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読書感想。『いつもの木曜日』

こんばんは🌙

今日は、午後から家族と隣の県までお出掛けしました。雨が降ったり止んだりしていましたし、雷が鳴ることもありましたが、楽しく過ごすことができました!

さてさて、本題です。
以下の目次より、好きなところから読んでください📖


 今日紹介する本


 たまたま立ち寄った蔦屋で、ずっと欲しかったこちらの本を入手できました!

こちらは、青山美智子さんの『木曜日にはココアを』のスピンオフ作品です。

年齢も職業も置かれている立場も全く違う12人の主人公が、それぞれのお話で様々な気づきを得ていくお話で、短編集でございます。

本編の『木曜日にはココアを』も心が温かくなる反面、どこかギクリとさせられる素敵な短編集ですので、まだ読んだことがないかたは、是非とも読んでみてください☕

 こうして青山美智子さんにハマった

本編のほうを読んだのは、かれこれ5年前です。
その当時、 足繁く通っていた書店に入り、オススメコーナーに並んでいるのを見つけたことがきっかけでした。
 可愛い表紙となんだかふふっとなるタイトルとに惹かれて思わず購入し、家に帰って読み始めると、どのお話も素敵で。気づけばあっという間に読了しておりました。
 1つの話を読み終わるたびに、じんわりと心が温かくなり、主人公の気持ちや悩みに共感しては涙が溢れてきたことを今でも鮮明に覚えています🥲
 
それから数年間、引越しや病気の悪化や転職などに追われて本を読む暇がなく、ずっと本棚に仕舞ったまま放置しておりました。
 ですが、つい1年ほど前に『月曜日の抹茶カフェ』を書店で見つけて購入し、そちらを読んだことで、再び『木曜日にはココアを』を手に取ることになりました。
 読むのは二度目でしたが、『月曜日の抹茶カフェ』を読んだおかげで、一度目よりも楽しんで読むことができました 🍵 
 
 この体験から私は、青山美智子さんの作品を全て読んでみたいと思うようになり、書店やネットで探しては一気に読み終えて、既に持っている他の作品を再び読むというループに嵌っていくのでした。

 『いつもの木曜日』

「なあ、うちのお父さん、免許センターで働いてて教えてもらったんだけど、青信号の意味って知ってるか?」
 もうひとりが答える。
「『進め』だろ?」

「ブー!違いまぁす」

違うのか。「進め」じゃないとしたら、何だ?
私もこっそり考えながら、正解を待つ。
「答えは『進むことができる』でーす!」

 青山美智子 ,いつもの木曜日,宝島社,2022年,p33-p34

 こちらは、現時点で最も印象に残ったお話である、4杯目の物語から引用いたしました。
(現時点で残りは半分。)

  青信号は、『進め』ではなくて『進むことができる』。ついつい私が忘れてしまう考え方です。

 以前の記事でも書きましたが、私は完璧主義です。それなので、すぐに『○○しなければならない』『これがこうなったら○○するのは当然』という考え方になってしまいます。
 始めは自分に対してのみ、この考え方で接しているのですが、どんどん追い込まれていくうちに時間や心に余裕が無くなり、最終的には周囲の人にもこの考え方を押し付けてしまいます。

さすがに 声を荒らげるようなことはしませんが、なんとなく空気感で怒っていることを悟られて、周りの人に気を遣わせてしまうことが多く、自分自身も要らない自己嫌悪に陥ってしまうので、どうにかしたいなと思っております。

そんななかでこの言葉を見たので、私はハッとしましたし、どこか救われたような気持ちになりました。
 
青信号だからといって、絶対に進まないといけない訳では無い。進みたかったら進むことができる。それは、今の私の状況も同じなのではないか。

本調子じゃなくても働かなくてはいけないとか、免許を持っていて、運転しないと不便な場所に住んでいるのだから、自分の適正なぞお構い無しに運転しなければならないとか。

周囲からの意見や自分自身の固定概念に囚われて、そんなふうに考えていましたがそんなことは無いんだと、やりたいと思ったらやればいいんだということに、改めて気づきました。

きっと、自分のことを追い込まなくなれば他人にも優しくなれるはずなので。

何度でもこの本を読み返して、自分自身二優しくなれるようにしていきたいと強く思いました🩵

最後に。

本日もここまで読んでくださいまして、ありがとうございます!

スキやフォローなど、本当に励みになっております。心より感謝申し上げます🙏

 時々、感情に呑まれて自己嫌悪に陥ることもありますが、明日を生きる楽しみをみつけながら今を生きていこうと思います✨

それから、皆さまのおすすめの本がありましたら、是非ともご紹介願います♪
(語り合いましょう!!!)

それでは、また次回。

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