鳥と自然 〜バードウィーク〜
降りしきる雨の中を
一羽の鳥が飛んでいく
何を思って
どこへ行くの
明るくなる雨の切れ間に
一羽の声が響いてた
何を思って
だれに歌うの
あんなふうに空が飛べたら
あんなふうに歌えたのなら
どんな気持ちになるのだろう
鳥は好きですか
*
この写真は 先日投稿した記事の中の一枚です
先月京都で撮った地面に散っていた桜なのですが
何かお気づきでしょうか
そう、一枚ずつバラバラになった花びらなのではなくて
一輪ずつが咲いたままの状態で花の付け根から落ちたもの
これが木の周りにたくさん散らばっていたのでした
ふと目に留まって写真におさめたのだけれど、きっと風のしわざ ぐらいにしか考えなかったと思います
けれどもそれは違っていたようなのです
どうやらこれは、スズメによるものだったようで
そのトリックを ー サントリー天然水の森 ー さんの記事が明かしてくださっていました
初めて知って とても興味深かったです
またひとつ勉強になりました
*
サントリーといえばみなさんご存知
日常的にロゴや商品を目にされていると思います
1899年(明治32年)鳥井信治郎さんが「鳥井商店」として大阪・西区で開業されたのがその前身
(現在の本社は大阪市北区)
サントリー(SUNTORY)という社名の由来は、明治40年に醸造をスタートした商品 “赤玉ポートワイン” の赤玉が表すという
太陽の“サン”+ 創業者の鳥井さんの“トリィ”
から付けられたものでした
大阪の実家が酒屋だったということもあって サントリーさんは ちょっぴり身近に感じています
お酒やジュース、水などの飲料の他にも
サプリメントや化粧品、
サントリー美術館や サントリーホールなどなど
健康、美容、芸術など 事業分野がとても幅広く
何かとお世話になっております
新しいことに果敢に挑戦していく
時代やニーズに合わせた たゆまぬ企業努力が窺えます
創業者の『やってみなはれ』の精神が 時代を超えて息づいているのですね
“人と自然と響き合う”
そんな理念のもと、サントリーさんは森づくりにも取り組んでいらっしゃいます
“ 水と生命の未来を守る ”
そんな環境活動、愛鳥活動を続けてこられています
人と自然との共生
わたしも豊かで美しい自然と いのちが守られていくことを願います
*
わたしは 小学生の頃に小鳥をヒナから育てたことがあって、以来の鳥好きです
その子は青い鳥になりました
ほんの少し紫がかった落ち着いたブルーのセキセイインコです
残念ながら写真がほとんど残っていないので、一緒に過ごした記録を言葉で残しておきたいのだけど、まだうまくできずにいます
少し前の短歌で公開しましたが、その最後はとてもあっけなく哀しいお別れでした
思い出すと胸がきゅっとなって 切なくなってしまいます
あの子は幸せだったかな
野良猫に食べられてしまったのだけれど
猫のことを嫌いにはなれませんでした
今でも鳥も猫も大好きなのです
青いから “ぴーたろう”
安直すぎる名前を付けて育てていたある日、
「これ、女の子やけどな」と言われた時の 母とわたしのポカンといったら…
お腹の子は男の子だと信じてきって、生まれてみたら女の子だった みたいな(?)
いや 勝手に男の子と決めつけていただけなのだけど
インコの雄と雌はクチバシの上の鼻(?)の部分の色で見分けるのだとか
それでもぴーこに改名するつもりはなくて
ずっと ぴーたろうでした
この子も自分はぴーたろうだと思っているだろうし
まぁ別に女の子だって ぴーたろうでもいいもんね
私が歩けば後ろからちょこちょことついてきます
家の二階を探しまわって 誰もいないと、階段の縁でピーピーと鳴いて呼び続けます
下から「おいで」と言うと飛んできて、たまに着地に失敗します
一階の半分は立ち飲みの店舗で、大きくそちらのほうまで行き過ぎて、業務用のおでん鍋の中に着地してしまったことがありました
えらいこっちゃー!
咄嗟に母が熱々のおでんの中に両手をざぶんと入れて救い出し、水道水で冷やす なんてこともありました
ふたりとも無事でした
その時の衝撃映像は もはや伝説です
今でもいろんな思い出や かわいい仕草、鳴き声が浮かんできます
私はこの子を育てた時、初めて母性と自我が芽生えたのだと思っています
ぴーたろうとの数々のエピソード
そんなお話もまたいつか、別の機会に
それではどうぞよい一日を、よい一週間を
#73. 『 鳥 』
⭐︎たんぽぽの綿毛 ふたつの手のひらでそっと包みて遠き日のヒナ
⭐︎透明にさえずる空を探せどもそこには風と雲だけがゆく
ー ちる ー