文學界

月刊文芸誌「文學界」の公式アカウントです。小説はもちろん、エッセイや評論、対談・鼎談など、誌面に掲載された記事を中心に、定期的に更新していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

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    文學界 2024年12月号 特集 創作 辻原登/沼田真佑 特集「共鳴する小説と映画」 [雑誌]

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    文學界 2024年11月号 創作 町田康/津村記久子/遠野遥 対談 長嶋有×千葉雅也 [雑誌]

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    文學界 2024年10月号 新連載 井戸川射子/藤野可織 特集「インターネットとアーカイブ」 [雑誌]

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    文學界 2024年9月号 新芥川賞作家エッセイ/特集「短歌と批評」

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    文學界2024年8月号 村上春樹/奥泉光/角田光代/戸川純/アマンダ・ゴーマン

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【目次】公開中の記事をジャンル別にご紹介します

 文學界noteに掲載中の記事を、ジャンルごとにまとめました。ぜひ気になる記事を見つけてみてください。  ちなみに2023年の年末に、今年よく読まれた記事BEST10というものも公開しています。こちらもぜひ、次に読む記事の参考にお役立ていただけましたらうれしいです。 ※最終更新日 2024年11月9日 小説冒頭試し読みエッセイ市川沙央 前世の記憶(芥川賞受賞記念) 佐藤友哉 恥ずかしいからこそ、やれること(特集・作家とギター) 岸政彦 ギターは個人に寄り添ってくれる

    • 《追悼》楳図かずお「大嘘をついてこそ芸術」【インタビュー】

       漫画家の楳図かずおさんが、先月28日、胃がんのため88歳で亡くなりました。22年には代表作『わたしは真悟』の続編となる101枚の連作絵画『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』を発表して話題を集めていました。その作品を中心とした展覧会の開催を機に「文學界」で掲載されたインタビューを全文公開します。聞き手は同誌で楳図かずお論を発表した三輪健太朗氏です。 聞き手●三輪健太朗 構成●吉田大助  撮影●山元茂樹 酒井七馬から学んだこと――楳図さんの作品は、「正統

      • 【目次】「文學界」2024年12月号の内容をご紹介します

        11月7日(月)発売、「文學界」2024年12月号の目次を公開します。 電子版は11月8日(金)より順次開始します。 創作辻原登「鋸山奇譚」 女子高校生の失踪、三社長の自殺。三十年越しの奇縁とは―虚実自在の筆が冴える 沼田真佑「白き使者」 忌々しき東京で姉・あさひと再会した純生。彼女は猫を飼い、別人のようになっていた 王谷晶「かう人」 隣に引っ越してきたいぬかいさんはペットを飼っていた。そのペットは大きくてよく食べる 旗原理沙子「犯罪者と私」 岩城けい「フェア

        • 【目次】「文學界」2024年11月号の内容をご紹介します

          10月7日(月)発売、「文學界」2024年11月号の目次を公開します。 電子版は10月8日(火)より順次開始します。 創作町田康「津井田殺し」 滑舌が良ければ偉いのか? 憤る私に平井君は、過去の〝とある殺し〟について語り出す 津村記久子「ログアウトボーナス」 スマホゲームからログアウトして五十日目。自分へのプレゼントとして、一輪挿しを買った 遠野遥「関係」 「こんなことを書いてはいけません」公務員たちは自殺対策事業のため作家を訪ねる 篠原勝之「いきあたり奈良」

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          【書評】市川沙央「異世界転生は殖民論の夢をみる――『大転生時代論』」【全文公開!】

          『ハンチバック』で衝撃のデビューを飾る以前は、20年にわたってライトノベルを中心に小説投稿を続けてきた市川沙央が、異世界転生×本格ポスト・ヒューマンSFの島田雅彦の新作『大転生時代』を読む。 ◆◆◆  世はまさに、大転生時代である。  大型トラックに轢かれて異世界に転生し、電車にはねられて異世界に転生し、通り魔に刺殺されて異世界に転生し、頭を打ったり、病気になったり、過労死したり、はたまた特に何もなくても転生してしまう。水洗トイレに流されたのは転生じゃなくて転移ものだっ

