マサの競輪デビュー(仕事編)
泥まみれ汗まみれで、走り、ぶつかり続けたほとんど部活だけの4年間の大学生活を終え、マサが就職したのはテレビの制作会社。
4月1日に入社式を終え、2日から配属されたのはゴールデンタイムのバラエティ番組だった。
週イチの構成会議は12時間以上カンヅメ、収録前は準備で2、3日連続の徹夜は当たり前、編集作業に至っては3、4日ぶっ通しで編集室にこもるという今では信じられないほどの長時間労働。そのほかにロケの仕込みや視聴者対応などで、ほとんど家に帰れない日が続き、初めて休みがもらえたの