Yu Kami

2024年より写真作家活動開始。現在、一作目の写真集「 HOME」を製作中。 元々は、個人で地方企業のプロモーション映像制作をしていました。 クリエイターの妻と二人三脚で生活しています。

Yu Kami

2024年より写真作家活動開始。現在、一作目の写真集「 HOME」を製作中。 元々は、個人で地方企業のプロモーション映像制作をしていました。 クリエイターの妻と二人三脚で生活しています。

マガジン

  • Snap

    私が国内外で撮影したスナップ写真を掲載します。

  • My thoughts

    写真作家 Yu Kamiの思考、価値観などについて書いています。

  • 写真集の作り方

    写真集ってどうやって製作するの?という方向けに、筆者が実際に写真集を製作する工程をまとめています。

最近の記事

  • 固定された記事

写真集「HOME」の印刷立ち会いで感動した

先日、製作中の写真集「HOME」の印刷立ち会いに、富山県まで行ってきました。 写真集のテーマを簡潔に説明すると、自分が小中学時代に住んでいた東南アジアの国「シンガポール」を、今年6月に約25年ぶりに訪れた時の感動とノスタルジックな気持ちと共に撮影した写真集です。 今回は、「山田写真製版所」という印刷会社にご協力いただいて制作を進めています。 今年の6月頃から、写真集の企画に始まり、写真のセレクト、構成やデザイン(表紙をどうするか、文字入れをするか、本の綴じ方をどうするか

    • Nikon Z30って写真機だと思う

      ニコンのZ30を購入しました。 正確には昔持っていたので再購入ということになりますが、vlogがしたかったからということではありません。 チョロとYouTube動画を撮影するという用途と、ファインダーなしで気軽にスナップできるカメラも使いたいという使い方で、Z30を取り入れました。 Z30は、れっきとした写真カメラだと思うVlog機としてマーケティングされていますが、これは使えば使うほど「ファインダーなしのレンズ交換型のコンデジ」だなと感じます。 むしろ、動画はそこま

      • Nikon Z30を買い直しました。

        • 【LUMIX S5Ⅱ】 Snap. Vietnam city

          2023年、パンデミック以来海外渡航に自由に行けるようになったのは記憶に新しい。 自分自身、それまでは全く海外に行くことはなかった。(ちなみに、小中学生時代は東南アジアに住んでいたので未経験ではない) どこでどんな心の動きがあったのか覚えていないが、ある時「久々に外国に行ってみよう」ということになり、台湾やベトナム、シンガポールなど、現在は東南アジアを中心に妻と二人で旅するようになった。 これからも時間と予算が許す限りは、色々な国に行ってみたいと思っている。なぜなら、多

        • 固定された記事

        写真集「HOME」の印刷立ち会いで感動した

        マガジン

        • Snap
          6本
        • My thoughts
          13本
        • 写真集の作り方
          3本

        記事

          写真を「モノ」としてプリントしていきたいと思う理由

          先日、写真集の印刷立ち会いに行ってきて、自分の写真を印刷のプロが印刷するシーンを生で見てきました。 写真には人それぞれ楽しみはあると思うけど、自分は印刷した写真をメインに活動していきたいという気持ちがいっそう強くなりました。 写真をオンラインで楽しむことと、印刷することでアナログに楽しむこと。 どちらがいいかなんて戦わせるつもりはありません。どちらにも長所短所がありますから。 ただ、自分はスマホやPCで写真を見ている時よりも、写真集を見たりプリントした写真を見ている時

          写真を「モノ」としてプリントしていきたいと思う理由

          富山に写真集印刷立ち会いへ 街並みスナップ

          現在制作中の写真集「HOME」の印刷立ち会いに、富山県を訪れています。 印刷所では、数々の感動があったのですが、それは次回の記事に書くとしまして、少ない時間で街を歩いたスナップを掲載します。(時間の都合上、シンボリックなものしか撮れていないですが…) 初めての富山市ですが、とてもきれいな街でした。 やはり、路面電車のない土地に住んでいる自分としては、街中を車と一緒に電車が走っている風景はとても新鮮でした。 suicaなど、交通系IC乗車も可能なので便利です。 海外は

          富山に写真集印刷立ち会いへ 街並みスナップ

          フツーのレンズの良さを語ろう【XF35mm f2】

          数年、個人で映像制作の仕事をしていたこともあり、カメラなど機材はそれなりにこだわってきました。 しかし、最近はそこまでのこだわりがなくなってきたというのも正直なところです。(ないわけではありませんが) 「レンズも大事」とは言いますし、各社銘玉と言われるレンズもあるかと思います。 富士フイルムだと、XF35mm F1.4という銘玉がありまして、とても写りが美しいのですが、自分はどちらかというと、その影に隠れてしまった(不遇の?)XF35mm F2というレンズをよく使ってい

          フツーのレンズの良さを語ろう【XF35mm f2】

          取り留めのないスナップ

          本日は、日々のスナップをひたすらに掲載するだけです。 お時間があれば。 我ながら、写真というものは自分が何に興味を寄せているのが如実に出るなあと感じる。そこに嘘はない。 当たり前なのですが(笑)

          取り留めのないスナップ

          妻の撮った写真を見て感じたこと

          妻が今年から写真を始めました。 元々中高生時代に、鞄の中には「写ルンです」やトイカメラを入れていたらしいのですが、今回はそれ以来ぶりらしいです。 とは言っても、僕のように機材好きではないので、EOSとかNIKON ZとかSONY αと言っても何のことかわからないようですし、1万円しないくらい のプラスチック素材のかわいいフィルムカメラを使っています。 妻は、普段ほぼカメラも持ち出さなければ、撮影枚数も全然撮っていません。自分の1000分の1くらいかもしれない。(適当に数

          妻の撮った写真を見て感じたこと

          写真を最初からモノクロで撮る?後からモノクロにする?