          【書評】市川沙央「異世界転生は殖民論の夢をみる――『大転生時代論』」【全文公開!】

          【目次】「文學界」2024年10月号の内容をご紹介します

          9月6日(金)発売、「文學界」2024年10月号の目次を公開します。 電子版は9月10日(火)より順次開始します。 新連載井戸川射子「舞う砂も道の実り」 さすらいの孤児、移住地を求める青年、生き別れの子を探す女―三人の旅が始まる 藤野可織「でももうあたしはいかなくちゃ」 小鳥は「さようなら」と絵本の外に旅立った。〝行けない〟私の、〝行くこと、行かないこと〟をめぐるエッセイ 創作仙田学「また次の夜に」 永方佑樹「字滑り」 特集「インターネットとアーカイブ」創作 宮

          【目次】「文學界」2024年10月号の内容をご紹介します

          【目次】「文學界」2024年9月号の内容をご紹介します

          8月7日(水)発売、「文學界」2024年9月号の目次を公開します。 電子版は8月9日(金)より順次開始します。 創作川上弘美「くぐる」 村田沙耶香「残雪」 戌井昭人「紙飛行機」 第171回芥川賞特別エッセイ 朝比奈秋「業と徳にまみれて」 作家論「わたし」はひとつのポータル 第6回 江南亜美子「朝比奈秋と身体性-1」 特別エッセイ 松永K三蔵「妹よ」 作家論 吉田大助「「責任」のある場所へ――松永K三蔵と二作目論」 新選考委員インタビュー 川上未映子「才能を見逃

          【目次】「文學界」2024年9月号の内容をご紹介します

          【目次】「文學界」2024年8月号の内容をご紹介します

          7月5日(金)発売、「文學界」2024年8月号の目次を公開します。 電子版は7月9日(火)より順次開始します。 創作奥泉光「寶井俊慶」 霊木に埋もれた仏を彫り出す名手にして、張型作者!? 私は知られざる仏師の足どりを追う 角田光代「星ひとつ」 父から継いだすずらん食堂も今は閑古鳥。食事中もスマホから目をあげない客たちに、文紀はつい…… 戸川純「狂女、純情す」 妹が亡くなり、マスコミから追われ、男と出会った。それは修羅の始まりでもあったーー戸川純、初小説 インタビ

          【目次】「文學界」2024年8月号の内容をご紹介します

          【目次】「文學界」2024年7月号の内容をご紹介します

          6月7日(金)発売、「文學界」2024年7月号の目次を公開します。電子版は6月11日(火)より順次配信開始します。 【創作】町田康「男花嫁」  結婚の条件に、舅の敵幹部の店への嫌がらせを命じられた竹治郎は――愚かしく哀しい〝愛〟の顛末 古川真人「風呂の順番」 「家族ばするって、なんや?」――年の暮れ、「新しい方の家」に集う吉川家の人々が形づくる、家族とは 山下紘加「可及的に、すみやかに」  離婚し、子どもを連れて実家に戻った詩織。折り合いが悪い母と暮らし、旧友とシ

          【目次】「文學界」2024年7月号の内容をご紹介します

          【エッセイ】古田徹也「トイレ文庫のなかの『富士日記』」

           とらえようによっては汚い話なので恐縮だが、私はトイレで本を読むのがわりと好きだ。静かな空間で、誰にも邪魔されずに集中できるという意味では、トイレは本を読むのに最適な場所のひとつだと言えるだろう。  あくまでも自分自身にとってそうであるに過ぎないが、ことの性質上、その「トイレ文庫」の常連となる本には、おおよそ次のような条件があるように思う。  その1)大判の本は駄目。狭いトイレのなかでは邪魔だし、手が疲れる。  その2)長編や中編の物語も厳しい。面白かったらトイレから出

          【エッセイ】古田徹也「トイレ文庫のなかの『富士日記』」

          【エッセイ】松尾スズキ「家々、家々家々 ~男、松尾スズキ。魂の物件漂流物語~」【新連載第1回】

           とにかくつねになにかにせっつかれ、ずっと軽度か中程度のパニック。そんな精神状態が続いていた。  今、思い起こせば、なかなか明るいパニックではあったけど。  そのパニックの中でわたしは、希望を感じたり、絶望したり、人を疑ったり、次の日に信じすぐまた疑ったり、笑ったり怒ったり、10年分ぐらいの高カロリーの感情が毎日のように噴出し、不安と恐怖と、それでも隠しきれないエンターテイメント感の中で、なんとか喚き散らさず60歳の人間らしくふるまおうと、ひきつった笑顔でおのれを律してい

