📚10今さら【汝、星のごとく】
汝、星のごとく
凪良ゆう(京都市在住。2006年BL小説でデビュー)
講談社 344頁
2022/8/2初版
極々たまに、本の覚え書きをnoteに書いている
ジャンル問わず読むけれど「小説」のことは書いたことがない
「どんな小説を読むのか?」というのは、何故だか内面を覗き見られるような恥ずかしさを感じるから
ただの自意識過剰
(因みに今読んでるのも小説)
それなのに「汝、星のごとく」?
最高の恋愛小説の呼び声も高く、発売後すぐに重版がかかる大ヒット、本屋大賞も受賞した
ストーリーの紹介もレビューも多数ある話題作
いつ読んでいつ書いても、その輝きが減じることはないけれど、さすがに今更感が拭えない
つい先日、【夏読書のふりかえり】としてこの本について書いた方がいらっしゃった
本書の中で花火の場面は印象的だから、夏が似合うのかも知れない
みるみる様⤵️
「何気ない会話にでてくる言葉を、書き留めながら読みました」とコメントすると10/5(木)にレスポンスを下さった
この機会に自分が書き留めたものを読み返してみた
せっかくだから書き留めておいた言葉たちを、ただ書き出して並べてみようか?
読んだときの私が、一体どんな言葉に反応したのかがバレちゃうけれど
舞台は瀬戸内海の島
主な登場人物は
恋愛と息子に依存する母親と島に移住してきた櫂
父親が恋人瞳子の家に入り浸ってしまい、精神的に不安定な母と暮らす暁海
櫂と暁海を見守る高校教諭でシングルファーザーの北原先生
高卒後の進路に迷う暁海
儲かったら家を建ててと櫂に言う母
刺繍のプロに転向しないかと勧められ、母親の生活を理由に島での会社勤めを続けると言う暁海
島の若者と一度だけ関係を持ってしまった暁海
互助会に入るつもりで、と暁海に結婚を持ちかける北原先生
島に戻ってきた末期がんの櫂
死期迫る櫂の希望で出かけた
島の花火大会
並んだ言葉を読み直してみる
きっと私は、他者から決めつけられたくないのだな
縛られたくないのだな
自分の経験を強みだと思っても良いのだな
形式に拘らない心の繋がりを頼もしく思っているのだな
自分には寛容が足りないと思っているのだな
純粋に「愛しい」「あなたが必要」と思えることに憧れがあるのだな
そんなことが浮き彫りになってきた
大丈夫、私は未だ生きてるんだから
スキして下さった物語人/星乃琉香様が本書を勧めていらっしゃった⤵️
ストーリーについては、敢えて触れない
( )内を見ると、一見人間関係が複雑そうに思えるけれど、無問題
未読の方は一度手に取ってみると良いんじゃないかな?
読み始めたら、休むことなく一気に読み切ってしまうと思うよ