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旅の途中

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時々、思い出した旅の記憶をエッセイとして残します。
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#日記

「俺は死ぬのが怖く無い」敬虔なイスラム教徒との話し合いの中で

「俺は死ぬのが怖くない。なぜなら俺は正しいから。俺は死ぬのが怖くない。なぜならアッラーは…

小松航大
5年前
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エチオピアで首絞め強盗に遭った話

『絶望』-希望を全く失うこと。望みが絶えること。 エチオピアの首都、アディスアベバに着い…

小松航大
5年前
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エチオピアで首絞め強盗に遭った話 その2

意識が朦朧としている中で、両ポケットから携帯、財布が強引に奪い取られていくのが分かる。ズ…

小松航大
5年前
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日本の常識が全く通用しないエチオピア

エチオピアで首絞め強盗に遭ってパスポートを無くし、 ①日本に緊急帰国する、②日本でパスポ…

小松航大
5年前
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日本の常識が全く通用しないエチオピア その2

前作の記事は下のリンクより↓ 【人混みを掻き分け、紙を持った人達が階段の方へ向かっていく…

小松航大
5年前
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日本の常識が通用しないエチオピア その3

【終わった。ここで今日中に書類にスタンプを貰わないと、ケニアへのフライトの日までに出国VI…

小松航大
5年前
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日本の常識が通用しないエチオピア 最終章

その1はこちらから↓ 【はしゃいで喜ぶ僕達に、待合室で待っていた人達が訳も分からず拍手をしてくれた。良かった、ようやくこれでイミグレーションに行って出国VISAの為の書類を提出できる。ケニアに行ける。フライトチケットを無駄にしなくて済む。 しかし太陽は永遠には昇らない。夜は必ずまた訪れる。その時僕達はまだ、その事を知らなかった。】 ーー前章よりーー サイン付きの書類を手に入れた僕達は、意気揚々と車に乗り込み、イミグレーションへと向かった。エチオピアで唯一売られていると

犯罪者と同じ車に4時間半。

人混みの中を抜けていく。 大丈夫、場所は頭の中に入ってる。 ここはアフリカ三大凶悪都市と…

小松航大
5年前
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マサイ族の家畜マーケット

男が振り上げた鞭の先は燦々と輝く太陽に隠れて姿が見えない。バチンッッ!!次の瞬間荒野に乾…

小松航大
5年前
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マサイ族の家にホームステイ

マサイ族の青年と仲良くなった詳細↓ 「家ってほんまにこの先にあるん?」 これから僕を家に…

小松航大
5年前
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アフリカ縦断鉄道旅1日目

あれ、お前昨日ザンジバルにおったよな? その若い男は食堂車両の一席に座る僕の顔を指差しな…

小松航大
5年前
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アフリカ縦断鉄道旅2日目

目の前で派手なジャンパーを羽織った40代ぐらいの男性が唾を飛ばしながらスワヒリ語で何かを叫…

小松航大
5年前
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アフリカ縦断鉄道旅最終日

窓の外は空が三層に分かれて赤くなっている。時計の針は19時を指している。ルームメイトの2人…

小松航大
5年前
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監獄の様なアフリカの列車の中で

アフリカで長距離鉄道に乗るのは2回目だ。 時刻は夜の7時。辺りはもう真っ暗で隣の人の顔も見えない中ようやく到着した列車に荷物を抱えて乗り込む。 携帯のライトを片手に進むと『C』の表示がある部屋に辿り着いた。2段ベッドと折りたたみ式の机があるだけの簡素な2畳ほどの蒸し暑い小部屋。手に持ったチケットと見比べる。どうやらここらしい。 部屋でしばらく1人本を読んでいると、出発間際になって地元の青年が駆け込んできた。彼も同じく始発から終点、つまりヴィクトリアフォールズからジンバブ