ちる

エッセイ&短歌、時々 詩や物語… 記事の最後にテーマの短歌を詠みます。 写真も合わせて楽しんでいただけたら嬉しいです。いつか自分のことばを集めて形にしたい。空、海、月、星、花、鳥… 自然が好き、自由が好きです。

ちる

エッセイ&短歌、時々 詩や物語… 記事の最後にテーマの短歌を詠みます。 写真も合わせて楽しんでいただけたら嬉しいです。いつか自分のことばを集めて形にしたい。空、海、月、星、花、鳥… 自然が好き、自由が好きです。

最近の記事

そんなあなたがうつくしい

オフィス街を颯爽とゆく人 駅のホームで電車を待つ人 ストリートピアノを演奏する人 公園のベンチで本を読む人 図書館で勉強する人 カフェで語らう人 日々、いろんな場所で いろんな人に出会っている 男女を問わず まっすぐに背筋の伸びている人を見かけると、きれいだな、素敵だなと思う 決して無理はしていなくて ナチュラルでリラックスしていて 習慣で、日常なんだなと思う そんな素敵な人たちは どこへ向かって行くのだろう どんな音楽を聴くのだろう どんな本を読むのだろう どんなことを

    • 何ドリア? パレイドリア!

      え、なに?  カレードリア? 寒くなってきたもんね アツアツのドリア、いいね エビドリアもいいな チキンドリアもすき… ちがう、 ドリアの話じゃなくて パレイドリア * 晴れた秋の空はとても楽しい 雲がいろいろな形に見えてきたりして のんびりと眺めながら思い描く 雲が 動物や人などの形に見えたりしたことはありませんか わたしも時々、空に動物や天使が現れたりします パレイドリア現象、きっとみなさんも一度は経験されていると思います 多くはこのような視覚的なもの 天井や壁

      • なみだのはなし

        NHK大河ドラマ『光る君へ』 道長(柄本佑)とまひろ(紫式部: 吉高由里子)の逢瀬 そこで涙を見せたまひろのセリフ まひろの涙に 道長は、この涙は(喜びなのか、悲しみなのか)どっちだと訊ねます まひろは、「どっちも」と答えます 愛し合っていても夫婦にはなれない 幸せで悲しい… 幸せって悲しい… そんな切ない涙でした まひろの父 為時(岸谷五朗)は、摂政となった藤原兼家(段田安則)の計画により官職を外され、仕事を失い生活が苦しくなっていました 兼家が逝去した知らせを受けた為時

        • カタツムリガール

          「This is about you. 」 「About…me?」 「KATATSUMURI-girl.」 「え…なんですって⁈  カタツムリ⁈」 * なんでしょう… なんだかどうもわたくし、カタツムリにご縁があるようです 東京という都会の、しかも マンションの部屋の中で、2年で二度カタツムリに遭遇しました その二度目は まだつい先日のこと そのカタツムリはどちらも 殻が5ミリくらいで、ほんとうに小さかったのですけれど、食べて、眠って、歩いて… ちゃんと逞しく生きてい

          続・カタツムリ 〜おかえり マイマイ〜

          元気ですか 笑ってますか 今、幸せですか * 遠くのほうで何かが欠けた音がした どうしたの しょげた顔して ちっともらしくないじゃない いつもの笑顔はどこへいったの 雨も上がって晴れてきたよ 外の空気を吸ってごらんよ とっても気持ちがいいからさ 久しぶりにしゃぼん玉でもしようか あれもこれもしゃぼん玉に込めて 吹いて飛ばしてみるといいよ 空に届けば思い出になるしね 途中でわれてしまったのなら それはいらないものなんだよ さぁ 出かけよう ほら いつかのあの日みた

          続・カタツムリ 〜おかえり マイマイ〜

          あまり役には立たないけれど ちょっと楽しくなるものを⑤(番外編) 〜 おにぎり 〜

          おにぎり、おむすび、にぎりめし… 単に呼び名の違いです 関西と関東などの地域による違いなのかなと思いきやそうでもなさそうです とくに どれがどうという決まりがあるわけでもありません おにぎりは『鬼切り』を語源としたり、おむすびは『縁結び』からきたというような縁起を担ぐ説、 庶民がおにぎりと呼び、貴族が おむすびと呼んだという説などがあります 古事記などの古い書物には “握飯”と残されていて、これは握る動作が語源となっていることが窺えます わたしは大阪出身で、子供のころか

          あまり役には立たないけれど ちょっと楽しくなるものを⑤(番外編) 〜 おにぎり 〜

          人生はゲーム

          何もいらない ほしいものは もう特にない そのかわり 辛さも 痛みも 悲しみも 苦しみも もういらないからね 結んであった赤い風船がひとつ するりとほどけて飛んでいく 少しずつ ゆるんでいたんだ 二度と時間は戻せない もう戻ることはない さあどこへ行こう 子供みたいに泣きじゃくった あの日のことを思い出してた ただ 笑っていたいだけなの 最後は 笑ってたいと思うの 見上げた空は 秋を告げてる * 人生ゲームはご存知ですか スタートからゴールまでが 人生の道のり

          人生はゲーム

          歓迎を込めてテーブルクロスを

          誰かがわたしのもとを訪ねてきてくれる それはやっぱり特別なこと せっかく来てくれたのなら ゆったりと心地よく楽しんでもらいたいと思うんです わたしも一緒に楽しみたいと思うんです * だれかがうちに遊びに来てくれる時には、たとえ気づかれないとしても部屋のどこかに花を飾ります それは わたしの歓迎のきもち 足を運んでくれる感謝のきもち その場が明るくなりますように その場が楽しくなりますように リラックスしてもらえますように 実はもうひとつ、そっとおめかしする場所があり

