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全ての打合せに同席する意味

独立する前、会場勤めのプランナーだった頃
例えばお花や司会の打合せにプランナーが同席していないことが謎でした。
他にも、衣裳とかヘアメイクとか、全部。



もちろん会場勤めの頃は「そうしなきゃいけない理由」もあったし(効率化)それがクレームに繋がることはなかったけど、伝言ゲームは極力少ない方が濃度が上がるんじゃないかと思うんです。プランナーにとって「関係ない打合せ」はひとつも無くて、情報のカケラの取りこぼしが結果として大きな損失を生む可能性だってあると思っています。
新郎新婦さんにとっては、毎回はじめましてを繰り返して、心が閉じたり開いたり、また閉じたりしてるんじゃないかという「杞憂ならいいな」を感じていました。



今、わたしのプロデュースのやり方は全ての打合せに同席しています。独立してからずっと。「これが絶対」と決めているわけではないし、そうじゃない方法でもっと良い形があれば移行する気もあるけど、13年間ずっとこのスタイルでやっています。
おふたりの表情や(遠慮がちな)言葉選びを感じながら、たまに「代弁」したりして。「いや、わたしが勝手に思ったことなんですけど」って枕詞を使いながら、おふたりの疑問や希望を「頭ちょっとだけ」伝えます。それがきっかけになって「あ、言っていいんだ」「あ、聞いていいんだ」って、生き生きと話し始める姿に安心するんですよね。



あとは、わたし以外の人からの質問で、まだ知らなかった一面を垣間見ることもあります。そっかーー、ここはまだ掴めてなかったなぁって得した気分です。(鋭い質問をしてくれるクリエイターさんたちありがとう!)



安心してその日を迎えられるよう、見えないくらい薄い薄い膜を重ねていく感じ。
新郎新婦さんが安心して納得して結婚式を迎えられるように
他にも出来ることは何かないかなぁって、工夫の日々です。

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