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散文

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思い出や生活の中で感じたことを中心にした徒然なる書き物達です。
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#散文

十二支

十二支

毎年この時季になると思い出す話。
職場の後輩はあまり物事を知らない。
そんな後輩と干支の話になったので
後輩(戌年)に十二支を尋ねてみた。

後輩:「イヌ、イー!m…

私:「ちょいちょい!
後ろの二つから始まってるよ。」

後輩:「えっ!あっ!メー!ウシ、トラ、t…

私:「!? ん?最初何て言った?」

後輩:「えっ?えーと、メー、ウシ、トラ…

私:「メー!?ちなみにメーって何!?」

後輩

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討論

討論

先日友人と討論している夢を見た。

カンフーや格闘に強そうな名前の野菜は何かという討論。

一位は満場一致で師匠感すらあるという理由でチンゲンサイ。

では二位は?という討論。

夢の中で私は力説していた。
絶対にブロッコリーだと。

理由はまず『ブロッ!』という響きが相手に圧をかけるだろうという点。

そして最大の理由として、こう述べた。

ブロッコリーだよ?
ブロッコ・リーってことだよ?
もは

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花を愛でる

花を愛でる

いつからだろう。
花をこんなに好きになったのは。

学生の頃は全く興味がなかったのに。

大人になり、プレゼントでお花をあげたり、いただいたりすることが増えた。

だから花瓶を買った。

花瓶を買ったら、花を活けたくなった。

花を活けたら、ここに流れる季節と花の生涯を感じた。

できる限り美しく長く在ってほしいと思った。

花は毎日違う顔を見せてくれる。

とても美しく、そして儚い。

今日は花

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好みの顔

好みの顔

何故だかわからないが、弟の学生時代の写真を家族で見る機会があった。
弟はお友達とはしゃいでいて、とても楽しそうだった。

「この子かわいいね。」と言うと、弟は「確かにその子は人気があった。」と言った。
すると「どれどれ」と言って父も写真を見始めた。

しばらく見ていた父が「この子かわいい」と言った。
「どの子?」と確認した弟はこう言った。

「それ、俺ですけど。」

なんとその子は女装した弟だった

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糸

記憶の糸を繋いで
思い出の答え合わせをする

その糸で自分を編み込んで
形作っていく

人に優しくの「人」の中に自分も含みます

そう言ってくれるあなたの優しさが
心の中で絡まった糸を
解きほぐしてくれる

そしてその糸でまた
自分を作ることができるのです

架空

架空

誰かが書いた
架空のヒーローの
架空の話の
架空のテレビ番組の
架空のエンディングテーマソングの歌詞に
架空のメロディーをつけて
一生懸命歌い込む。

意味があるかはわからないけど
楽しいのでそれでいい

心配

心配

何があったかはわからないけれど
何かあったということはわかる
あなたはそれを隠そうとするから
無理に聞いたりしないし
素知らぬ顔をしていますが
心配はしています

吐き出したくなったら
いつでもぜひ

あだ名で呼ぶのは勇気がいる

あだ名で呼ぶのは勇気がいる

 何故か昔から人をあだ名で呼ぶ事を躊躇してしまう。
 「えんどうあや」という名前の私は今まで
・えん、えんちゃん、えんさん
・どぅー、どぅーちゃん、どぅーさん
・あや、あやちゃん、あやさん
・まめ、まめち
などと呼ばれてきた。
 以前、私の名前をどうしても覚えられないおばさまが居たのだが、結局毎回思い出せないということを悩んでいたので、好きなように呼んでくださって大丈夫ですよと言ったら、「まりちゃ

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青唐辛子

青唐辛子

 私は辛いもの耐性がそこそこある方だ。昨今のブームである激辛はあまり好きではないが、旨くて辛いは大好きだ。
 ワサビ、カラシ、山椒などなどいろいろな辛味があるけれど、特に唐辛子が好きだ。
一味、七味も好きだけど、特に青唐辛子。

青唐辛子の甘味噌、青唐辛子のピクルス、青唐辛子のチヂミ、青唐辛子の醤油漬けなんかあれば、永遠にお酒が飲める気がする。

あぁ、ゆっくりつまみながら、あーでもないこーでもな

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ヘルメット

ヘルメット

2023年4月。
自転車乗車時のヘルメット着用協力義務化。

私は父のお下がりの、ハンドル部分にミラーを付けたちょっと変な電動自転車で通勤している。

ママチャリ型の自転車なのに、何故かスポーツタイプのヘルメットを買ってしまった。

まあいい。
さぁ、ヘルメットを被って出発だ。

細い路地を抜け、商店街へ出る。

おい、誰もヘルメット被っとらんぞ。
わしゃ真面目か。
すれ違う自転車乗り達が私を見て

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勘

そうだった。
自分の勘が鋭いことを忘れていた。

取り戻そう。

深く

深く

わからない。
気持ちは焦っている。
身体は重い。
何かが不安。
いろいろ抜け落ちていく感覚。
大丈夫。
深呼吸、深呼吸。
アウトプットして、落ち着かせる。
今不安定。
大丈夫。
そんな時もある。
大丈夫。
深呼吸、深呼吸。
呼吸大事。
ゆっくりで大丈夫。
もともと私はゆっくり考える人間なんだから。
大丈夫。
私のコントロールは私がすればいい。
大丈夫。
深呼吸、深呼吸。
深く息を吸って。
深く息を

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白黒分類

白黒分類

 昔から統計を取ったり、分析したり、カテゴリー分けするのが好きなのだが、世の中にはグラデーションで無数のグレーな事象がある。赤みがかったグレーもあれば、黄みがかったり、青みがかったグレーもある。
 白か黒かだけでは語れないグレーを分類して、チャートにして、自己満足する。
 白か黒かどちらかという型に嵌めるのは好きじゃない、と言いながら、グレーを分析することで細かい型に嵌めようとしている。
 結局は

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嫌いという感情

嫌いという感情

 私は『人を嫌いになる』という事があまり無い。苦手だと思う人が居ても、苦手と感じた時点で距離を取るので、『嫌い』という感情まで辿り着かない。ただそれでも稀に距離を取りきれない場合に、嫌いになる事がある。

 小学校5年生の時、4年生から持ち上がりで受持だった担任の先生に怒られたことがあった。休み時間に先生が先生の机の後ろにある棚からポスカのカラーペンをバラバラと落とした時に、先生の机の近くにいた私

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