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若林 薫/絵画講師
2024年4月9日 06:08
F4号の画面いっぱいにカラフルな頭骨が描かれています。 ドリッピング技法を使いハートマークや花柄を描いています。このアクリル画教室では フイルムケースや小さな紙コップにジェッソ(アクリル下地剤)とアクリル絵の具に水を混ぜて少しゆるくした絵の具を画面上部から落下させて形を描いています。乾燥後に余白の部分に彩色します。 作者もこのドリッピングに初めは少しためらいがあった様ですが描き
2024年2月28日 06:46
自宅の庭先に生えていたコナラの木の1本が木喰い虫に侵され切り倒されてしまいました。幹や枝葉は処分され切り株だけが残っています。その切り株も日に日に朽ちてやがて土に還るのだと思います。この切り株の背後にもう一本幹が描かれているのが見えます。おそらく二本同時に芽生え共に成長し天に向かって枝葉を伸ばし互いに支え合って生きて来たのでしょう。 ところが或る日、片方の体の一部に病気が
2024年2月3日 07:10
作品はS60号の画面全体に国連の旗が描かれています。平和のシンボルである しなやかで優しい木の葉に包まれた地球の姿です。そのきれいな旗が誰かに依って刃物の様な物で切り裂かれ荒れ果てた場所もダンボールを無造作に破りそれをコラージュして表現しています。更に核兵器を保有する国やミサイルをたくさん所持する国も描き込まれています。21世紀に入った今でも世界各地で争い事が絶えません。現在5
2024年1月24日 07:15
2024年1月24日 07:17
2024年1月11日 05:43
屋久島を訪れたお嬢さんが撮った縄文杉のウィルソン株とテレビで紹介された縄文時代の土偶が作品のモチーフになっています。この作品は紙ヤスリや段ボールを使った技法で作業をしていますが 最初これらの素材をどう利用すればよいのかなかなか理解できずに居ました。考えあぐねた末次の世代に繋げる意味を込め縄文杉の古木と比べると驚く程ひ弱な自分自身だったのでしょう。描き進めていく内に次第 次第
2023年12月15日 06:42
ステップ⑦は マチエール(絵肌)創りを学習するコーナーです。この画面から和紙に描かれた作品をイメージするかも知れませんが今回のマチエール創りはティッシュペーパーを利用しています。支持体はキャンバスボードF4サイズを用いてティッシュペーパーをジェッソで貼り付けています。 まず最初に2重になっているティッシュを1枚に剥がし巾3cm程度の短冊状にしておきます。キャンバスボードにジェッソ
2023年12月9日 07:10
画面を縦横に走る線は幾重にも重なり複雑にからみ合っています。作者は何をこの画面に織り込もうとしたのか?からみ合う線をそれぞれにたどって行くとその先に幾何学形態の円や三角形が現れて来ます。それは世界の人種や国家かも知れません。更にもう少し小さな単位で考えると家族の中の人間関係を表しているのかもしれません。それぞれに違った年齢や性別や思いを持ってひとつの屋根の下に暮らす事は行
2023年12月1日 06:21
イギリス北西部の湖水地方を訪れた折古い石橋が作る風景に魅了されカメラのシャッターを押したひとコマなのでしょう。 人影もまばらな田舎町に清き小川が流れています。全てが静寂の中にあるのでしょう。石橋のたよりない手摺りも歴史を感じさせてくれます。遠景の山肌の明るい緑と青い空が川面に映りゆっくりと流れる川の様子を伝えてくれます。誰もが無口になりこの空気の中にじっと身を置きたくなる
2023年11月14日 06:37
第1回 Amasアート展開催のおしらせ芸術の秋となりました。国立新美術館では11月26日まで「日展」が開催されています。ここ神奈川県平塚市では 新しいギャラリーで新たな公募展が開催される運びとなりました。美容と芸術を融合させた湘南のアートシーンが活気づく場所でありたいと願うGallery Amasと美術活動を通じ地域の文化振興と発展向上を願い広く交流と親睦を深めたいと願う画材&ギ
2023年10月23日 07:05
岩手県宮古市の陸中海岸国立公園内に浄土ヶ浜が有ります。リアス式海岸の代表的な陸中海岸は変化に富み1955年に国立公園に指定されました。浄土ヶ浜は岬の外海の荒波に削られた奇岩と波静かな内海の浜辺が対照的な景勝地です。作者はその地を訪ね 迫り来る自然の驚異を感じ取ったのでしょう。この作品はP30号(91.0×65.2)㎝の中型の作品ですが掛かれている岩肌の様子や迫力が50号以上の大
2023年9月15日 05:50
こんこんと絶える事なく湧き続ける泉があります。静かに静かにゆっくりと揺れながら長い年月を掛けて地中から湧き出てきます。清く澄んだ水は見る人の心をひきつけます。泉の回りの草木を映すばかりか はるか彼方の宇宙をも映し取り悠久の時を刻んでいます。きれいなこの泉には小魚も住みついていて雄大な空に遊ぶ未来の子供達の様です。作者も何人かのお孫さんが居ます。その子達への思いも重ねてこの絵を
2023年9月7日 06:43
今年も春がやってきた。温かな風に春を感じた時優しくなる春心はずむ春芽吹きの春宴の春話がはずむ春陽気に心躍る春出会いが嬉しい春南の風に乗ってフワフワ 遠くまで飛んでゆきたい・・・ワイワイ ソヨソヨ 聞こえて来るような 小さな綿毛の おしゃべりに歌に笑い声 どこまでも続く・・・自分の居場所は見つかるのでしょうか?繰りかえされる季節の中で・・・うらら「作品を
2023年9月3日 06:26
大画面に挑戦する時は 誰もがワクワクドキドキすると思います。この高揚感が創作の原動力になっているのかも知れません。作者は マリンスポーツが好きで自宅からすぐの湘南の海へ出かけてサーフィンをしたり仕事柄 水難救助で出動したりと 海との関りを日常的に持っています。作者が 海へ行くたびに強く思う事は 最近 特に海水の汚れや砂浜の浸蝕それに漂着物など海洋汚染が進んでいると言う現実。自