ストップ「決断疲れ」〜人は1日に3万5,000回選択するから〜
おはようございます!
早速ですが、このnoteにたどり着いていただいたことも、皆さんにとっては貴重な「1回」の選択です。
1日の選択は3万5,000回
ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、人は1日に最大3万5,000回の選択をしているといわれています。
「いやいやさすがに3万5,000回は言いすぎでしょ!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この選択には、言語や食事、交通といった事がらだけでなく、歩く、座るといった身体の動きや、会社や自宅での決断などをすべて含めた数になります。
このnoteに辿り着いていただく前に「スマホを手に取る」「スマホの電源を入れる」「noteアプリを開く」「僕のnoteのタイトルを読む」「タップする」といったように、これだけでも5回選択をしています。
なんだか屁理屈のようですが「選択」を最小単位で考えていくと、1日3万5,000回という数字も何となくイメージできてくるのではないでしょうか。
1週間で245,000回
1ヶ月で1,050,000回
1年で12,775,000回...
このnoteの主旨は「1日3万5,000回の選択を目指していこう!頑張ろう!」ではなく「いかに1日の選択回数を減らすことができるか」です。
個人差はあるそうですが、人間の脳は1日に選択できる数が決まっているのだそうです。それ以上の選択をしてしまうと脳が「決断疲れ」を起こして「決断の先送り」が増えてくるのだそうです。
「あ〜もう決めらんない!明日決めよう!」というのは、決断疲れからきているケースが多いといいます。先送りにした問題を、さらに先送りにして、積み重なって...。あー、考えたくないですね!
スティーブ・ジョブズ
突然ですがAppleの創業者、スティーブ・ジョブズさんの服装を思い浮かべてみてください。
だいたいこの格好をしていますよね。だいたいというより、ジョブズはこの服を何着も持っており、毎日「制服化」しています。
認知的負担を削減し、より重要な決定に集中するためです。服を固定化することで、朝の服選びに費やす時間とエネルギーを節約し、仕事や創造的なプロジェクトにより多くのリソースを注ぐことができたそうです。
通勤の服装悩みますよね!僕はスーツなのですが、どのワイシャツとネクタイを合わせるかと朝悩むのは嫌なので、前日に準備しておきます。
無駄な選択を減らす
「選択」のキャパが決まっているのであれば、やはり重要な選択にエネルギーを使っていきたいですよね。ジョブズはいい例で、服装の選択を無くし、その分仕事での決断にキャパを使うようにしていました。
僕が心掛けているのは「ルーティン」です。朝アラームが鳴ったら止めて、布団の中で一度伸びをして起き上がり、ケトルの電気を入れ、トイレに行き、歯を磨いて、髭を剃り、顔を洗い、白湯を飲みなが新聞を読む。
外では環境に行動を左右されやすいですが、家であれば外的影響を受けづらいので、自分の行動を固定化しやすいです。このルーティンは数年続けているのですが、体の調子もいいですし、最大限選択の回数を減らしているのでクリアな状態で出勤することができます。
仕事では「スケジュール管理」を意識しています。その日やることを手帳に書き出し、優先順位を付けておきます。もちろんイレギュラーのことは起きるのですが、優先順位を付けておくことで「今日中にやらなければいけないこと」「明日以降になっても問題がないこと」の判断をする必要がなくなります。
また「物の置き場所を決めておく」であったり「そもそも持つ物を最小限にする」といったことも選択回数を減らすことに効果的だそうです。ミニマリストと呼ばれる方々は、身の回りの物で選択する回数が極めて少ないはずです。
重要な決断は朝に
選択のキャパは基本的に睡眠でリセットされます。つまり、朝と夜を比較すると格段に朝の方が選択に使えるエネルギーは大きくなります。
翌朝に大事な試験が、大事なプレゼンがあるといった場合、会場までの交通手段確認や服装、資料の確認など、選択できることは全て前日にやっておくことが効果的です!
選択を引きずらない
選択の回数を減らせたにせよ、まず間違いなく人は1日に何万回と選択をします。何万回の局面で全てベストな選択をすることは不可能です。
「コート羽織ってくればよかった」
「ランチは唐揚げにすればよかった」
「飲み会行かなければよかった」
仕方ないです。その局面でベターな選択をしたと思い、思い切り自己肯定しましょう。モヤモヤを引きずっていると、次の選択に影響します。
それでも重要な選択は、最大限ベターな選択ができるように、日頃から自分の選択のキャパと向き合うことは大事かもしれませんね!
(それでは、この画面を閉じてください!)