文學界6月号(5月8日発売)目次
文學界6月号、5月8日発売です。
【創作】
鈴木涼美「ギフテッド」130枚
歓楽街に住む娘の部屋に、「詩を書きたい」とやってきた死にゆく母。『「AV女優」の社会学』著者による渾身の初中編!
磯﨑憲一郎「日本蒙昧前史 第二部」
初来日したパンダの公開を上野動物園の飼育課長が終えた翌年、美男美女の俳優同士が結婚した――
青野暦「夢と灰」(文學界新人賞受賞第一作)
絵未、眞澄、千秋、伊沢。ことばですれ違い、ことばでつながりあう、若者たちの群像劇
中野沙羅「鳥たちは遠くで騒ぐ」(2022年上半期同人雑誌優秀作)
【対談】千葉雅也×マキタスポーツ「ボケは希望である」
【インタビュー】川上弘美「循環する小説たち」 聞き手=木村朗子
【座談会】大澤真幸×川添愛×三宅陽一郎×山本貴光×吉川浩満「私たちはAIを信頼できるか」
【シンポジウム】アーサー・ビナード×関口涼子×多和田葉子×李琴峰「移動するアイデンティティ」
【批評】千木良悠子「小説を語る声は誰のものなのか――橋本治『桃尻娘』論」
【追悼・青山真治】阿部和重「You Can’t Always Get What You Want――青山真治追悼」
【巻頭表現】西川火尖「空容器」
【文學界図書室】島田雅彦『パンとサーカス』(川本直)/千葉雅也『現代思想入門』(永江朗)/東畑開人『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』(宮崎智之)
【強力連載陣】円城塔 辻田真佐憲 藤原麻里菜 平民金子 綿矢りさ 高橋弘希 宮本輝 松浦寿輝 犬山紙子 柴田聡子 綾門優季 水上文