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家族について

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家族についてまとめ。 書いてわかったのは全員やべーやつだってこと。キャラの濃さが異常。 写真は2019年年賀状の両親。
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#眠れない夜に

祖父の70年間インタビュー

祖父の70年間インタビュー

たまたま昼飯は祖父と2人だけだった。
今日の農作業は?から始まった会話は意外に続いて、結局1時間近く聞いてしまった。
おじいちゃんはどんな70年間を送ったのか?
せっかく聞いたんだもの、書き留めておくことにした。

家を継ぐ資格のない子供祖父は厳格な家に育った。

いろりで火に一番近いのは父親。
父親の魚は大2匹、子供は小さな魚1匹。
少し気を抜いて横になれば『このクソでち(ガキ)』と、キセルで頭

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「理想の親像」から離れた思い出を、子どもはこう解釈する

「理想の親像」から離れた思い出を、子どもはこう解釈する

先日、「親離れできず苦しい私」を記事にしたところ予想以上の反響を頂いた。

中でも、記事にコメント下さった方の言葉に考えさせられた。

「毎日大切に過ごす」
素敵な言葉。私も子どもができたら、喜んでそうするだろう。
だけど、思い出の中の両親は決して「理想の親像」に適うときばかりではなかった。
あの時、お父さんは、お母さんは、どういう気持ちだったんだろう。

会社の慰労会で飲みすぎて、娘の7歳の誕生

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齢15にして4つの顔を使い分ける妹について

齢15にして4つの顔を使い分ける妹について

見ていて飽きない人がいる。妹だ。

妹は私が10歳の時に生まれた。
当時8歳だった弟と一緒に「なんだこいつ」扱いをしていた。

分厚いバスタオルの上で左右ゴロゴロころがってるだけのこのもちもちが、いつかは喋って、歩いて、意見を言うようになる?
うそつけ!

そんな感じでいた。
今年、妹は15歳になる。

気ままなお菓子職人のとき妹は、10歳の時からつけている「秘伝のレシピ」ノートをもっている。

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久しぶりにお父さんとお母さんを独占できて嬉しかった話

久しぶりにお父さんとお母さんを独占できて嬉しかった話

久しぶりに実家に帰って、たまたまお父さん、お母さん、私の三人で出かけた。
きっかけは、私が「猫さわりたい」とつぶやいたこと。

2つ隣の市の道の駅に猫がいるらしいよ。
風強いけど行ってみようよ。

せっかくの休日なんだから、とお父さんが外出に乗り気になった。
お母さんも行くという。
試験勉強中の妹は家に残ることになった。

行くのはお父さんとお母さんと私だけ。
思えば、21年前に弟が生まれてから、

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