          【エッセイ】松尾スズキ「家々、家々家々 ~男、松尾スズキ。魂の物件漂流物語~」【新連載第1回】

          【お知らせ】文學界編集部が文学フリマ東京38に出店します【第一展示場A-33・34】

          文学フリマに初出店します!  2024年5月19日(日)に開催される、文学フリマ東京38に、文學界編集部で出店をすることとなりました。 文學界編集部は、 出店者名 文學界編集部 @第一展示場 A-33~34 にて出店をします。 販売物について 文學界編集部ブースで販売する商品をそれぞれご紹介します。全体のお品書きは下記をご覧ください。  それぞれの商品についてご案内します。 小冊子 出張版文學界第1号 大解剖!文學界新人賞【¥500】  文学フリマのためにA5判3

          【お知らせ】文學界編集部が文学フリマ東京38に出店します【第一展示場A-33・34】

          【目次】「文學界」2024年6月号の内容をご紹介します

          5月7日(火)発売、「文學界」2024年6月号の目次を公開します。 昨年9月号から配信がスタートしております電子版、今号の配信は5月9日(木)より順次開始します。 【創作】尾崎世界観「転の声」 プレミアは絶対に裏切らないーー〝転売される〟ミュージシャンの後ろめたい興奮と欲望 長嶋有「僕たちの保存」 又吉直樹「生きとるわ」 短期集中連載第6回 後藤高志「今日があったという響き」 2024年上半期同人雑誌優秀作 【対談】加納愛子×町屋良平「正解がない面白さ」 互

          【目次】「文學界」2024年6月号の内容をご紹介します

          【エッセイ】吉村萬壱「ガザに思う」

           小学生の時、団地の社宅に住んでいた。私は詰まらない悪さをしては、母からしょっちゅう叩かれたり飯を抜かれたりする子供だった。団地の地下の真っ暗な物置に私を閉じ込め、扉の向こうから「ネズミに齧られるぞ!」と脅すような母だった。太い二の腕と巨大な脹脛を持つ母に太腿や頬を捻り上げられると、痛さの余り絶叫したが誰も助けてはくれず、翌朝同じ棟の小母ちゃんが、登校する私をベランダから哀れむような目で見送っていたりした。小学校時代を通してすっかりぺしゃんこになった自尊感情や自信を少しでも取

          【エッセイ】吉村萬壱「ガザに思う」

          【エッセイ】ロバート キャンベル「戦争を言葉で記録する人々のこと」

           ロシア軍が東・南・北の三方向からウクライナに攻め入ってから二年が経ち、先月で三年目に入った。二〇二二年二月二四日の朝、戦車部隊の車列がウクライナ北東部の国境を越え、隣接するスーミ州のオフティルカという街を制圧しようとするが策戦は成功せず、翌日にロケットランチャーから街をめがけミサイルを降らせた。英紙The Independentによるとクラスター爆弾が使われたと見られ、その爆弾が落ちた保育・幼稚園では子どもは一人、大人二人が犠牲になったという(二月二八日配信)。直後にアムネ

          【エッセイ】ロバート キャンベル「戦争を言葉で記録する人々のこと」

          【書評・阿部公彦】九段理江『しをかくうま』「詩をつかまえる」

          九段理江とは何者なのか?  わずか一年の間に芸術選奨文部科学大臣新人賞(『Schoolgirl』)、野間文芸新人賞(『しをかくうま』)、芥川賞(『東京都同情塔』)と立て続けに三つの文学賞を受賞し、彗星のごとく、あるいは駿馬のように現れた作家。作品には朗らかに挑発的・挑戦的なところがあり、つんけんとまでは言わないまでも、「オレ、どこか読めていない?」と哀れなる読者を追い詰める気配はある。それでいてうっとり甘いような一節もないではない。かと思うと、つい口元に変な「への字笑い」を

          【書評・阿部公彦】九段理江『しをかくうま』「詩をつかまえる」