ちくわぶぶ

伝統キリスト教2世(信仰なし)。虐待サバイバー(暴力、教育虐待、宗教虐待)。 2023年は宗教虐待経験とそこからの回復について書きました。今は、トラウマ治療を受けた経験とか色々書いています。

ちくわぶぶ

伝統キリスト教2世(信仰なし)。虐待サバイバー(暴力、教育虐待、宗教虐待)。 2023年は宗教虐待経験とそこからの回復について書きました。今は、トラウマ治療を受けた経験とか色々書いています。

マガジン

  • 宗教2世の記事

    あとで読む記事をマガジンに保存しておくことができます。不要であれば、マガジンの削除も可能です。

  • トラウマ治療

最近の記事

  • 固定された記事

伝統的なキリスト教にも宗教虐待はあるということ…

私が子どもの頃から結婚前まで通ったキリスト教の宗派は、一応日本のキリスト教の中では大手です。宗派としても老舗です。 それでも、母親が私が小学生のときから教会に連れて行かなければ、また母親がキリスト教を利用して私を支配するようなことをしなければ経験せずに済んだこともありました。 私は母のキリスト教入信以前から、母の激しい暴力に晒されて育ちました。 母はキリスト教に入信することで選民意識を持ち「自分は正しい側の人間だ」と確信することで、母は私を殴るときに迷わなくなりました。

    • 宗教2世が「都内宗教施設ツアー」をした話①いざ出発

      ※写真は記事の内容とは別のモスクの写真です。 元々キリスト教2世とか、虐待サバイバーとしてこのnoteを書いてきましたが、最近は食べ物の話ばかり書いてるし、なんのnoteかよく分からなくなってきました。 今日からは大学時代、友人と都内宗教施設めぐりツアーした話をしようと思います。 (それぞれの施設でのマナーは大切に拝観させていただきました) 私は地方で育ち、大学は東京に出してもらいました。その点は両親に感謝しています。 東京に出て良かったのは、 「本物の実物がそこにある

      • 安心した環境で「作って食べてる」ことを教えてくれた人のこと。

        最近の私のnoteは、料理を「作ってたべる」話ばかりしています…。私にとっては、落ち着いて、誰にも怒鳴られない環境で「作ってたべる」という営み自体がメンタルの安定には必要なんだなと感じています。 今日はトラウマ治療期間中ではないのてすが、私が「作って食べる」ことが好きになったきっかけをくれた人の話をしようと思います。 自分がまともだとは今も昔も思っていませんが、私の場合、人生のあちこちに見方を修正してくれたり、何かしらの補ってくれた人たちが、"点"で現れてくれていたなあと

        • 自分の家族の安全保障とか、ダラダラ考えている

          ちょっと気持ちが疲れてるので、ふだんとは違う記事にしました。 (トラウマモードを切り替える方法は、またの機会に…ごめんなさい。) 今日の記事は、軍事も安全保障も食糧政策も農業も無知な人間が書いています。したがって無知の素人の、無知の素人による文章です。だれのためでもありません。 ただ、つらつらと…。最近頭の中で考えては消えて、また浮かんでくるあれこれを書こうと思います。 1.地方と都市とどっちが良いかは、社会情勢で変わると思う私は自分が育った地元を、ことばを選ばず言えば憎

        • 固定された記事

        伝統的なキリスト教にも宗教虐待はあるということ…

        マガジン

        • 宗教2世の記事
          14本
        • トラウマ治療
          12本

        記事

          キリストが復活しなくても、世界はふしぎに満ちていた。

          ※はじめに…私は「イエス・キリストが復活した」と信じている人たちのことを否定したいわけではありません。ただキリスト教2世として育ち、葛藤の末にキリスト教を離れた人間としては、こういう言い方になってしまいます。 ご理解をお願いします。 さて私はベランダで、なすを育てています。 この夏は、酷暑で花も咲きませんでした。収穫はあきらめていましたが10月半ば、突然豊作モードになりました。おおお、実ってくれてありがとうと幸せな気持ちで暮らしています。 そして今日、水やりをしながら、

          キリストが復活しなくても、世界はふしぎに満ちていた。

          高校の先生がエホバの証人について語ったこと

          私は伝統的キリスト教の宗教2世ですが、急に思い出したことがあったので書き留めることにしました。私が高校で一番印象に残っている先生は、「倫理」を教えていました。 「倫理」昔の人たちの語った哲学や、宗教、心理的な話…と、かなり幅広いことを扱う科目でした。 私は宗教2世の端くれとして、 「先生、キリスト教のこと、どんなふうに話すんだろう」と興味がありました。肯定的に話すのか、絵空事だと話すのか…。 ただ、この先生が処女懐胎なんて嘘だと決めつけたら、(当時信じていた)私は悲しいだ

          高校の先生がエホバの証人について語ったこと

          「食べさせたがり」になっていた私。

          こんにちは。まえのnoteに引き続き、トラウマ治療中の私の様子についていきます。 ※まえのnoteはこちらです。 解離症状が解けはじめたころから、私は料理にハマっていました。 そして作って自分や夫が食べるだけではなく、他の人に食べてもらうことにもハマっていました。 1.欲しかったのは「団らん」なんだ。 ちょうどこの頃、今の地元で友人ができました。 独身の女の子たちが多かったので、主人が出張で家にいないときには彼女たちに自宅に来てもらって、一緒にご飯を食べていました。

