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辞書引き学習で語彙力UP!1日1回が続くコツ

現代の子どもの語彙力は、低下傾向にあると言われています。

朝読書などで読書量は確保されていますが、自宅では本よりも動画やゲーム、紙の新聞や雑誌はめったに読まないというご家庭が多いのではないでしょうか?

そんなご家庭におすすめしたい辞書引き学習についてお伝えします。


語彙だけじゃない、辞書引きの威力

辞書を引く学習の効果は、語彙を増やすことだけだと思っていませんか?

辞書を引くと、言葉の正確な意味が分かります。大人になっても、言葉の意味を間違って覚えていたという経験は多いのではないでしょうか。辞書を引くと、こうした勘違いが減らせます。

また、言葉の意味を正しく捉えることは、言葉を上手に使うことにつながります。自分の伝えたいことをより伝えやすく、相手の伝えたいことをより的確にくみ取れるようになり、コミュニケーションが上達します。

辞書には、言葉の意味だけでなく、使い方や対義語、類義語、ことわざなども書いてあるので、より適切な言葉選びができるようになります。

さらに、気になった言葉を誰かに教わるのではなく、子どもが辞書を引くという行為は、自分で課題を見つけ、答えを見つけるという問題発見力探求力自ら学ぶ力も育てます。

このように、辞書を引くというのは、多くの効果を包含している学習法なのです。

毎日、辞書を引くなんて無理?

そこで、おすすめしたいのは、1日1回辞書を引くことです!

勢いよく言ってみましたが、お子様は続けられそうですか?
……難しいですよね。

続けるコツを、これからご紹介します。

用意するのは、辞書とノートだけ

1日1回の辞書引き学習法。やり方は簡単です。

1日1回辞書を引いたら、調べた言葉を専用のノートに記入する。これだけです。

ノートは、学校で使うものではないので、お子様の好きなキャラクターやデザインのもので構いません。書くところが少なくて、勉強には使えずにいた可愛いノートがあれば、それを使うタイミングです!

普段お子様に筆記用具を買わない方、例えば祖父母などにプレゼントしてもらい、特別感を出すのも良い方法です。

お子様の好きな、すてきなノートを使って良い、楽しい時間なのだという演出をしましょう。

何を調べる?

調べる言葉は、何でもOKです!

「何も思いつかない」とお子様に言われてしまったら、「今日は学校で何をやった?」と聞いてみてください。

国語以外の授業も、休み時間も、言葉の宝庫です。

国語の授業で新しく習った言葉、他の教科に出てきた言葉、休み時間に遊んだこと。ふだん当たり前に使っている言葉も、辞書を引いてみると発見があるはずです。

手近にあるをめくってみたり、ニュースに出てきた言葉を引くのも良い方法です。

その言葉を、どこで発見したのかも書いておくと、言葉の使い方がわかりますし、日記のようになって楽しいですよ。

何も考えたくない日は、目をつぶって辞書を開き、そのページの一番初めに書いてあった言葉を書くのだって良いです!

飽きてきたら

お子様はすぐに飽きてくるはずです。それは当然のことですので、叱らないであげてください。

「やりたくない」と言われた日は、お子様の代わりに保護者の方が辞書を引いて、書いてみるのもおすすめです。ご家族で交換日記のように交互に書くのも良いですよ。

また、こんなゲームもお試しください。家族内で競争しても、1週間でどれだけ成績が伸びるか自分と競っても良いでしょう。

  • 辞書引きの速さ競争

  • 文字数(または音数)が多い言葉探し競争

  • 前回調べた言葉から「しりとり」をして、続く言葉を調べる

  • 辞書を引く前に言葉の意味を予想するクイズ

  • 言葉の意味を読み上げて、その言葉が何かを当てるクイズ

英語学習にもおすすめ

英語の学習にも、辞書引きはおすすめです。

小学校で学ぶ英単語は600~700語程度あり、中学校ではこれらの単語は学習済みとして扱われます。

また、中学校で学習する単語数は、以前は1200語程度だったのですが、学習指導要領が変わり、1700~1800語程度へと大幅に増えました。

つまり、保護者の世代と比べると、小中学校で覚える英単語数が2倍以上に増えているのです。

英単語であれば、お子様は知らない単語の方が多いでしょうから、どんな言葉を調べようかと迷うことも少ないでしょう。

お子様の身近にある机、鉛筆、部屋、家といった名詞を、英語では何と言うのかを調べていくだけでも、辞書ノートはすぐに埋まるはずです。

名詞で辞書を引くことに慣れてきたら、歩く、走る、見るといった動詞、小さい、大きいといった形容詞など、興味に合わせて少しずつ広げていきましょう。

学校で習った英単語を和英辞典で引くのも、ぜひ試してみてください。

続けるコツ

お子様がノートを書き終わったら、保護者はきちんと見てあげましょう。

お子様は、保護者の関心がどこに向いているのかに敏感です。保護者が辞書引き学習に興味を持っていないと、やらなくてもいいことだと判断してしまいます。

お子様のノートを見て、「へえ、こういう意味なんだ!」と驚いたり、花丸を描いてあげてみてください。たったこれだけで、継続率がグッと高くなります!

辞書を引いた言葉を、すべて覚えようとする必要はありません。忘れてしまって良いのです。

意味や言葉の使い方をしっかり覚えていなくても、一度辞書を引いた言葉は「どこかで見たことがある気がするな」と記憶の底に引っかかりができます。言葉に親しみができれば、十分です。

また、辞書を引くことに抵抗感が薄れるというのも大きな効果です。


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自主学習や夏休みの自由研究にもおすすめです。

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  1. がんばることを決める

  2. お子様が、がんばったことをスタンプで報告

  3. 保護者がスタンプでほめる

この簡単3ステップで、お子様の習慣化を応援します。

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