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最近おうちで読んだ、たのしい海外小説たち

最近おうちで読んだ、たのしい海外小説たち

暦の上では、虫が動き出す「啓蟄」は3月はじめごろ。
今年は感染症の影響であまり春の恩恵は受けられなかったけれど、本の虫こと私は順調に家で活動していました。

春にして君を離れ アガサ・クリスティ5月に読んだ22冊の中で、一番刺さった。

 アガサ・クリスティといえば推理小説の女王、そんな風に思っていたけれど見事に覆された。「春にして君を離れ」は、誰も死なないし事件も起きない。

それでも読み手の心

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気分は選書にあらわれるのか、今週の4冊

気分は選書にあらわれるのか、今週の4冊

桜が咲いた。あまり外に出ない私はなかなかじっくりと見られなかったのだが、また来年も咲くのだからよいだろう。1年なんてあっという間だ。

さて今週よんだ本をご紹介します。(読まなかった本も含まれています)

82年生まれ、キム・ジヨン

あらすじは色んなところで紹介されているのでよいだろう。82年に女性として生まれたキム・ジヨンの半生と、それに伴う理不尽の数々だ。

前々から話題になっていたので読み

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脳の処理能力が落ちているときは本、と今週の3冊

脳の処理能力が落ちているときは本、と今週の3冊

外の世界を知ることは、気分を安らかにしてくれる。とくに自分が行き詰まっていたり、視野が狭くなっているときに。

ただ、本は視覚情報を与えてくれない。遠く離れた人の物語も、人物の顔すら想像で補わないといけない。でも私はそれが好きだ。情報量が多すぎる世界の中で、本を読んでる時間だけは自由になれる。

処理しないといけない情報が文字しかないからこそ、想像力や記憶力、類推力などほかの部分で脳を広く使える気

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