自分を取り戻す道 – 脳梗塞リハビリで掴みとる希望
脳梗塞リハビリのリアルな体験談
脳梗塞を発症した今年の3月、私は連続する熱発で前後不覚になっており、状況を理解できていませんでした。
でも体が思うように動かなくなっていることだけは理解していて、ただただ不安に襲われてました。
最初のリハビリはベッドから体を起こすことすら難しく、立膝にしてもらった足がだらんと崩れてしまうところからのスタートでした。
正直何度も挫けそうになったけど、というか挫けまくってたけど、リハビリの先生は問答無用でえっちらおっちら足を動かし、少しずつ楽しくなってきて前に進むことができました。
小さな一歩から始まるリハビリ
リハビリは日々の地道な努力の積み重ねです。
例えばベッドから自力で起き上がることや、起きても体幹の筋肉が無さすぎて前にバタンと倒れそうになるのを必死に押さえてもらい、やがて色々筋肉が育ったり、神経が再接続してきた結果、支えてもらいながら一歩一歩歩く練習。
体が思うように動かない状態でのこの一歩一歩は、まるで初めて歩くような感覚で、筋肉が張り詰め、全身に力が入る。
けれどもその小さな一歩が積み重なると、確実に前進していることがわかり、とんでもない達成感に包まれるわけです。
鍼灸師としての知識が活きた瞬間
最近は療養病棟に移ったので週一程度しかリハビリがないため、自主的にリハビリを行っています。
ここで大事なのはつま先の角度が少し違うだけで使う筋肉が変わったり、どこに意識してやるかが大切なことに気付き、一つひとつの動きを丁寧に取り組んでいます。
鍼灸師としての知識がここで役立ち、筋肉や関節の構造を理解していて良かったなぁと痛感です。
もしこの知識がなければ、どこをどう動かせばいいのかさえイマイチ分からず、リハビリにもっと時間がかかっていたかもしれません。
自分で動ける喜び
自分の力で少しずつ動けるようになると、その喜びは計り知れません。
日々身体の自由を取り戻していく感覚が増してきて、日常生活に少しずつ戻ることができました。
リハビリは身体だけでなく心も強くしてくれる、そんな体験だと感じてます。
まとめ
脳梗塞のリハビリは簡単ではありませんが、一歩一歩前に進んでいくことで、確実に改善が見えてきます。
体の自由を取り戻すために、そして、自分自身を信じて前進するために、リハビリは欠かせないプロセスです。
自分を信じ、明日も一歩前に進んでいきましょう⤴⤴
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