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『罪と罰』読みどころ

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ドストエフスキー『罪と罰』の抜粋とそれに対する説明、感想。
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記事一覧

ドストエフスキー『罪と罰』⑮

書くたびに間が空きすぎて、どこまで進めたか忘れちゃう。  ルージンがラスコーリニコフの家…

M
2か月前

ドストエフスキー『罪と罰』⑭

 ラスコーリニコフの妹の婚約者であるルージンが、部屋にやってくる。彼は地の文で「気取り屋…

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5か月前
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ドストエフスキー『罪と罰』⑫

これまでの↓  ラスコーリニコフは老婆を殺害して部屋に戻ってきます。そして死んだように何…

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8か月前
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ドストエフスキー『罪と罰』はなぜ面白いのか⑨ 

前回はこちら↓ シリーズ全体はこれ↓  「なぜ面白いのか」なんて大胆なタイトルをつけてみ…

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9か月前
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ドストエフスキー『罪と罰』⑩(一線を踏み越える)

 前回はこれ↓  シリーズ全体はこれ↓  ラスコーリニコフは青年将校たちの話を聞いていた…

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9か月前
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ドストエフスキー『罪と罰』⑪ 感想

前回はこれ↓ シリーズはこれ↓  ラスコーリニコフはいよいよ老婆の家に来た。ドアの前で呼…

M
9か月前
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ドストエフスキー『罪と罰』⑧ (友情・自由意志)

 最後にこのシリーズを更新してから、一体どれだけの時間が経ったのだろう。まだ岩波文庫で上巻の半分もいかないうちに力尽きてしまったかのように思われたこの『罪と罰』シリーズ。いや、まだだ、まだ終わらんよ!  というわけで、またポツポツと書いていこうと思います。ただ、あらすじの説明はめんどすぎるということが明らかになったので、いきなり引用して好き勝手書き散らす、という感じで行こうと思います。ご容赦ください。  そういや亀山郁夫の『「罪と罰」ノート』という本を買いました。現状積読

ドストエフスキー『罪と罰』⑦ 「パーセント」なら、心配なし!

前回の記事は↓  老婆殺害計画を思いつき、そんな自分にぎょっとしたラスコーリニコフはベン…

M
1年前
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『罪と罰』⑥ 老婆殺人計画浮上

 さて、前回の続きです。ラスコーリニコフは、ドゥーニャが自分を犠牲にしてルージン氏と結婚…

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1年前
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『罪と罰』⑤ 犠牲の大きさ

 またタイトルを少し変えました。なかなかしっくりくる題名のスタイルが見つかりません😅  …

M
1年前
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『罪と罰』読みどころ④ 妹の結婚

さて、今回はいよいよラスコーリニコフの言葉を中心に見ていこうと思います。ところで、さっき…

M
1年前
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『罪と罰』読みどころ③ ソーニャの住処

 今回からタイトルを変えた。今までは「感想と抜粋」としていたのだが、これだとなんとも味気…

M
1年前
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『罪と罰』抜粋と感想②

極貧のなか、売春婦として働いている娘の稼ぎを自分の酒代に溶かす父親。これはもうクズです。…

M
1年前
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ドストエフスキー『罪と罰』抜粋と感想①

 今日は特に書くことが思いつかないんで、読んだ本の抜粋でもしようかと思います。    『罪と罰』、読んだことありますか?ドストエフスキーという偉大な小説家の書いた偉大な作品です。ぼくの読書体験のなかでベスト3に入る作品です。ドストエフスキーの作品は、登場人物がとても生き生きしていて、本物の人間のようです。よく言われることですが、登場人物がそれ自体で独立してしゃべっているみたいな、そういう臨場感と迫力があります。いや、ぼくのドストエフスキーへの評価なんてどうでもいいですね。だい