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独りぼっちが集まった 子供たちの作戦が また今日も廻り出した 「また何処かで」

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    みんなで作るニートなマガジン。ニートの日記、エッセイ、活動記録、ノウハウ、メンタル問題、低コストな娯楽、節約方法、貧乏旅、思想や哲学、作品評など。

  • 『罪と罰』読みどころ

    ドストエフスキー『罪と罰』の抜粋とそれに対する説明、感想。

  • オルテガ『大衆の反逆』要約・解説・感想

    オルテガの『大衆の反逆』についてぼくなりにわかりやすく書いてます。

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noteを使っている皆さんへの提言

皆さん、日々noteの執筆、お疲れ様です。 ところで、コメント機能って使ってますか? 最近noteを書き始めて思うのは、コメントを書く人が割と少ないなーってことです。もちろん、ないわけじゃないですが。 分量にもよりますが、ひとつの記事を読めば、言いたいことの一つや二つは出てきます。そうじゃないですか? なので、せっかくSNSという簡単に交流できるサービスを使っているのだから、もっといろいろ他人の記事に口を出していくのはどうでしょうか? とはいえそういう僕もそんなに積極的に

    • 明日死ぬ夢

       をみた。時間的にはあと一日は生きられないかなーくらいの感じ。  久しぶりに死への恐怖が呼び起こされた。それもこの夢をみている間だけで、目が覚めたら「あー良かった、まだ死ななくていいんだ」となったけど。  ただ、夢をみてるときは流石に焦っていた。焦りと無気力に襲われた。なにせ明日(もしくは今日)死ぬんだから、何をしたって仕方がない。言葉にすれば陳腐なニヒリズムだが、でも間違いない感覚だ。  言うまでもなく、これは現実にも適用される。タイムリミットまでの長さが一日か数十年

      • 千葉雅也『ツイッター哲学 別の仕方で』①

        まさーや(千葉雅也)はツイートが上手い。 「非意味的な有限性」とは、どうしようもないこと、否応なしに与えられる制約ということ。しかしこの一四〇字の制約も、今は課金をすることで取っ払えるようになってしまった。「別に一四〇字じゃなくてもいいじゃん」というのは、制約から自由になることであり、同時に儀礼を失うということでもあると思う。  とくに付け加えることもないが、なぜこのようなことになるのだろうか。ツイッターは(今はXだが)文字だけのメディアであるがゆえにロゴス中心になりやす

        • 歳をとるということ

           一般的に、大人と子供の差や年齢による差は、生きた年月の長さによって生じると考えられている。それはもちろん間違いではないだろうが、ここでは「生きた長さ」よりも「死までの長さ」によって人の考え方やあり方は変わるのではないか、という説を提唱したい。  若いころに「革新(左翼)」だった人間が年をとると「保守(右翼)」化するということはよく言われている。これは相当雑な言い方ではあるが、少なくともこの逆のパターンよりは圧倒的にこっちのほうが多いだろう。  これはなぜか。「革新」はつ

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          雑記

           池袋の駅前に、ドストエフスキーの登場人物でもいないくらいの凄惨なおじいさんがいた。ほとんどホームレスのような出で立ちで、拷問を受けたあとかのような痛々しさがある(足が青黒くなっている)。その横を、カップルと思わしき高校生が通り抜けていく。そのおじいさんにも若々しい輝かしい日々があったのだろうか。あるいはもしかしたら今でも傍からは分からないだけで輝いているのだろうか。色んな人生がある。なんだ?コレ。

          ドストエフスキー『罪と罰』⑮

          書くたびに間が空きすぎて、どこまで進めたか忘れちゃう。  ルージンがラスコーリニコフの家にきて、喧嘩して帰っていった後、ラスコーリニコフは隙をみて外に出かける。 (太字は引用元の傍点) 「彼が知っていたのはただ、『このいっさいには今日中にも、いや、いますぐにも、一思いに片をつけなくてはいけない。でなければ家へは帰れない。なぜってこんな生き方はしたくないから』ということだけであった」 岩波文庫p.317  神の掟か良心か、あるいは逮捕への恐れか、ラスコーリニコフはなんとし

          ドストエフスキー『罪と罰』⑮

          雑記(少年ジャンプ)

           中学2年生くらいまで数年の間、少年ジャンプを毎週買っていた。歩いて20分くらいのところに次の週(つまり次の月曜日発売)のジャンプを土曜にはすでに置いている本屋があって、そこまで買いに行っていた。  調べたところこれは「早売り」というやつらしい。子供ながらに「これってアウトじゃないのかな」と思っていたが、どうもマナー違反ではあってもそれ以上のことではないようだ。その頃は本当にジャンプを楽しみにしていて少しでも早く読みたかったからその本屋にはずいぶん助けられた(もちろん曜日が

          雑記(少年ジャンプ)

