使って、不慣れな土地に行って 観光客向けの高いモノを食べたり、買う? それなんて罰ゲーム? それより自宅でゲームに没頭してたほうが めちゃめちゃ有意義だし休まるだろう、と。 しかし好きな人の存在というのは恐ろしい。

価値観の合った瞬間

嫁との出会いの話。 一言で言うと「サイアク」。 なんだこの女?って感じです。 ・・・ あれは何年前かの夏。 私が鉄板焼きそばを焼く機会があって ジュウジュウと焼いていたんですよね。 それで、アシスタントとして傍にいたのが嫁。 アシスタントといっても見てるだけみたいな 居てもいなくても問題ない手伝いポジなわけ。 で、ここだけの話なんですけど 私って人の顔を覚えるのが凄く苦手なんです。 マンガで言ったら「モブ」みたいに見えるの。 特に女性の顔は覚えられない。テレビに映る