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ここでつまずく!学習のポイント【小学4年生】

学校の授業時間数が、5・6年生と同じにまで増える小学4年生。クラブ活動が始まって、学校生活では上級生の仲間入り。

学習面では抽象的な概念が出てきて、暮らしの中では出会っていなかった言葉や、イメージしにくい内容が増えてきます。

ご家庭で勉強する習慣をつくるとともに、学習内容を生活の中に取り入れたり、読書をしてイメージする力を養ったりできると良いですね。

それでは、小学4年生がつまずきやすい学習のポイントを見ていきましょう。


国語

長文読解

4年生で取り組む文章は、これまでより長くなります。

また、使われている言葉やテーマも難しくなるので、文章を最後まで読み切れないお子様や、読めても内容が理解できないお子様が出てきます。

まずは、漢字の読み方や、知らない言葉を調べましょう。指示語がどの部分を指しているのか捉えて、一文ずつの意味を正しく読んでいくことが大切です。

次は、内容の理解です。

重要なところはどこか、自分の感想ではなく著者の主張は何か、考えられるようにしていけると良いでしょう。

算数

分度器

4年生で初めて触れる分度器。使い方があいまいなまま授業が進んでしまい、正しく使えないお子様がいます。

まずは、角度を正しく測れるようにしましょう。

次に難しいのが、180度を超えた角度。60度なのか300度なのかを間違えがちです。

さまざまな角度を測りながら、角度のイメージをもてるようにしていきましょう。

分数

4年生では、同じ分母同士の分数のたし算とわり算を学習します。

分数自体が理解できていないと、「1/2 + 1/2」がイメージできません。「1/2 は1の半分」ということを、自分で図に描けるようにしましょう。

また、「1/2」という書き方にとまどうお子様もいます。

罫線の入ったノートを使って、式をまっすぐに書けるようにしながら、計算のルールを覚えていきましょう。

理科

月の動き

4年生の理科で習う単元に、天体に関することがあります。

混乱しやすいのは、月の満ち欠けや動き方です。月と地球と太陽の位置関係を把握し、地球から見える形とその名前("上弦の月" など)を覚えましょう。

また、時刻によって見える形が変わるのも難しい点です。

日ごろから月を見上げて、同じ一日のうちでも時間によって見える形が変わることを実感しておくと良いでしょう。

社会

都道府県

4年生の社会のポイントは、都道府県です。都道府県の名前や位置、特産品などの特徴が問われます。

自分が住んでいる地域以外の天気予報を見たり、ニュースに出てくる都道府県の位置を地図で調べたりすると、自然と覚えられます。

特産品は、野菜や果物の産地を見たり、アンテナショップに行ったりすると分かります。

位置や形が覚えにくい場合は、パズルやアプリでゲーム感覚で覚えるのもおすすめです。

英語

小文字

小学校の教科として本格的に英語を学ぶのは、小学5年生からです。3・4年生の英語は「親しむ」ことが目的。

実は、これが落とし穴。テストがないため、お子様が不十分なことに気づかないことがあります。

4年生までにマスターしておきたいのは、アルファベット。特に小文字です。

3年生のローマ字学習の際には、使わなかったアルファベットがあるので、忘れてしまったアルファベットがあるかもしれません。A~Zまで、大文字と小文字それぞれの読み・書きが正確にできるようにしましょう。

もう少しがんばれそうなら、教科書に出てくる単語を書けるようになっておくと良いでしょう。

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