双極性障害と『冬季うつ』 〜双極性障害の頭の中 42
みなさん、こんにちは。
双極性障害2型(双極症)のフツーの会社員、パピヨンです。
相変わらずダラダラと抑うつ状態が続いています。
そしてとても珍しいことに、眠い。
この1月から始まった『冬季うつ』と『過眠』について今週主治医に相談してきたので、言われたことを記録しておこうと思います。
9年ぶりの“眠い”という感覚
私は9年来の不眠なので、ずっと睡眠時間3〜4時間という不健康そのもののショートスリーパーなのですが、久々の感覚『眠い』。
久しぶり過ぎて、どんな感覚だったか忘れていました。
とにかく眠い。
夜は9時台に眠くなってしまう日もあります。
今までの私ならありえないことです。
初めは「ラツーダの副作用かな?」と思い、食後すぐに薬を飲まず、時間をずらしてみたりしました。
しかし、ラツーダを飲まなくても“眠い”。
お風呂に入るのも億劫なくらい眠気でフラフラしてしまいます。
バスルームの壁に寄りかかって、なんとかシャワーだけ浴びて済ませたりしています。
シャワーから出たら、もうすぐにベッドにパタリ。
何度か危うく寝る前の薬を飲むのを忘れてしまいそうになるほどでした。
しかも、起きるのもギリギリ。
アラームのスヌーズ機能が大活躍です。
何度も二度寝から救ってもらっています。
あっという間に平均睡眠時間は7〜8時間台に。
かれこれ1ヶ月以上続いています。
平均的な成人の睡眠時間ではありますが、9年間3〜4時間だったのがいきなり7〜8時間台はどうかしています。
フツーじゃ無いな。
これは先生に言ったほうがいい。
今週の受診時に主治医に伝えてみることにしました。
『冬季のうつと過眠』は双極性障害の典型
主治医に最近「眠り過ぎている」こと、抑うつ状態が続いていることを伝えたところ、
「冬場の『うつ』や『過眠』は、双極性障害の典型的な症状なんですよ」
と言われました。
「冬になって『抑うつ状態』が出たり、『過眠』『過食』などの症状が出たら気をつけた方がいいです」
なんと。
『冬季うつ』と『過眠』が双極性障害の典型症状とは。全然知りませんでした。
確かにnoteを振り返って読んでみると、去年も年明け1月から3月あたりまで抑うつ状態でした。
どうやら私は『冬季うつ』の傾向があるようです。
“光”を『見る』こと
「光が足りていないかもしれませんね」
いきなり主治医に言われました。
“光”ですと?
私は通勤時間が1時間程度あるので、毎朝そこそこ光を浴びています。
「空を見ると良いですよ。空の光って凄いんです。10,000ルクスくらいありますから。光療法と言います」
「外を歩いているときは携帯など見ずに、空を見るようにしてください」
さすがに歩きスマホはしていませんが、抑うつ状態の時は歩いている時も自然と下を向いてしまって、足元しか見ていません。
「確かに、最近“空”を見ながら歩いてないです。躁転している時は意識してなくても「空が青〜い!」って空見ちゃってるんですけどね(笑)」と主治医に伝えたところ、
「気持ちが上向いてきたら、空を見るのはやめてください。軽躁状態を助長しますから。そのくらい“光”の効果は強いんです」
なるほど。
笑い事では無いらしい。
主治医に言われて次の日の朝は、
“10,000ルクス…10,000ルクス…”
と念じながら歩いていましたが、
その翌日にはすっかり忘れてしまって、会社に着く直前に足元しか見ていなかったことに気付きました。
確かに“目”の神経は脳に直接繋がっている。
ただ光を浴びているだけではダメで、光を“目”で見ることが大切なようです。
抑うつ状態の時に空を見上げるのはなかなか難しいですが、少しずつ意識してみようと思います。
YouTubeを観ていたら、精神科医の渥美正彦医師が【双極性障害】冬のうつと過眠 治療の原則という動画を出されていました。
※記事の一番下にリンクを貼っておきます。
動画の中で以下のように解説されています。
内容は主治医に言われたことと全く同じだったので、答え合わせの意味でも安心しました。
ちなみに、「早い時間に眠くなっちゃったら、そのまま寝ても良いんでしょうか?」と主治医に聞いてみたところ、
「眠っていいですよ」
と言われました。
あまりにも寝過ぎて心配になっていましたが、そういう“省エネモード”みたいな時期と捉えて、春を待ちたいと思います。
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