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「バジュランギおじさんと、小さな迷子」を宗教二世が観て思うこと
ずっとどんな風に書こうか考えて悩んでましたが、
インド・パキスタン分離独立後2015年の映画「バジュランギおじさんと小さな迷子」について書こうと思いまして。
パキスタンの美しい山奥で小さな村に住む発語が遅い6歳のシャヒーダーはある事故にあってから「このままではいけない」と「インドにある奇跡のお堂」にお母さんと行くことになります。そこに行けば言葉が話せるようになることを願って2人は国境を超えるイン
"Your speech is Not Speech, but Preach"
自分が「エホバの証人」2世として、いかにマインドコントロールされていたかを痛感させられた出来事。
それは「スピーチが書けなかった」ことでした。
タイトルは、高2のときに外国人講師から指摘された、痛烈な一言。
彼が何を言おうと何をしようと、僕は正論で言い返してきたのですが、ただ一つ、これに対しては、グの音も出ませんでした。
幼いときから文章は大好き。
小学校入る前に漢字ぜんぶ覚えちゃったので、大人
宗教的トラウマ症候群:今こそ理解を
この記事は宗教的トラウマ症候群(Religious Trauma Syndrome、略してRTS)の専門家、マーリーン・ウィネル博士が2011年にイギリスの認知行動療法学会のCognitive Behavioural Therapy Todayに三回に分けて発表した記事の日本語訳です。
今回は第一部で、第二部、第三部はこちらになります。
安倍元総理の殺害事件を機に「宗教二世」という言葉は話題に
新興宗教だけじゃない、クリスチャン2世として苦しんだ子供時代の話
実は私も「宗教2世」これは、あまりにもトラウマで思い出したくなく、普段はどんなに心を開ける友人にも、パートナーにも言わない話です。でも、ずっと心の奥底で苦しくて、悩んで、葛藤していて、あまりうまくまとめられるか分からないのですが、一回気持ちを整理してみよう、との思いから、記事にすることにしました。
完全に個人の主観なので、そういうこともあるんだ、という感じで読んでいただけるとうれしいです。
ま
宗教2世の私から見た現代ヨーロッパの宗教観
以前、クリスチャンの両親のもとで育った話を記事にさせていただきました。お読みくださった皆さん、本当にありがとうございます。
今は無宗教の私ですが、現在住んでいるオランダを含む、ヨーロッパ諸国の殆どはキリスト教国です。田舎の方でも必ず教会は見かけるし、お隣のドイツには教会税があったりと、キリスト教が文化、日常として染み付いているもの。宗教と距離を置きたい、子供時代の教会生活がトラウマだと言っている