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吉備路サイクリング_2|吉備津神社と吉備津彦神社

関西から比較的近い
岡山県をぶらり巡った9/14~16
14日は那岐山縦走ハイクを満喫🍃

ハイク後は津山市内の旅館に一泊し
15日は津山をぶらり散策し総社泊

最終日16日は初散策の総社を
レンタサイクルで巡ってみました

現地でも見所多くて驚いたけど
記事を書いてても内容が濃くなり
書ききれなかった分がこの記事🤗

9/16|吉備路サイクリング


今回レンタサイクルで巡ったのは
総社駅と岡山駅を繋ぐ吉備路きびじ自転車道で
距離25km、高低差26mの沿道には
歴史的スポットが点在してます✨

🔗吉備路レンタサイクル🚴

自転車は西端の総社駅前で借りて
東へ走ることにしましたが
今回の目的は走破ではないので
見所の無い岡山市内は避けて
乗捨て可能店のある備前一宮まで🍃

吉備路サイクリング_1の経路

前回の記事では総社駅から
造山古墳まで書いたので
今回はその続きから…

書こうと思ったんですが
ここまでに巡った場所について
気になることがあり調べたので
本題に入る前に書いておきます

巨大古墳が岡山にある理由

吉備路自転車道沿いには
多くの歴史的な名所が点在するが
中でも大きさが国内TOP10入りする
巨大古墳が2ヶ所あることに驚いた

■大規模古墳大きさランキング
1_大仙陵古墳《大阪府堺市》
2_誉田御廟山古墳《大阪府羽曳野市》
3_上石津ミサンザイ古墳《大阪府堺市》
4_造山古墳《岡山県岡山市》
5_大塚山古墳《大阪府松原市・羽曳野市》
6_丸山古墳《奈良県橿原市》
7_渋谷向山古墳《奈良県天理市》
8_土師ニサンザイ古墳《大阪府堺市》
9_中津山古墳《大阪府藤井寺市》
10_作山古墳《岡山県総社市》

他のランキング上位も気になり
何気なく調べて疑問が増す💦

岡山の2古墳以外は全て大阪と奈良
さらに11位以降も25位までは
全て大阪と奈良にある古墳だった…

古墳の大きさは権力を象徴するもの
てことは大きな古墳がある場所には
権力者がいて大きな国があったはず…

多くの古墳が作られた3~7世紀を
古墳時代といいその時代に成立した
古代日本の政治および軍事勢力を
ヤマト王権(大和朝廷)という。

本拠地としたのが巨大古墳が多くある
奈良盆地(奈良県)および河内平野(大阪府)

Wikipedia

歴史疎い僕でもこの辺までは
なんとなく知ってた範囲😅
大阪と奈良に多いのは分かるが
なぜ岡山?という疑問は残る…

気になる内容は造山古墳に隣接の
ビジターセンターにありました🙌

古墳時代初期、朝鮮半島から鉄を輸入するルートは日本海と瀬戸内海の海上ルートで全国に流通していた。その後、ヤマトの王と吉備の王が手を結び、瀬戸内海ルートに一本化。それにより交易で生じた富が集中し、王墓は瀬戸内海沿に分布します。吉備の王はヤマトに次ぐ勢力を持ち、全長100m超えの大型古墳を多く築きます。

古墳時代中期、吉備はヤマト王権に反乱を企てるが失敗(日本書紀に記載)。瀬戸内海ルートは吉備が手を引いたことでヤマト王権のもとなる。吉備のまとまりは解体してしまう。

現地の説明

瀬戸内沿いの交易で栄えたことで
大きな古墳を築けたようです

田園風景と川沿いを走る

前置きが長くなったけど
ようやく造山古墳から先へ

ここまでは見所連続してたけど
ここからしばらくは何にもない💦

自転車道沿いに続く田圃
訪問した9月中旬頃は稲刈り前

分岐を今回は右へ

左へ行くと秀吉の水攻めで有名な
備中高松城など気になる場所あったが
今回は泣く泣くパスして先へ急ぐ

岡山JCT

新旧問わず建築物好きですが
橋などの土木構造物にも興味がある
特に高速のICとJCTに目がない😆

地図見ながら辿るものの
全ての分岐交差点に標識がなく
見失ってないか不安になったが
標識を見つけて一安心した写真😅

田圃沿い、高速道路、川沿い…
そして再び田圃沿いの道を走る
次の名所は正面の山麓💦

山の中に建物が見える

造山古墳から40分ペダル漕ぎ
ようやく見えてきた建物✨

備中国の一宮|吉備津神社

大吉備津彦命おおきびつひこのみことを主祭神とし、本来は吉備国きびのくにの総鎮守だったが、689年に三国(備前びぜん備中びっちゅう備後びんご)への分割により備中国の一宮とされた。主祭神の分霊が備前国の一宮(吉備津彦神社)、備後国の一宮(吉備津神社)となったとされることから、備中の吉備津神社は吉備総鎮守三備一宮と名乗る。

Wikipedia
自転車を置いて境内へ

境内は森に囲まれてて遠くからは
建物が一つしか見えてなかったけど
予想外に広大な境内でした😅

北参道の階段を登ると見えるのが
室町中期再建で重要文化財の北随神門

拝殿(左側)

