大橋ユカリ

ホームページがハッキングにより抹殺されたので、こちらにブログを書き始めます。 フリーウェディングプランナー。 夫、子ども(男の子2人)の4人暮らし。

大橋ユカリ

ホームページがハッキングにより抹殺されたので、こちらにブログを書き始めます。 フリーウェディングプランナー。 夫、子ども(男の子2人)の4人暮らし。

最近の記事

「今」が、夢中になれる未来に繋がっているのかを考える。

目の前の事象には、必ず意味がある。 というのは、そう思わなきゃやってられない!という精神安定剤みたいなものなのか、実際にそうなのか。 生きてると時々、言葉を飲むような出来事に遭遇して その度に自分の無力さに対面して 真っ白な脱力感に襲われることがあります。 逆に「大そうな事象」との遭遇確率が低いことをハッと実感して 挫折や呆然とするほどの無力感は、挑戦した人だけが経験できる 「レベルアップステージ」なんだと思うと、それに少し嫉妬したりもします。 「じゃあ結局どんな状態がハ

    • 選択肢の多い人生を

      「どうして勉強するの?」と聞かれたら「選択肢の多い人生にするため」と答えるし、「どうして情報は必要なの?」と聞かれたら「意思を持って選択するため」と答えます。「選択すること」は、人生の幸福度を左右する重要ポイントだと思っています。 何年か前すごくお金がない時があって、仕事帰りに金山駅を通ったら明太子が売ってて、それは1箱1,000円だったんだけど、お財布に1,500円くらいしか入ってなくて心細くて買えませんでした。明太子、大好きなのに! つまり、明太子を買うも買わないも、ど

      • 食事をするだけならひとりで出来るけど

        たくさんの人を招いて結婚式をする意味とは?みたいな 「結婚式アンチ」を見かけることもあるけど 誰かに背中を押してもらって勇気が出たり 同じものを見たり聞いたりして一緒に泣いたり そばにいてくれるだけで心強かったり そういう豊かな経験を積み重ねて 人に優しくなれたり 誰かに共感できたり 感謝の気持ちが生まれたりするんだと思う。 誰かと食事をする意味なんて無いよね。 自分ひとりで食べられるし。 っていう人生はつまらない。

        • 自己満足と焦げたパン

          4月1日。断捨離と言うほどたいそうな程ではないけど、ゴミ袋6袋分の粗大ゴミを出しました。いつか使うだろうもの、ここ何年も手にとってないけど捨てるには惜しいもの、なんとなくずっと捨てられずにいたものを6袋分。 時間も思い出も抱えられるものには限界があって、それなのにもっともっとと欲ばかり出る中で、昔の可愛らしい一瞬に心が奪われて今の愛しさを取りこぼさないように捨てました。 一番上の棚の奥の方から、やたら分厚い封筒が出てきて、開いてみたら10年前に母からもらった手紙でした。1

          もしも、わたしが今、結婚式をするのなら

          もしもわたしが「今」じぶんの結婚式を挙げるなら ほぼ確実に「二部制」にします。 現実のわたしが結婚式を挙げたのはもうずいぶん前で、当時と今では 選べるウェディングスタイルが違うのはもちろん、わたしの知識と経験も違っていて、あの頃は「(自己満足での)ちょっとオシャレでしょ!」を目指すのに精一杯だったなぁ。 予算が厳しければ同日での二部制にするんだけど(ランチタイムに家族と。ディナータイムに友達と)、家族と過ごす時間は、普段なかなか行けないちょっと高級感のあるレストランとか、貸

          もしも、わたしが今、結婚式をするのなら

          「納得感」を諦めちゃいけない。

          もう何年も前だけど、もしかしたら結婚式までお母さんの命が待ってくれないかもっていう花嫁さんがいて。 だから白無垢と袴で前撮りをすることにして 実家近所の神社とか、犬のお散歩コースで写真を撮って その後にお母さんが入院している病院へ行きました。 お母さんはすごく喜んで、震える手でベッド隣の引き出しから ファンデーションを出して「私も綺麗にしなきゃ」ってお粉をはたいて 病院のスタッフさんもすごく協力してくれて、ロビーでも写真を撮って 病室に戻ったらお父さんがベッド脇で膝をついて

          「納得感」を諦めちゃいけない。

          全ての打合せに同席する意味

          独立する前、会場勤めのプランナーだった頃 例えばお花や司会の打合せにプランナーが同席していないことが謎でした。 他にも、衣裳とかヘアメイクとか、全部。 もちろん会場勤めの頃は「そうしなきゃいけない理由」もあったし(効率化)それがクレームに繋がることはなかったけど、伝言ゲームは極力少ない方が濃度が上がるんじゃないかと思うんです。プランナーにとって「関係ない打合せ」はひとつも無くて、情報のカケラの取りこぼしが結果として大きな損失を生む可能性だってあると思っています。 新郎新婦さ

          全ての打合せに同席する意味

          この人、悩みなんて無いんだろうなー。

          今、改めて新規のお客様へのトークスクリプトやツール、そしてご提案する会場の見直しをしています。13年前にもやったし、その後もそうだし、でも今まためちゃくちゃ集中してやっています。 わたしはすごく用心深くて怖がりで、「こうなったらどうしよう」とか「最悪、こんなことになるかもしれない」と、(大袈裟じゃなく)夢の中でも震えています。想像する心配の85%は起きない。と言うけれど、残りの15%になっちゃったらどうしようと、A案B案C案D案まで考えます。お客様からしたら「え、大丈夫でし

