脳卒中鍼灸師*望月ちまめ

多発性脳梗塞で両下肢麻痺の鍼灸師。 膠原病のSLEがベースで、血栓できやすい合併症のAPSで脳梗塞発症。 脳梗塞のことをはじめ、膠原病のことなど中心に書いていきます。 Instagramの方では女性鍼灸師の開業サポートしてます🌱

脳卒中鍼灸師*望月ちまめ

多発性脳梗塞で両下肢麻痺の鍼灸師。 膠原病のSLEがベースで、血栓できやすい合併症のAPSで脳梗塞発症。 脳梗塞のことをはじめ、膠原病のことなど中心に書いていきます。 Instagramの方では女性鍼灸師の開業サポートしてます🌱

マガジン

  • 注目☆脳拘束・脳出血・脳疾患系のnote記事

    脳疾患系の記事を登録させていただいてます。 皆さまもどうぞご登録ください︎︎ᕷ

  • 膠原病の注目note☆

    膠原病やSLE.APSの新情報などの記事を登録させていたいております。皆さんもどうぞご登録くださいませ︎︎ᕷ

最近の記事

  • 固定された記事

サイトマップ | まずこちらから

こんにちは。 持病の膠原病が脳梗塞を起こし、入院中(記事投稿時点)の鍼灸師です。 リンク化していない項目はこれから書いていく予定なのでお楽しみに! お題、リクエストもお待ちしております。 自己紹介系 ・脳梗塞発症前はこんな生活してました 脳梗塞のこと(脳のこと) ・退院後やりたい脳梗塞鍼灸師プラン ・鍼灸師としてオススメしたい自主リハ方法 膠原病のこと

    • 入院生活の快適さは電波次第?見えないけど大切な話

      「電波状況が入院の質を握る」 入院生活の質を左右する意外なポイント、それは「電波状況」です。 最近の病院生活は、昔と比べてはるかにスマートフォンやタブレットなど、ネットに依存しています。   これが私にとってどれほど重要か、実感することになりました。 病院に入院するまでは、もちろん治療が一番大事と思っていました。 だけど長い時間をベッドで過ごすことになると、電波の強さが日常生活に直結してくるんです。 治療の合間の暇な時間や家族との連絡、そしてリモートでの仕事やオンラ

      • 明日13日㈰の14時頃から𝕏のスペースでお話会してみます。 脳卒中患者として良かった頭の刺激方法とか、脳卒中鍼灸師としてゆるーくお話できたならと🗣 お時間ある方はぜひ! https://x.com/chimamelty

        • 両下肢麻痺の人のお風呂事情

          入院生活では日々の清潔を保つことが大切ですが、体の不自由さや病状によっては自分でお風呂に入ることが難しくなります。 そんな時に頼りになるのが「機械浴」です。 今回は、入院中に私がお世話になってる機械浴についてご紹介したいと思います。 機械浴とは? 機械浴とは、身体の自由が利かない患者が安全かつ負担なく入浴できるよう、専用の機械を使って行う入浴方法です。 通常のお風呂と違って、仰向けで寝たまま入れるため、車椅子でも、寝たきりの人でも入浴できます。 看護師さんやヘルパ

        • 固定された記事

        サイトマップ | まずこちらから

        マガジン

        • 注目☆脳拘束・脳出血・脳疾患系のnote記事
          43本
        • 膠原病の注目note☆
          9本

        記事

          障がい者としてのライフスタイルを豊かにするための工夫

          脳梗塞を経験してから障がい者としての生活が始まりましたが、日常を少しでも豊かにするために、私はいくつかの工夫をしています。 生活の中で感じる制約や不便さは確かにありますが、その中でも楽しさや充実感を見つけられる方法があることに気づきました。 まず、私は「できること」に焦点を当てることを最も大切にしています。 障がいを抱えていると、どうしても「できないこと」に目がいきがちです。 そこで私はその視点を意識的に変えるようにしました。 たとえば以前は簡単にできていたことが今

          障がい者としてのライフスタイルを豊かにするための工夫

          今はまだ泡沫の夢:家族と食事がしたい

          病院で過ごす日々の中、私がずっと夢見ていることがあります。 それは家族と一緒に食卓を囲むこと。 かつて当たり前のように思えていたことが、今はとても遠い夢のように感じられます。 病院のベッドに横たわりながら、頭の中で何度もその光景を思い描きます。 家族全員が揃うテーブル。 食器の音や、笑い声、時折の沈黙すら、私にとっては宝物のようなものです。 甥っ子姪っ子たちが好き嫌いを言いながらも最後には食べ切る姿や、母がふとした時に見せる安堵の表情。 これらが今の私にとっては「

          今はまだ泡沫の夢:家族と食事がしたい

          がんばらないをがんばること、難しすぎる!

          私は昔からせっかちな性格で、何事も急いで結果を出したいタイプ。 リハビリでも同じで、早く元通りの生活に戻りたいという気持ちから、つい自主リハビリに力を入れすぎてしまいます。 「がんばりすぎは禁物」とはよく言われますが、自分では無理しているつもりはありません。 でも、気づいたときには体がエラーを出して下血や熱発イベントを迎えていることが多く、そのことに今日のリハの先生との会話の中で「無理してるつもりなく無理してしまっている」自分にハッとしました。 自主リハビリは自分のペ

          がんばらないをがんばること、難しすぎる!

