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カセットboyの読書記録

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2020年8月の記事一覧

本日の読書

本日の読書

「怒り」(上下巻)吉田修一(著)

再読のつもりだったけど(なぜなら家にあったから)
全く内容を覚えてなかったので、積ん読したまま
忘れていたのかもしれない。

大きく3つの場面に分かれている。
それぞれが別々に進行してゆく。
上巻が終わるまで、それが繋がることはないので、
人によっては、読みすすめるのが苦痛かもしれない。

しかしさすがこの著者は読ませる力はあると思う。
何気ない日常を綴っている

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本日の読書と流星群

本日の読書と流星群

「小公子」バーネット(著)
再読。

先日の小公女に続いての読書。
男版シンデレラストーリーといったところか。
親子関係を断絶し、一般女性と結婚した貴族男性。
寄って立つものなどありはしない。
さらにその息子が主人公なのだけど、父親が亡くなり、
また、本来、伯爵の地位を継ぐはずだった父親の兄も亡くなり、
突然、イギリスの伯爵家に連れられてくることになった。
祖父である伯爵は、人間嫌いで、横暴で領民

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本日の読書

本日の読書

「小公女」フランシス・ホジソン バーネット (著)
再読。

「小公女セーラ」というタイトルでアニメ化され
「ハウス世界名作劇場」で放送されてましたね。
あまりに有名な作品です。

このアニメシリーズは、他に「アルプスの少女ハイジ」
「フランダースの犬」「赤毛のアン」「愛少女ポリアンナ物語}
など名作が多数あり、その多くの原作が文庫化もされています。
「アニメの原作かぁ」などと偏見を持たず
読んで

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本日の読書

本日の読書

「思い出のマーニー」ジョーン・G. ロビンソン(著)
再読。

あまりに有名過ぎるので、内容は割愛。
ある少女(ともう一人の少女)とのひと夏の物語とだけ。

再読ですが、1度目ほどの感動はなかった。
(一度めはとても感動した記憶がある)
日本でアニメ化されたのが、比較的最近なので
原作も近代のものかと思っていたが、なんと1964年!!
56年前、第一回の東京オリンピックの年ですね。

一度めほどの

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本日の読書

本日の読書

「アルジャーノンに花束を」ダニエル・キイス(著)

云わずと知れた著名本。
「不朽の名作」「感動する本」「泣ける本」という惹句で
必ず出てくる本。
過去、何度か挑戦し、今回やっと読めた。
※始めの方は文体が読みにくいので(読んだ人には分かるでしょう)

正直いうと、肩透かし.....
全然泣けもしないし、あれ、これで終わり?という感じだった。
あえていえば、過大評価されてる本かなとも思った。
もち

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