階段を登った先が拝殿と本殿
境内散策を前にひとまずご挨拶🙏

本殿
真横から本殿(右側が拝殿)

本殿・拝殿は1425年再建で国宝✨
特に本殿の方は比翼入母屋ひよくいりもや造りという
全国唯一の建築様式で吉備津造とも称す

廻廊(1579年再建)

本殿と拝殿を鑑賞し終えて
次に向かったのは長い廻廊🍃
自然の地形に沿って一直線に建ち
端から見るとジェットコースター😆

本殿側からは緩い勾配で下る
えびす宮(商売繁盛・家業繁栄の神様)

廻廊沿いにはえびす宮の他
いくつかの摂末社が並ぶ

廻廊の南端
本宮社への入口

廻廊の南端にあるのが
吉備津彦命の父母神をおまつりし
安産、育児の神様とされる本宮社

ひたすら続く廻廊

南端からも境外に出れたけど
廻廊歩きが心地良かったので
帰りもひたすら続く廻廊を満喫😁

弓道場横のベンチ

長い廻廊にはベンチもあり
自転車旅の休憩もついでに♪

帰り際、龍の絵馬を目にして
最近新年になった気がしてたのに
今年も終盤やなとしみじみ…🐉

備前国の一宮|吉備津彦神社

境内散策で忘れる自転車の存在💨
駐輪場に戻る途中で今回が徒歩旅なら
歩きたかった場所を見つけてしまう💦

吉備津神社から吉備津彦神社まで
吉備の中山を抜ける約3km
中国自然歩道に指定される山道🍃

吉備の中山

何の変哲もない低山ですが
吉備国が繁栄した古墳時代に
築かれた中山茶臼山古墳が残り
かつては吉備の中心だったことが
吉備の中山となった由来そうです

吉備国が分割された後は
備前国と備中国の国境に定められ
山の西に備中一宮の吉備津神社
東に備前一宮の吉備津彦神社が鎮座

一つの山麓に二つの一宮があることは
吉備の中山がいかに大切な山であるかを
物語っている…と現地の説明にあった✨

吉備津彦神社の参道

吉備津彦神社は備前国の一宮で、吉備津神社から分霊された大吉備津彦命を主祭神として祀る。伝説としてヤマト王権が四道しどう将軍として派遣した吉備津彦命温羅うら(吉備地方に伝わる古代の鬼)を退治したと語り継がれ、昔話桃太郎の原型になったとされる。

Wikipedia
随身門

手水舎には桃太郎に関連する
人形が並びポップな雰囲気🍑

拝殿

だいぶ日が傾いてきたのと
目的地の駅も近いので
楽しめたことへの感謝を🙏

拝殿と本殿(右奥)

本殿は流造ながれづくり檜皮ひわだ
1697年再建で県指定文化財

安政の大石灯篭

この大灯篭は6段造り、高さは11m、笠石は8畳敷の広さがあり日本一といわれている。文政13年(1830年)と安政4年(1857年)の二度にわたり地元有志が発起し、天下泰平、万民豊楽などを祈願し、寄進を募り奉納されたもの。石に彫られた寄付者名は1670余名で、5,676両(約1億3,000万円相当)の浄財が寄せられている。

現地の説明

吉備津神社に比べたら
こじんまりした境内を散策して
最終目的地である駅へ向かいました

16時頃、駅横で自転車を返却
この時間は1時間に2本あるので
次の列車までは20分待ちでした♪
(日中と夜は1時間に1本)

16:21発の岡山行に乗車し
岡山で新幹線…も過ったけど
大阪までそんなに遠くもないので
在来線乗継ぎ最後までのんびり移動🚃

芸術的な夕焼け空

夕焼け空が綺麗やったので
姫路で途中下車してお城鑑賞✨
帰宅したら夜でした🙌

🚴自転車旅のルート

■吉備路サイクリング|1_総社~造山古墳

総社駅〜造山古墳
備中国分寺 付近詳細
造山古墳 付近詳細

ここまでの内容はこちらの記事で👇


■吉備路サイクリング|2_造山古墳~備前一宮

造山古墳~備前一宮駅
吉備津神社 境内詳細
吉備津彦神社 境内と周辺詳細

総社駅から造山古墳までに比べ
後半は立寄りヶ所数は減ったけど
立寄った2つの神社は共に濃厚🙌

境内の建築物を中心に
時間をかけて巡ったつもりやけど
あとで見返すと見足りてなかった💨

吉備の中山も歩いてみたいし
備中高松城や鬼が住んでいたとされる
鬼ノ城も気になるのでこのエリアは
近いうちに再訪問したいです😁

関連記事_自転車で巡る旅先

車よりは行動範囲狭いけど
徒歩よりは行動範囲が広がるので
散策エリアの状況によっては
自転車を借りることがある🙌
以前は自転車移動をメインにした
サイクリング旅してたこともあった
記事見返しながら懐かしかったので
この機会にまとめてみる🚴
■輪行&サイクリング旅
🚴しまなみ、とびしま海道
今治から呉まで2日間で154km

■旅先レンタサイクル
🚴豊島《壇山と北回り一周》

🚴小豆島《土庄から三都半島》

🚴金沢《シェアサイクル利用》
2日間で5回借り乗捨てる


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かぼちゃかべ
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