          この人、悩みなんて無いんだろうなー。

          わたしは「普通の人」だから

          わたしは決してクリエイター気質ではなくて、だからこそプランナーに向いていると思っています。感覚と感性を発揮して作品を作り上げるクリエイターさんの力を大いに借りて結婚式を作り上げる中で、わたし(プランナー)は「普通の感覚」を大切に、全体を把握して整えています。 「やらされている感」の結婚式ではなくて、つまり、新郎新婦が入れ替わっても成立してしまうような結婚式には興味はないのです。入場ひとつ、演出ひとつ、もちろん言葉のひとつひとつもテンプレートや定型文なんて必要なくて、むしろそ

          わたしは「普通の人」だから

          「いい結婚式」の条件

          「いい結婚式」があるとすれば、その条件の1つとして「家族全員の気持ちが心地よく結婚式に向かっている」という状況があります。ちょっと分かりづらいですよね。具体例を挙げますね。 例えば、あるカップルさんとお話していた時、新婦さんがポロポロと泣き出しました。遠慮がちに話してくれたのは「彼のお母さんが全部に反対する。私たちが一生懸命考えても、あまり良い反応を見せてくれない」とのこと。「私たちのことを心配してれる気持ちは嬉しいけど」と言葉を付け足しながら戸惑っている様子を見て、それは

          「いい結婚式」の条件

          オリジナルウェディングって、なんだ?

          「オリジナル」って聞くと、オーダーメイドとか独自のとか、唯一無二のとか、そういった言葉が浮かぶ人が多いように思うけど、そもそも「オリジナル」って英語は「最初の・本来の・原型」って意味みたい。あれ、けっこう間違った意味合いで捉えてるなぁって印象があるけど、みんなはどうだろ。 「オリジナルウェディング」って言葉が一般的になって、きっとそれは「誰とも同じじゃないですよ」「私たちの個性を生かしていますよ」って意味で広まっているように思うけど、それで言えば「(ふたりにとって)本来ある

          オリジナルウェディングって、なんだ?

          「社会問題」でホームページが抹殺された

          「現在、社会問題となっている背景も多々ございます」という言葉と難しい専門用語が並んだメールが届いて、わたしの大切なホームページがこの世の中から消えた。 じぶんで仕事を始めて13年。その間に5回のリニューアルを重ねて、今のホームページは3年前くらいに新しく作り直したものでした。ホームページ制作には毎回、途方もない時間と気力と脳みそを注ぎ込んでいて、時に苦しみながら生み出しているんだけど、それが「社会問題」で消えた。ハッキングって高度な悪さというイメージがあって、なぜかずいぶん

          「社会問題」でホームページが抹殺された

          こんなに助けられる日々

          去年から今年にかけて、プライベートではいくつかの試練(?)にぶち当たってます。まぁ、きっとこれまでがあまりにも平和すぎたんだ。 それでもやっぱりズサン!と立ちはだかるモヤモヤを前にすると、一瞬怯む。それはもう、盛大に。涙腺は頼りなく崩壊するし、心にはずっと木枯らし。ザワザワザワザワ。でも私の良いところは、分かりやすく1日ごとに気持ちが落ち着いていくところ。寝た分だけ、気持ちが軽くなるところ。(最近よく寝てる理由はこれだね) そして、気付いたのは、もしかしてこれは一瞬の悩み

          こんなに助けられる日々

          おこがましい自意識と、諦めきれないスーパーマン

          じぶんのことだけ悩んでりゃ良かった子ども時代。 じぶんのこと以外の悩みの方が多くなったのは、じぶんのこと以上に大切だと思える人が増えたということ。かと思ったけど、子ども頃だって大切な人はいた。もちろん。 それはきっと、視野が広がったことと想像力が豊かになったことが理由なんだと思う。小さな心配事を見つけては「これがこんな大きな問題になっちゃったらどうしよう」とか「こんな問題まで引き連れてきちゃったらどうしよう」とか、そんなときの想像力は暴走する傾向にあるから困るよね。 最近

          おこがましい自意識と、諦めきれないスーパーマン

          リッツのサービスで感じたこと

          初めてのリッツカールトン宿泊。 不審者に思われない程度に、どんな人かそこで何をしていて どんな言葉と空気感が交わされているのかを観察しました。 設備や備品ひとつひとつの高級感は言うまでもなく、まさに隙のない印象を受けたけど、それはあくまでも外側。内側のサービスは「リッツしか出来ない特別ものやテクニック」があった、、、、とは思いませんでした。これはマイナスの意味ではなく、ホテルマンとして以前に「人」として、当たり前のことを徹底的に全員でやり切るパワーがすごかったということです

          リッツのサービスで感じたこと

          リッツで私が向き合ったもの

          ホテル内のカフェで堪能したチョコレートケーキにお酒が入ってたのか、場の雰囲気に酔ったのか、しばらく浮き足だってふわふわしちゃって、あれ、このままじゃただの「滞在」になるぞという危機感を感じながらも、お部屋でワイン1本が空く頃には驚異の没入感で夜がふけました。 私は今回の滞在で、徹底的に自分と向き合いたかった。きっとそれは自分の「今」に迷っているからで、正確には「見えないこと」が多くて、でも日常は優しい顔して残酷に時間を追いやってしまうから、絶対に今こういう時間を作ることが必

          リッツで私が向き合ったもの