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ドン兼家の謀略が始動?

あり得ない展開があり過ぎるわ!

直秀(毎熊克哉)が「打毬だきゅう」に急遽参加した時も心中で「は?」となりましたが、まひろの母の仇・右大臣家の藤原道兼(玉置玲央)がまひろの自宅へやって来た時も、「は?」となりました。

あり得ん。あり得ん。あり得ん。
(あえて3回言わせてもらう💦)

挙句の果てに、

暗い家だなぁ~!

オイオイ、どの口が言う?
アンタのせいやから!

せっかく来たのにとか、
愛想がないとか、
そう言いながらも、道兼は気持ちが悪いぐらい上機嫌でした。


ドン・兼家、勝負の謀略か

道兼(玉置玲央)がまひろの父・為時(岸谷五郎)に近づき、腕の痛々しい痕をわざと見せた時点で、企みが見えて私の中に緊張が走りました。

率直に言って、私は1ミリも道兼に同情はしていませんし、ここにドン・兼家(段田安則)の謀略が始動したと見ました。

花山天皇(本郷奏多)に近づく手段として、まずは為時を取り込もうという算段なのが、後になってハッキリしましたね。

自作自演か

あの痕は病臥している兼家(段田安則)によるものであるわけがなく、自作自演のものでしょう。

道兼(玉置玲央)が近づくと兼家が薄目を開けていたのを私は見逃しません。
そのやりとりの詳細は明かされていませんが、どう考えても不自然で、ここで、兼家が一世一代の勝負に出る秘策を授けたと思われます。

それは花山天皇を退位させるために出家へと促す強引な一手であり、急ぎ天皇を退位させるシナリオのひとつなのは明確です。

案の定、花山は道兼に興味を抱き、食いついてきましたね。

転んでもタダでは起きない兼家

今のところ上記の展開は、私の勝手な妄想ですが、それ以外は考えられず、それを思うと兼家の手際の良さには感心するしかありません。

実際にどこまで仮病なのか、そうでないのかはわかりませんが、少なくとも途中からは意識はあったのでしょう。

倒れてから考えた策なのか。
それとも、ずっと以前から筋書きは思い付いていて、今が好機だと思ったのか。
また何のためらいもなく次男を操るようです。

自分が倒れた事も逆に利用して、すぐに計画を実行するあたりは素晴らしい明晰さではありませんか。
もし最初からそのつもりで仮病だったのなら、道兼以外の子供たちも騙され、その演技力は大したものでした。

ドン・兼家、恐るべし。


琵琶の音色の良さがわからない

まひろが道兼(玉置玲央)に披露した琵琶。

この時、まひろが途中で真実を話すのではないかと、内心はドキドキしていましたが、そうはならず期待外れ●●●●に終わりました。
涙が今にも零れ落ちそうでしたが、なんとかこらえ切った姿は健気でした。

琵琶の音色はもっと澄んでる

道兼は音色を褒めていましたが、実は私はこの時の琵琶の音色のどこが良かったのかわかりませんでした。

「べべべん。」というただの弦の音の音にしか聞こえず、あれが本当に褒めるべき演奏だったとは思えません。

素人が聞いてても下手だった💦

あのような音を平安貴族たちが愛でていたはずはありませんし、少なくとも本来の音色とは程遠いものでしょう。

琵琶と言えば有名な「琵琶法師」。

町なかで琵琶を演奏しながら物語を語る僧侶もしくは僧侶の姿をした芸能者のことその多くは盲目であったと伝えられます。

刀剣ワールド

またこの後の時代の軍記物「平家物語」などは彼らによって語り継がれたとされています。
その語りに合わせて節を取る琵琶の音は、もっと巷に響く美しい音だったに違いありません。

そうそうこれこれ!
この音ならわかる!


直秀と山の向こうへ

直秀(毎熊克哉)とまひろのキュンとくる会話がありましたね。
山の向こうの世界(越前)を指し、

「一緒に行くか?」と直秀が言えば、

「行っちゃお…かな…」まひろが言う。

「行かねえよな」間を開けて直秀が言う

ちゃうちゃう。行きたいねん💦

盗品を貧しい者に分け与えているとはいえ、盗賊は盗賊。
身分が低いとはいえ貴族の姫様をさらえるわけもなく、哀愁漂う悲しげな直秀の表情は、とても印象に残るシーンでした。

このシーンは、後に、越前守となった父の為時(岸谷)に同行して、まひろも約1年間、越前で生活する前振りなのでしょう。

越前市で遺構が発見

当時の越前国府があった現在の越前市「本興寺」付近に平安期の溝、柱穴、土杭などの遺構が見つかり、2023年から5年計画で発掘調査を始まりました。

この遺構から須恵器、土師器なども発見され、越前国府に関する遺構の可能性が高く、全容解明に向けて初めての大きな一歩となっています。

伝説の梅の木

現場となる「本興寺」の境内には、紫式部ゆかりの「紅梅」が今もあるそうです。
元々、この国府を去るときに式部が植えたのは「白梅」だったそうですが、それは今に残っていないのか、別の場所に植えられたのか不明で、今の「紅梅」は娘の「賢子けんし」が母の死後に植えたものだと伝わります。

それが真実なら母を偲んで植えられた「紅梅」が千年の時を超えて、その思いを今に伝えている事になります。
梅の木の寿命はせいぜい100年だと言われていますので、代々人の手により受け継がれてきたのでしょう。

泣かせるための伏線か

そして、直秀は仲間を助けようとして逃げ遅れ、捉えられしまいます。
盗賊が直秀だと知った時の道長(柄本佑)はすごい顔していましたね💦
道長があんなにも表情豊かだったとは知りませんでした。

このあと直秀の身に哀しい事が起こるだろうと嫌な予感しかなく、この時の直秀との会話はまひろが越前へと赴く時に、十分涙を誘う感動のための伏線になるはずです。

毎熊さん、上手いからなぁ。
きっと泣かせにきますから覚悟しましょう。





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千世(ちせ)
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