空が青かったので積読本をひらいてみた
ゴールデンウィークも中盤、皆さん楽しんでいますか? こんにちは! つくだ@書籍編集×ライターです。今回はクロサキナオさんの企画に参加して、「5月とは」というお題で記事を書いています。
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🍀この記事はクロサキナオさんの企画参加記事です🍀
#クロサキナオの2024MayMuses
https://note.com/kurosakina0/n/ndf3a3c7b1328
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5月というと、五月晴れ。空の青さをながめていると、こころまで晴れ渡る気がしますよね。アウトドアな方なら外に出てということになるのでしょうが、残念ながら私は生粋のインドア派。
本でも読もうかと、部屋をみれば魔窟のように積読の山ができていて、Kindleをみると500冊近く未読本の表示が。もうとんでもないことになっていました。
そこで、ゴールデンウィークのミッションとして、読もう読もうと思いつつ読めずにいた「キング・オブ・積読本」を3冊、文芸・科学・アートの3テーマごとに選書してみました。ご参考になれば幸いです。
文芸
「マジックリアリズム文学の傑作だ」と聞きずいぶん前に古本で単行本版を買いました。しかし、読もうと思っているうちに積読の山に紛れ込んでしまっていました。6月26日に本作品が文庫化されると聞き、できれば文庫が出るまでに読んでしまおうとリストに入れました。宿業を運命づけられた一族の、目も眩む百年の物語です。
本作で4代にわたる家族の歴史を描いたのがトーマス・マンです。本作は「魔の山」と並ぶ傑作といわれています。「ベニスに死す」が面白かったので読みはじめたのですが、1000ページ強の長さにあえなく挫折。そのまま積ん読本に。今度こそ読破の意味を込めて入れました。
この記事でも書きましたが、私が文筆の道へと進んだきっかけとなった本です。このときは原卓也さん訳で読んだんですが、今回は光文社古典新訳文庫の亀山さんの新訳で読もうと考えました。実に30年ぶりの再読です。
科学
ノーベル賞受賞の研究者エリック・カンデルの神経科学の教科書です。読書猿さんの「独学大全」で、本書の存在を知り、向こう見ずにも読破に挑戦してみました。結果は総ページ数1700ページで専門用語の多さに「いまの自分では歯が立たない」と惨敗。そして積ん読状態となり2年。基礎知識を身につけてもう一度挑戦しようと思って今回選書しました。自分の鬱を脳科学の立場から考えてみたいので選んだ一冊です。
カンデルの教科書を読むに当たって、脳科学どころか生物学の知識も十全とは言えないので、基本の書籍として選んだのが本書です。ライターの杉山直隆さんのポストで本書の存在を知りました。その名が示すように東京大学で理系総合をこれから学ぶ人向けに出している教科書です。
生成AIが単なるブームではなく、ひとつの時代の始まりであることは共通認識になりつつあるのではないでしょうか。いま起こっている「検索から生成AIによるパラダイムシフト」について歴史の根本から知りたくて、この本を選びました。合わせてケビン・ケリーの『テクニウム』も長らく積ん読にしているので、読んでみたいなと思っています。
アート
総ページ数688Pで、ピラミッドから現代絵画までカラーモノクロ合わせて430点に及ぶ作品が収められた美術史の本です。著者はエルンスト・H・ゴンブロビッチ。有名な評論家です。たしか山口周さんが紹介をされていて、それでずっと探していたように記憶しています。ボリュームたっぷりな本なので、少し読んでは積ん読してという読み方をしていました。
メールマガジン『ビジネスブックマラソン』編集長の土井英司さんが薦められていたので気になって手に入れた本です。1920年代に刊行され、ロングセラーになっている芸術の講義録です。いま日本で作品が巡覧されているキース・ヘリングも本書の愛読者だったようです。積読歴は浅いですが、評論家が語るアートと、アーティストが語るアートについて比べて読んでみたくて、今回選びました。
思想家・作家の千葉雅也さんによる芸術論。「アートといえばセンス」かなと思ったので、買ってました。本書は千葉さんによる哲学三部作の最終作だそうです。積読になっている「勉強の哲学」と「現代思想入門」と合わせて読むつもりです。
以上9冊を選んでみました。
選んでいたら、難しめの本やページ数が多い本が主体になったので、
やっぱり時間がかかりそうな本は、
積読になっちゃうよね~と実感しました。
今回はゴールデンウィークの休み限定で、積読解消日記をつけてみようかなと思っています。終わったら結果をお知らせしますね。
では、また次の記事でお会いしましょう!
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「つくだって、こんな人」というのをまとめています。
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