オリジナルウェディングって、なんだ?
「オリジナル」って聞くと、オーダーメイドとか独自のとか、唯一無二のとか、そういった言葉が浮かぶ人が多いように思うけど、そもそも「オリジナル」って英語は「最初の・本来の・原型」って意味みたい。あれ、けっこう間違った意味合いで捉えてるなぁって印象があるけど、みんなはどうだろ。
「オリジナルウェディング」って言葉が一般的になって、きっとそれは「誰とも同じじゃないですよ」「私たちの個性を生かしていますよ」って意味で広まっているように思うけど、それで言えば「(ふたりにとって)本来あるべきウェディング」っていうことなのかな。こんなふうに改めて考えてみるのも面白いよね。
少なくともオリジナルウェディングとは「まだ誰もやっていないこと」「流行の最先端を追いかけること」ではない事だけは確かで、ほんとうにここを履き違えてしまうと、何のためにたくさんの時間とお金をかけて結婚式をするのか分からなくなっちゃう。いいの、新郎新婦はそんな理屈っぽいことばっかり考えなくても。楽しけりゃOK!みんなでワイワイ出来たらOK!それでもいいんだけど、誰かひとりだけは「ふたりにとってのオリジナルとは」をそれはそれは突き詰めて考える人が必要だと思っています。そしてそれは、ウェディングプランナーの役割であるとも思っています。じゃなきゃ、結婚式に置いてきぼりになる人が出てくる。それは再会を楽しみに駆けつけてくれる友人かもしれないし、予防注射を打つだけで一緒に泣けてきた親かもしれないし、新婦のワクワクについて行くだけで精一杯だった新郎かもしれない。
わたしが大切にしている「オリジナル」とは、ふたりに似合うこと。
大切な何かを取りこぼさないこと。
10年後に振り返っても、ふたりの言葉で語れて誇れること。
結婚式なんて自己満足。
そう言う人がいるとすれば、それはそういう結婚式しか見てないからでしょう。新郎新婦が真剣に向き合った「オリジナル=ふたりにとって本来あるべき」結婚式は、決してテンプレートではないから。きっと、これからのふたりをさらに応援したくなるから。
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