#21【自己紹介】7 エルモの「みんな元気?」が心の扉を開く
エルモの「みんな元気?」
セサミストリートのエルモが「みんな元気?」とあいさつしたところ、「元気じゃない」という告白があいついだというニュースを見ました。
くらたの幼少期にもセサミストリートはあったものの、アメリカのキャラクターって色とか目鼻立ちがくっきりはっきりしすぎていてちょっと怖かったので見ていませんでした。そのため、エルモがどういうキャラクターとして受容されているのかはあまりピンときていません。
↓セサミストリートの公式サイト キャラクター紹介。https://www.sesamestreetjapan.org/characters.html
ポジティブで挑戦することが好き。失敗してもへこたれないし、口ぐせは「エルモ、君のことが大好き!」……OH、エルモめっちゃいい奴だな!
日本で言うと、ドラえもんというよりはのび太でしょうか。彼はへこたれるけど基本的に相手に対して(動物でも宇宙人でも恐竜でも台風でも)友好的です。ドラえもんには説教されそうな感もあるし、チンプイには笑われそうだし、パーマンはちょっとわからないけど喪黒福造にはドーン!とやられそうです。
ジブリキャラクターだと……メイちゃんはまだ幼いし、一生懸命家族を支えるサツキに弱音なんてはけないし、パズーやシータのまっすぐな視線にさらされたら「そもそも努力が足りませんでした!」って土下座したくなりそう。
心の扉が開くとき
くらたも、数少ないながら、心の扉が開く瞬間を何度か見てきました。
友達、職場の先輩、後輩が、ランチの帰り道、残業中のオフィス、イベント会場のベンチで、なんとはない会話の先で、そっとしまっていたものを打ち明けてくれる瞬間。ふと、予期しないときに、扉は向こうから開くものです。相手が人生で背負っているものを、遠慮がちに、少しだけ、教えてくれる。それはとてもか弱くて、繊細で、だからこそ勇気が必要な、尊い瞬間に思えました。
劇団四季ミュージカル『ウィキッド』で、パーティの夜、緑の魔女エルファバが美しい魔女グリンダに打ち明け話をするシーン(グリンダが「秘密を教え合いっこしましょう」と強引に聞き出すのですが)が、くらたはとても好きです。『ウィキッド』前半では、天才的で孤独で深く考え込みがちなエルファバと、名実ともにポピュリストで明るくちょっとおバカなグリンダのはっきりとした対比を描くのですが、ここでエルファバが自ら開いた心の扉に対してのグリンダのセリフはとても示唆に富んだ言葉です。
エルファバがグリンダに打ち明けるのは、「妹の足に障害があるのは自分のせいだ」ということ。姉の自分が緑色に生まれたから、二度と緑色の子どもを産ませないように父親が母親にオシロイバナを食べさせた。そのため妹は早く生まれすぎて足が育たず、母親も出産時に絶命したというのです。
それを聞いたグリンダは真顔で、でもあっけらかんと、「それはオシロイバナのせいであって、あなたのせいじゃないでしょう?今の話はあなたには秘密かもしれないけれど、真実ではないわね」と言います。
誰かの心の扉が開くところに居合わせたとき、うまいことは言えなくていいから、せめて誠実でありたいと思わせてくれるシーンです。
くらたは「適応障害」で休職中
かくいうくらたも現在休職中です。
noteでは初めて書きますが、診断書は「適応障害」となっています。
「かぐや姫系上司」が異動してきて過度のストレスにさらされ、帰れなかったり眠れなかったりまあいろいろとあり、その約3か月後に突然難聴になりメニエール病と診断され(原因はたぶんストレス)、直後に階段から落ちて捻挫して意欲がポッキリと折れてしまい、旧知の精神科医(くらたが知る限り最も頭のいい人物のひとり)に駆け込んだところ、「適応障害」で診断書を書いてくれました。ありがたや。
現在は、耳の聞こえは波がありつつも一番ひどいときよりはよくなってきており、捻挫もいまだに正座ができないものの歩くのには支障がなくなっていますが、組織の規定上、休職中の人間は異動ができないために、医師からは復帰のお許しが出ていません。上司のところに復帰したら同じことになるのが目に見えているので。
大きな声では言えないが上司以外もまあ大概な環境ですけれど、でもこれまで何年も仕事はきつくても病気にはならないでこれたのに今更「適応障害」って、明らかに適応できてないのは上司なんですよね。それなのに私が異動しなきゃいけないのってなんか、なんなんだろうとは思います。マンガ『ミステリという勿れ』でも、いじめの話で同様のことが描かれていましたね。あれは原作とドラマは別物だと思うけれど、どちらも大好きです。
かぐや姫系上司についてや、休職に入ってから、IQ検査とともに受けたMBTI(くらたはENFPまたはESFP)テストについても、また今後書きたいと思っています。