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読書人間📚百年文庫6『心』ドストエフスキー/芥川龍之介/プレヴォー
百年文庫6『心』ドストエフスキー/芥川龍之介/プレヴォー
2010年 第1刷発行/ポプラ社
著者 ドストエフスキー、芥川龍之介、プレヴォー
訳者 小沼文彦、森鴎外
▶︎ドストエフスキー 『正直な泥棒』
ハッと心を鷲掴みされる最期。おみごと。
引用を書き残したいけど、ネタばれなので我慢。
▶︎芥川龍之介 『秋』
秋は物哀しいもの。青春の日々を思い起こす。初恋であったか、勉学への恋であったか。
▶︎プレヴォー 森鴎外/訳 『田舎』
「__わたくし達は衝動に騙されて、咄嗟の間にいろんな事をいたします__ 」
女はとくに、衝動的な生物であり、直ぐに現実を直視し、後悔、懺悔、反省する。男性にはめんどうな生き物でしょうか。
好き! いやまて、好きなのかも! や、好きなんだよ! や、好きだった! あ、でも好き!会いたい!! や、それはやっぱりやめておこ! や、まて、やっぱり会いたい! あ、ちょっと待って! わたし昔とは変わってる! や、それほど変わってないよ!安心して! あ、でもわからない! や、それほど気にする程でもないかも! あ、でもいったんストップ!!!
って、女性に限定したことでもないですよね。男性だって歳を重ねれば同じでしょう。とは言っても振り回されるのは誰だってめんどう。人はめんどうですね。こころは移ろいやすい。だからこそ、
「 __女の手紙の意味は読んで知れるものでは無い。推測しなくてはならない。たいていわざと言わずにあるところに、本意は潜んでいるものである。__ 」
なのでしょう。
森鴎外先生、おもしろいチョイスです。
装画 安井寿磨子
装丁/題字 緒方修一
この百年文庫は、他にも色々ありまして、懐が許すなら、他も買い揃え読みたい! 百年文庫さん、装丁も何から何まで素敵です。こんな作品集をわたしも作りたいなぁと思わせてくれます。
🌝声、発声、機能を考える
ボイス・ボーカルレッスン/東京都
音楽療法(医療行為は行わない)の観点からオーラルフレイル、口腔機能、老化防止を意識した呼吸法、発声のレッスンも行います。
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