変化する夫婦
この記事は「仲良し夫婦サークル企画38」の
企画参加記事です。
「結婚して、彼はすっかり変わってしまった」
「こんな女だと知っていたら結婚しなかった」
古今東西世界各地で囁かれ続ける
結婚後の“嘆き”。
人というのは結婚すると
だれしも人格が豹変する生物なのだろうか？
いや、そんなわけねーだろ。
人は豹変なんかしない。
結婚したからといって
オセロをひっくり返すみたいに
善人が悪人に変わったりしない。
そいつが悪人に見えるというのなら
元々悪人だったってだけの話だ。
もしくは…そう。
お互いの思いやりが無くなってしまったか。
パートナーは物じゃない。
結婚したからといって貴方の
所有物になったわけではない。
家族になるっていうことは
同じ道を進む者にはなるけれど
思い通りに動くモノになるわけじゃない。
パートナーは人間。そして貴方と対等だ。
貴方が意見をするならば
同じくらい相手の意見に耳を傾けないと。
もし、対等という立場が
どうしても我慢できないのなら
そもそもの相性が適していないのかも。
貴方が選んだ最愛のパートナーに対して
礼を逸してはいないだろうか。
礼を逸した者は礼を逸される。
結婚はだらしなさの免罪符にはならない。
家庭という城を築くのなら
“はりぼて”になんかしたくないではないか。
たしかに、人は変わる。
夫婦の在り方も変化していくだろう。
でも、根っこの部分。
結婚しよう！って思った気持ちの部分。
そこが変化してしまったら夫婦として
もう何がなんだか分からなくなってしまう。
見た目や生活習慣がどれだけ変わっても
根っこだけは変わらないでいたい。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
はい、なんだか固いお話でのスタートですけど
ここからはゆるーく書いていきますね。
リラックス、リラックス。
あ、ぼくは嫁様と結婚して
かれこれ５年以上経つのですけど
大きな「変化」を感じたことがないんです。
あれれ？って思いまして。
だって、結婚したら夫婦仲が悪くなるものだと
人生の先輩方から教えられてきたものですから。
ぼく、分かっちゃったんですよねぇ。
なーんだ、先輩方、ウソついてたんだって。
「仲が悪くなるぞ！」なんて言っておいて
実は先輩夫婦ラブラブだったんだなって。
仲の悪くなった夫婦なんかいないんだって。
そういうことだったんですねぇ。よかった。
というのもウチでは
ずっと仲良しやってますもん。
たかだか結婚したくらいで変わらないって。
そりゃそうだよねって話ですよ。
そんなわけでウチの結婚後の変化はナシ！
そういうことだよね、嫁様？
嫁「そんなわけねーだろ」
おぉう、どうしたんだいマイハニー。
そんなドスの利いた声だしちゃって。
嫁「今日は私が教えてあげるよ。
夫くんの結婚後の変化について、ね」
あ、そうかい？教えてくれるのかい？
お手柔らかに頼むよ。
・・・
嫁「①夫くんと過ごす時間がすごく減った」
え？そうかな…？そんなに減った？？
嫁「note」
え？
嫁「夫くん、毎日note書いてるもんだから
その分私と一緒に過ごす時間無くなったよね」
うっ、まあ、そう…かな？
嫁「そうだって言ってるだろ」
はい。
・・・
嫁「②夫くんが料理を作るようになった」
ん？料理？
嫁「夫くん、結婚前は料理しなかったよね。
ごく稀に煮込みハンバーグとか作ったけど」
あはは…ぼくの手際が超悪かったからね…。
作るのあきらめちゃってたんだよね。
嫁「でも、最近作るようになったじゃん。
色々な料理をさ。それって変化でしょ？」
うん…うん？あれ、褒められてるのか？
嫁「そうだよ」
ありゃりゃ、ありがとう。
・・・
嫁「③夫くんと一緒にやる趣味が増えた」
ああ、確かに増えたね。
散歩とかサウナとかアマプラ鑑賞とか。
嫁「そうそう、一緒にパン教室にも通ったし」
そうだね。楽しかったねぇ。
共通の趣味、たくさん増えたね。
嫁「まぁ、夫くんの変化はこのくらいかな？」
ちょ、ちょっと待って。
なんか良い変化ばっかり言ってない？
この際だから悪い変化をもっと言ってよ。
嫁「悪い変化？うーん…そうねえ」
どきどき
・・・
嫁「④夫くんの性格がマイルドになった」
マイルドになった？ってことは
昔のぼくはもっとキツかったってこと？
嫁「なんかトゲトゲしてる部分あったよね」
そうかなぁ。そうなのかな？マジで？
嫁「そうだって言ってるだろ」
はい。
嫁「まあ、そうは言ってもね、夫くんは
全体的にあんまり変わってないと思うよ」
あ、そうなんだ。ありがとう。
嫁「いいってことよ」
お返しといってはなんだけど
ぼくから見た嫁様の変化、聞きたい？
嫁「いやいい」
あっはい。
～終了～
ウチは今年も平和っぽさそう。