          歓迎を込めてテーブルクロスを

          旅の記憶 〜photo EGYPT ②〜ルクソール

          2019年 5年前の夏休み エジプトの旅のつづきです… カイロから飛行機で 南へ約1時間のルクソールへ 紀元前 2000年ごろのエジプト王国の首都であったテーぺ のちに改名され ルクソールとなりました 首都はカイロになりましたが、今でもこの場所に残る歴史、世界遺産となった史跡を求めて 多くの人が訪れる観光都市となっています ナイル川を挟んで西岸に 王家の谷、王妃の谷、ハトシェプスト女王葬祭殿などが、 東岸にはルクソール神殿やカルナック神殿があります ホテルやレストラン

          旅の記憶 〜photo EGYPT ②〜ルクソール

          旅の記憶 〜photo EGYPT ①〜カイロ

          エジプト・アラブ共和国(通称 エジプト) アフリカ大陸の北東端の国 エジプトと聞けば 何を思い浮かべますか ピラミッド、砂漠、ナイル川、古代文明… どことなく謎めいた 神秘的な国、でしょうか ちょうど5年前 夏休みに友人とふたりで、当時エジプトで暮らしていた 共通の友人に会いに行きました “会いに行くよ” なんて軽いノリにしては えらく思い切った冒険でした 友達と旅なんていつぶりだっただろう しかも海外、しかもエジプトだなんて このきっかけがなければ 生涯行くことのなか

          旅の記憶 〜photo EGYPT ①〜カイロ

          こわいのこわいの とんでいけ

          みちにまよった つまずいてころんだ しらないひとがやってきて ぼくをどこかへ つれていこうとする ザワザワする ヒヤヒヤする ドキドキする ビクビクする こわくなったときは どうすればいいの? こわいのこわいの とんでいけ * どうやら家族と はぐれてしまったらしい 迷子の男の子 こわいよね そりゃあこわいよ うん、わかる 不安で 心細くて さみしくて 心は立ちすくんでしまう どうしようもなくて こらえようとするほど 涙はあふれてくるし 大丈夫だよなんて言われた

          こわいのこわいの とんでいけ

          会いにいこう、旅をしよう 〜 鹿児島 〜

          「わざわざこんなところまで来てもらって…」 たびたびそう言われて びっくりされたりするのですけれど わたし、距離はあまり関係ないというか、問題ではないというか… 行きたいと思えば、行こうと思えば、行けるものならば、どこへでも行きます 自分がそうしたいのだから、多少遠くたって苦ではありません 準備の必要はあるけれど、同じ日本ならどこだって 半日もあれば 行って会える距離でしょう? 自分と相手の、タイミングとフィーリング お互いの、予定と体調と気持ち それさえ合えば どこへ

          会いにいこう、旅をしよう 〜 鹿児島 〜

          キウイのすすめ 〜キウイとキーウィ〜

          夏は 大好きなフルーツが豊富で嬉しい スイカ、パイナップル、イチジク、マンゴー、桃、ぶどう、梨… 旬のフルーツは香りも味も甘やか ジューシーで栄養もあって 食欲のない日にも サラリといただけます 野菜と一緒にスムージーにするのもいいですね みなさんもフルーツはお好きですか 先日、今季初めて桃を買いました ちょっと奮発して、大玉の桃がふたつ入ったパックを買いました けれど 桃、むずかしいですね 熟し具合が見た目ではわかりにくくて お店で触ったり 香りを嗅いだりできないし

          キウイのすすめ 〜キウイとキーウィ〜

          暑い 熱い スポーツの夏

          はじまった やってきた まぶしい夏が またやってきた 暑い 熱い アツい夏 スポーツの夏のはじまり * “平和の祭典” まだ記憶に新しいような けれど もう遠い昔のような感じもする 東京五輪 パンデミックで一年延期となった 『 TOKYO 2020 』 そのタイトルのままで 2021年夏に開催された 無観客という異例の静かなオリンピックだった あれから三年 パリ五輪 始まりましたね 響く歓声と拍手 溢れる笑顔と涙 嬉しくても悔しくても抱き合える やっぱりスポーツは

          暑い 熱い スポーツの夏

          物語のカケラ 2021-2024 stories

          ベッドに入ってから眠るまで そのくらいの わずかな時間 今日を振り返ったり 明日を思い描いたり 空想に耽ったりする まぶたの内側に映った物語 そんなカケラを集めました けれどわたしは目を閉じると すぐに眠ってしまうんです 復習も予習もあやふやに 反省も準備もそこそこに ころんと落ちてしまいます 物足りなかったらごめんなさい 前後は みなさんどうかご自由に… *** 『ゆうれいなおとうちゃん』 ねぇ、おとうちゃんはゆうれいなの? そう、おとうちゃんはゆうれいな

          物語のカケラ 2021-2024 stories

          ことりのことば 2021-2024 poems

          エッセイってなんだっけ 詩って なんだったっけ あまり深く考えずに 思いのままに綴っていた 心の奥で大事にしていること だれかに届けたいメッセージ どんなふうに話をしていても、たぶんわたしは 「ひとりじゃないよ」って伝えたいのだと思う わたしのこれまでのエッセイの中の 詩のようなことばを集めてみました “詩” というよりも “つぶやき” という感じの 鳥の囀りのようなものです よろしければ お付き合いください *** 『 A BIRD 』 降りしきる雨の中を 一羽

          ことりのことば 2021-2024 poems