⑥論理パターンをマスターする
*今回の記事は1200字程度です。
こんにちは、にゃごんです。
今回は、照屋華子さんと岡田恵子さんが書かれた「ロジカル・シンキング 論理的な思考と構成スキル」の6章の解説について書きたいとおもいます。
1~5章までも解説しているので、是非読んでください!
それでは、いきましょう!
2つの基本的な論理パターン
これまで、論理の基本構造について解説してきました。
この基本構造ですべてのパターンに対応することは可能です。
しかし、実際に論理構造を組み立てる際には、
2つのパターンが存在しており、それを使い分けたり、組み合わせたりする必要があります。
2つのパターンに
「並列型」と「解説型」
があります。
並列型の構造
並列型とは、
「結論を頂点に、それを支える複数の根拠を示すもの」であり、基本構造そのものといえます。
そのため、基本構造の解説を読んでいただければ、理解できるものになっています。
適用ケースとしては、
課題やテーマに対して、十分な理解度や興味を期待できない相手に、自分の論旨の全体像を簡潔に示したいとき
決定事項の連絡や確認など、結論に対して相手とは議論の余地がない内容を、全体像を簡潔に示して伝えたいとき
自分の思考や検討の広がりに、重複や漏れ、ずれがないことを強調して、相手を説得したい場合
が挙げられます。
解説型の構造
もう一つの論理の基本パターンは解説型です。
解説型では、結論に対する根拠として、
事実:課題に対する結論を導き出すために、相手と共有しておくべきもの
判断基準:事実から結論を導き出すための伝え手としての判断基準
判断内容:事実を判断基準で評価した結果
という3つの要素をそろえるという手法です。
これらは根拠としてMECEな切り口であり、
「事実」が客観的な根拠、「判断基準」「判断内容」が主観的な根拠となっています。
解説型には、
「根拠」を解説するものと
「方法」を解説するものがあります。
「根拠」を解説するものは、論理の基本構造と内容がほぼ一緒なので割愛します。
「方法」を解説する際の例としては、
ある事業について「具体的にどのように進めていけば良いのか」という課題があるとすると、
「事実」として考えられる方法を挙げる
「判断基準」として、どのような選択基準をもって方法を評価すれば良いのか示す
「判断内容」として、「事実」で挙げた方法を「判断基準」をもって評価する
という流れになります。
使用上の留意点としては、
「事実」が正しいこと
判断基準が明示され、かつ妥当な内容であること
事実、判断基準、判断内容の流れが一貫した内容になっていること
を挙げることが出来ます。
また、適用ケースとしては、
客観的な事実で共通認識を作り、自分の思考の流れを示して、相手に自分の結論の妥当性を強調したいとき
自分の考えに対して、相手から意見や助言をもらいたいとき
複数の代替案の中から、選び取った代替案の妥当性を証明したいとき
が挙げられます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
良いなと思ったり、何か考えたことがあれば、
スキやコメント、フォローでフィードバックしていただけると
とても励みになります!
それでは、ありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?