          モノクロ写真は、それ特有の魅力がありますね。 自分もたまにあえてモノクロ縛りでスナップを撮ることもあります。 たまに、「モノクロは撮る時点からモノクロにすべきで、カラー写真を後からモノクロに変えるのは微妙」という意見を見かけることがあるんです。 確かに、最初からモノクロ設定にしておくことで、自分のマインドセットやモノの見方が変わると思うので、その意見はとても共感できます。 ただ、カラーの写真を後からモノクロに変えるのは邪道か。 自分はそんなことは思ってなくて、割とち

          写真を最初からモノクロで撮る?後からモノクロにする?

          結局富士フイルムのカメラに戻る人

          ここ数年、色々なメーカーのカメラを使ってきましたが、ある程度時間が経つと必ずと言っていいほど戻ってきてしまう。 それが富士フイルムのカメラ。 昨今、新品中古価格ともに高騰し、メーカーから離れていく人もいるとは思う。自分もメーカーの方針にヤキモキすることもある。 それに、画質という面では、正直フルサイズ以上のカメラの方が良い。センサーの大きさが異なるので、それはそうですよね。 ただね、「The Joy of Take Photos」 撮る喜びや楽しさという点では、国内

          結局富士フイルムのカメラに戻る人

          写真集完成までもう少し...

          現在、自身の一作目となる写真集の色校正を製版会社さんからいただき、チェックをしています。この作業が終われば、いよいよ印刷本番となっていきます。 元々、自分の写真撮影を始めたのは、2015年頃。 この頃始めた、個人事業用ブログの写真を撮るというところからスタートしました。ここ数年は、(写真ではなく)映像制作で中小企業のPVや、たまに地方ミュージシャンのMVを撮るということをしてきています。(現在は休止中) そんな自分が写真集を制作したいと思った理由は3つ、 ・今年からス

          写真集完成までもう少し...

          Snap. Ho Chi Minh City with the FUJIFILM X-T1

          2023年晩夏、僕たち夫婦は兼ねてから行きたかったベトナムを旅しました。 前半は、北部のハノイ、後半は南部のホーチミンを回ったのですが、今回は ホーチミンで撮影したスナップを本日はご紹介したいと思います。 使ったカメラは、富士フィルムのX-T1。10年以上前にリリースされた「X-Tシリーズ」の初号機に、XF35mm F2のレンズで撮影しました。 緑豊かで、異国情緒たっぷりのハノイとは異なり、ホーチミンは高層ビルも立ち並ぶ都会。 到着したのが夜だったのですが、ヨーロッパ

          Snap. Ho Chi Minh City with the FUJIFILM X-T1

          写真は上手い下手ではないと、美術館の写真展示を見て感じた話

          先日、とある写真展示を美術館へ見にいきました。 具体的には、京都国立近代美術館のコレクションを中心に、写真の歴史に沿って著名な写真家の作品を展示している、といった内容のもの。 現在、製版会社のお力を借りて写真集を制作しているので、何か制作においてヒントになるものがあれば、という思いをあって楽しみにしていたのです。 自分は、若い頃から写真を撮ってきたわけでもなく、カメラを初めて購入してから10年も経っていません。今まで写真を生業にしていたわけでもなく、どちらかというと、音

          写真は上手い下手ではないと、美術館の写真展示を見て感じた話

          写真を楽しむなら、写真以外も楽しんでみる?

          以前、あるTV番組で赤塚不二夫さんが、「漫画が上手くなりたいのなら、漫画以外から学べ」「自分は誰かの真似などしたことがない」というような内容のことを語っていた。 これは、他の文化活動に言えることだなと感じます。 例えば、写真が上手くなりたい場合も同様かなと。 もちろん、過去の偉人の写真集や展示を見ること、日々カメラを持ち歩き定期的に撮ることも自分の糧となるでしょう。 ただ、それのみだと、どうしても他の人と類似してくる可能性がある。特に、昨今SNSが出現してからは、作風

          写真を楽しむなら、写真以外も楽しんでみる?

          Nikonに、最高に胸が熱くなった日

          先日、ニコンとヘラルボニーのコラボレーションカメラの「 Zfc」が発表されました。 世間的には、あまり盛り上がってなさそうですが、個人的にはこれまでにないほど胸が熱くなり筆をとりました(筆じゃなくてMacだけど笑)。 ヘラルボニーってなに?という場合は、ご自身で調べていただきたいのですが、 カメラ的な話をすると、「こんな楽しくなるようなカメラ、ワクワクするようなカメラ、既存の価値観を変えていくようなカメラを待っていたんだよ!」と、興奮してしまいました。 こんなイケてい

          Nikonに、最高に胸が熱くなった日