          「食べさせたがり」になっていた私。

          解離症状がとけたとき、ひたすら作って食べていた

          お久しぶりです…だいぶ、間が空いてしまいました…。 私のnoteは、内容があっちこっち行ってばかりですが、今日はトラウマ治療をしていたときの生活について少し書こうと思います。 ※「お前、リア充じゃないか」という印象を抱かれるしれませんが、これ今思うと「躁状態」とトラウマ症状がミックスされて、「とにかく、ひたすら不安定だった人」です。夫はこの時期、辛い思い出しかないらしい…双極性障害II型って診断されて、本当によかったです(汗) トラウマ治療を始めた当初は、解離症状がひどく

          解離症状がとけたとき、ひたすら作って食べていた

          トラウマ治療中、一番ショックだった気付き…

          本当は色々やることがあるのですが、ふと吐き出したくなったので久々のnoteです。 1.「母は、自分でも訳がわからず暴力を振るっているんだ」と信じてた。 私がトラウマ治療を受けるまえは、母からの暴力暴言の程度が度を越しているという自覚がありました。でも私は母に、同情もしていました。 「母は自分で、自分の感情をコントロールできない可哀想な人なんだ。 母は自分で自分のやってることが分からないんだ。私を殴るときも、わけが分からなくなってやってるんだ」 私が治療に腰を据えて取り

          トラウマ治療中、一番ショックだった気付き…

          過食に隠れていた、幼い私の本音

          こんにちは。こちら、話があっちにこっちに行っているnoteです…。 今日は、私が時々失敗してしまう「過食」の話です。 私の過食問題については、まえにも何回かまとめてきました。 産後のストレスなどから過食をするようになってしまった私は、chatGPTを使って、 「過食という『行動』を変えるための、セルフ認知行動療法」 を始めました。 ※詳しくは、こちらのnoteに書いています。 このnoteを書いたころよりは過食も落ち着き、今は時々、過食モードに入ってしまったときだけch

          過食に隠れていた、幼い私の本音

          いじめ加害者も、ところ変われば…

          先日、私の暗黒中学時代についてnoteにまとめてました。ここにも書いたように、いまの私は、その時期をとくに恥ずかしいと思うこともなく過ごしています。 いじめは、クラス全員のまえで「いかに嫌われて、馬鹿にされているのか」を晒す行為でもあります。だから被害者のほうが、いつまでも恥の感覚を引きずることが多いんでしょうね。恥じるべきは加害者のほうなのにを さて、私はいじめの黒幕女子(直接手を下さず、クラスメートたちを操作)や、いじめを囃し立てて笑っていた男子と同じ高校に進学しまし

          いじめ加害者も、ところ変われば…

          友だちのいなかった中学時代に、納得できた理由

          私の中学時代は暗黒でした。詳しく書く気もしないくらい…。 いじめにも遭ったし、友だちもいなかった。 教室移動はいつもひとり。 一応話をする子はいて、高校入学後も付き合いはあったけど、その後は縁を切りました。下に見られてるのがわかってたから。 いじめの中心の女子たちと一緒になって囃し立ててた男子は、高校時代も別の男子にいじめを繰り返していましたが、エリートコースまっしぐらです。 なんだかね…でも、性格のよさって言葉は曖昧でと思う今は、何と思わないかな。そいつの人生に思いをめ

          友だちのいなかった中学時代に、納得できた理由

          最近ようやく母方の親戚のことを思い出せる(前は考えることも抵抗があった)ようになった。 アルコールの問題を抱えつつも素朴な人たちではあり、なぜ母があそこまで選民意識を渇望するこじれた人間になったのは謎のまま…。

          最近ようやく母方の親戚のことを思い出せる(前は考えることも抵抗があった)ようになった。 アルコールの問題を抱えつつも素朴な人たちではあり、なぜ母があそこまで選民意識を渇望するこじれた人間になったのは謎のまま…。

          自分に合わない宗教(私は20代後半まで、それを考えることもできなかった)を子どもの頃から無理やり信じて育つと、自分の感覚を信じられなくなるし、自分を守れなくなる。 私は神を信じようとして、自分を信じられなくなっていた。

          自分に合わない宗教(私は20代後半まで、それを考えることもできなかった)を子どもの頃から無理やり信じて育つと、自分の感覚を信じられなくなるし、自分を守れなくなる。 私は神を信じようとして、自分を信じられなくなっていた。

          私が宗教2世として感じることは色々あるけど、私の悔しさは、 「宗教じゃなかったら、あの人たちにあそこまで我慢しなかったのに。自分を騙して、あの人たちの不健全さを無理やり正当化しなかったのに。あの宗教を幸せに信じられない自分を責め続けることもなかったのに…」なんだよね。

          私が宗教2世として感じることは色々あるけど、私の悔しさは、 「宗教じゃなかったら、あの人たちにあそこまで我慢しなかったのに。自分を騙して、あの人たちの不健全さを無理やり正当化しなかったのに。あの宗教を幸せに信じられない自分を責め続けることもなかったのに…」なんだよね。

          また私のいた教団(伝統キリスト教大手)で、日本での性加害の隠蔽が明らかになった。国内で係争中の裁判、何件あるのよ。 信徒は"平気"なんだろう。「自分が導かれた宗教は正しい」という結論が大事だから。 私は子どもの時から30前後まで何に付き合わされて、悩んできたのかと虚しい…。

          また私のいた教団(伝統キリスト教大手)で、日本での性加害の隠蔽が明らかになった。国内で係争中の裁判、何件あるのよ。 信徒は"平気"なんだろう。「自分が導かれた宗教は正しい」という結論が大事だから。 私は子どもの時から30前後まで何に付き合わされて、悩んできたのかと虚しい…。