          お薬のせいで鍼治療ができない!鍼灸師としての葛藤

          膠原病を抱えながら生活する中で、私にとって避けられないのが血栓のリスクです。 私の膠原病は抗リン脂質抗体症候群(APS)という病気で、血液が異常に固まりやすくなり、脳卒中や心筋梗塞の危険性が常に伴います。 そのため私は脳卒中の再発を防ぐために、日常的に強めの抗血栓薬を服用しています。 (元は抗血小板薬のバイアスピリンだけだったのですが、追加となってしまっています) これらの薬は血液をサラサラにし、血栓ができるリスクを下げるために欠かせません。 でもこの薬が私にとって悩

          お薬のせいで鍼治療ができない!鍼灸師としての葛藤

          ここのところ自主リハと勉強がんばってる。 けど、今日はもうやる気が閉店した模様。 でも今週も楽しかった✨ 皆さまも良い夜を🌃*゚

          ここのところ自主リハと勉強がんばってる。 けど、今日はもうやる気が閉店した模様。 でも今週も楽しかった✨ 皆さまも良い夜を🌃*゚

          療養病棟で、クララがまた立った!しかもひとりで!!

          ついに、その瞬間がやってきました。 入院生活も長くなるとリハビリのモチベーションも時々下がるもの。 毎日2.3時間あったリハビリの時間も、療養病棟は週1.2回程度で1回40分にリハビリの時間が減ってしまうんです。 ましてや療養病棟という場所は、病気と長く向き合う人が多く集まるため、周りの様子もゆったりとした空気が流れています。 でも、今日の私は違いました。 まるで映画『アルプスの少女ハイジ』のクララが立ち上がる感動的なシーンのように、私はまた「立てた」のです。 それ

          療養病棟で、クララがまた立った!しかもひとりで!!

          脳梗塞発症前はこんな生活してました

          脳梗塞を経験する前の私の生活は、今振り返ると忙しかったかもです。 週4日、半日強の時短勤務で大大大好きな訪問鍼灸のお仕事を自営でやっていました。 持病である膠原病を抱えてたのでフルタイムでは働かないと決めてたものの、体には負担がかかっていたのかもしれません。 仕事自体は短時間とはいえ、訪問先を何件も回るため体力的にはかなりハードでした。 特に膠原病が汗腺の支配神経を狂わせるから、多汗症だった私には特に夏が辛かった〜 そして帰宅後も苦手な事務作業や患者さんの記録整理が待

          脳梗塞発症前はこんな生活してました

          体を動かせるって、とても幸せなことなんだと知れた私たち。

          健康な人たちは普段、何気なく体を動かしています。 私も体が動くことが当たり前でした。 朝起きて顔を洗ったり、買い物に出かけたり、友達と散歩をしたり。 当たり前のように過ごしてきた日常。 でもその「当たり前」は突然奪われることもあるのです。 私は脳梗塞を経験して、初めて「体を自由に動かせることがどれだけ幸せなことか」を心から実感しました。 * 病気を経験するまでは、ただ体が動いて当然だとどこかで思っていました。 けれど、脳梗塞をきっかけに、私は両下肢が麻痺してしまい、歩

          体を動かせるって、とても幸せなことなんだと知れた私たち。

          自分を取り戻す道 – 脳梗塞リハビリで掴みとる希望

          脳梗塞リハビリのリアルな体験談 脳梗塞を発症した今年の3月、私は連続する熱発で前後不覚になっており、状況を理解できていませんでした。 でも体が思うように動かなくなっていることだけは理解していて、ただただ不安に襲われてました。 最初のリハビリはベッドから体を起こすことすら難しく、立膝にしてもらった足がだらんと崩れてしまうところからのスタートでした。 正直何度も挫けそうになったけど、というか挫けまくってたけど、リハビリの先生は問答無用でえっちらおっちら足を動かし、少しずつ

          自分を取り戻す道 – 脳梗塞リハビリで掴みとる希望

          父リハでの新たな発見

          今日は父が面会に来てくれたので、自主リハビリでなかなかやりきれないトレーニングをお願いしました。 両足とも麻痺がある状態だけど、動きに違いがあるとは普段から感じてたけど、この日はいつもと違う発見がありまして。 右足と左足、それぞれの驚きの発見 私は多発性脳梗塞で三つ梗塞箇所があり、その兼ね合いで両下肢麻痺のわたくし。 右足の方が動かないことで麻痺していると脳梗塞が見つかったので、麻痺は右の方が全部強いと思っていたのです。 が、今日の父リハしてもらった時に、仰向けで膝

          父リハでの新たな発見

          療養病棟のアイドルに、オレはなる!(海賊王的ノリ)

          療養病棟に移って早々、同室に似た名前の響きの人がいることに気がついてしまいました。 というか、その方呼んでるのに自分が呼ばれてると思って返事すること結構あって。 これは間違って反応したのを違いますよーと言わせ続けるかも…と思ったので、スタッフさんにお願いしたのが 「もし病棟的にダメじゃなければ、、下の名前で呼んでください(*ノωノ)キャ」とお願い。 これがバッチリハマって、すぐに覚えてもらいました。 名前を呼ばれるたびに距離が縮まる感じもあって、ちょっと嬉しい。 私の

          療養病棟のアイドルに、オレはなる!(海賊王的ノリ)

          感染症、膠原病の悪化から脳梗塞、そして回復への道のり

          山あり谷あり入院DAYS 1. 感染症と膠原病の悪化で入院 今回の私の入院は、感染症と膠原病(APS)の悪化が原因でした。 膠原病の悪化は何度も経験していますが、今回は感染症も重なったのもあってか、体調が一気に崩れました。 病院での生活は治療に集中しながらも、次の一歩を考える余裕はほとんどありませんでした。 でも、まさかこれが更に大きな試練の始まりだなんて、その時の私は知る由もなく。 2. 知らない間に脳梗塞発症 入院から1ヶ月が経った頃、突然の脳梗塞を発症しました

          感染症、膠原病の悪化から脳梗塞、そして回復への道のり