          夏の音楽4種

          ①サマーウォーズ bgm~栄の活躍~  みんな大好きサマーウォーズ。個人的には細田守は好きじゃないけど、流石にサマーウォーズは見ごたえのあるいい映画だと思います。夏休み感が強い。 ②久石譲 summer  夏の名曲と言ったらコレ。名前の通り「夏」。風情の極み。夏が始まる初夏にも合うし、少し涼しくなってきた晩夏にも合う。 ③You (Vocal Version) · dai/M.Graveyard  「ひぐらしのなく頃に」は見たことないけどこの曲は好きです。絶対ひぐら

          夏の音楽4種

          ハイデガー『存在と時間』26節 

          岩波文庫(熊野純彦訳) 第一篇 現存在の予備的な基礎的分析  第四章 共同存在ならびに自己存在としての世界内存在「ひと」 ●現存在が世界内存在として、とりわけ他者たちとどのように存在しているのかが問題となる ・「他者たち」とは何か →単に「私以外の人々の全体」というカテゴリー的な意味ではない。「他者たち」とはむしろ、ひと自身がそこから自分をたいていは区別せず、ひともまたそのもとで存在している者たちなのである。この〈他者たちと共にまた現に存在していること〉は、世

          ハイデガー『存在と時間』26節 

          さだまさし 秋桜

           さだまさしの曲は全然趣味じゃないし、そもそもよく知らないんだけど、この「秋桜」は本当の名曲だと思う。 歌詞↓ 淡紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜りに揺れている 此頃涙脆くなった母が 庭先でひとつ咳をする 縁側でアルバムを開いては 私の幼い日の思い出を 何度も同じ話くり返す 独言みたいに小さな声で こんな小春日和の穏やかな日は あなたの優しさが 浸みて来る 明日嫁ぐ私に 苦労はしても 笑い話に時が変えるよ 心配いらないと 笑った あれこれと思い出をたどったら いつの

          さだまさし 秋桜

          『存在と時間』25節~26節

          『存在と時間』第一部第一篇 現存在の予備的な基礎的分析 第4章 25節~26節 現存在は世界内存在(In-der-Welt-sein)という在り方をしており、その「世界」についての分析が前節ではされていた。では、現存在は「世界」とどのような仕方で関わっているのだろうか? →このことを「日常性において現存在であるのは誰か」という問いを導きの糸として解明していく 25節 ・「現存在はだれであるのか」という問いには、とりあえず、「主体」「自己」であると答えられるように思われ

          『存在と時間』25節~26節

          クンデラ『無意味の祝祭』感想

           ポーランドのすぐ隣に、カリーニングラードというロシアの飛び地がある。この名前は1946年に、ソ連の政治家のミハイル・カリーニンにちなんで名づけられた。それ以前はドイツ領であり、ケーニヒスベルクと呼ばれていた。カントのいた町として知っている人も多いだろう。  クンデラ『無意味の祝祭』のなかでは、おそらく創作だが(もしかして実話なのかな?)、なぜこの土地がカリーニングラードと名付けられたのかという話がされている。  カリーニンは当時、スターリンの部下だった。カリーニンは持病

          クンデラ『無意味の祝祭』感想

          久しぶりにエヴァ関連の記事を読んで、やっぱりエヴァは神の作品だと再確認

          久しぶりにエヴァ関連の記事を読んで、やっぱりエヴァは神の作品だと再確認

          ドストエフスキー『罪と罰』⑭

           ラスコーリニコフの妹の婚約者であるルージンが、部屋にやってくる。彼は地の文で「気取り屋の紳士」と呼ばれているように、わりと嫌味な奴として描かれている。ぼくは初めて読んだときはルージンのことが本当に嫌いだった。ちなみにルージンは45歳。  これはラズミーヒンのセリフだが、この男はこういうところが良い。彼のことだから、ただフレンドリーに接しただけかもしれないが、「こっちの身なりがみすぼらしいからといって、舐めてもらっては困るよ」という意思表示にもみえる。ルージンもその気配を感

          ドストエフスキー『罪と罰』⑭

          雑記(虚構について)

           Adoがライブのとき顔の見えない檻みたいなとこで歌ってるのをみて、天皇みたいだなと思った。これだけ人気な歌手なのにほとんどの人がその顔を知らないのってすごいことだと思う。そういう時代なんだ。  卯月コウというVチューバ―を見ていると前書いたけど、このVチューバ―というのもそうだ。本人の姿はもはや必要なく、作られた動く絵があればそれでいいのだ。  しかしこの「リアルな姿が見えない」ということは、より一層偶像性を高めることに貢献していると思う。Adoは顔を出していないからこ

          雑記(虚構について)

          太陽爆散

          なんか太陽が爆発する気がした。太陽が爆発したら当然、地球は大変なことになる。というか消滅する。吹き飛ばされる。そこに住んでいるぼくたちもおしまいだ。なので早急に手を打たなくてはいけない。 ということで、地球を守ることになった。具体的には、地球を膜のような何かで覆うことによって太陽の爆発から保護するという寸法だ。そんなんで上手くいくのかよと思ったが、それと同時に、不思議と何とかなるだろうとも感じていた。 いよいよ爆発のときが来た。ぼくは自分のアパートの廊下で、何人かの仲間と

          太陽爆散