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つぶやき

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日々の生活で感じたことを、少々ポエマティックに。
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2023年1月の記事一覧

主体性 part2

主体性 part2

仕事を選ぶもっと前の、なにをしたかったのか、そもそもなぜ建築学科に進んだのか。
夜空を眺めながらそんなことを思い返していた。

僕が建築学科に進んだ理由、それは

「家を建築したい」

という思いだった。

中学校時代、実家が家を建てた。
その時の思いが、そもそものスタートだった。
僕は、こんなに激烈に自分の人生の時間をこの会社の為に捧げている。
しかしそのエネルギーを、もっと自分のやりたいことに

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主体性 part1

主体性 part1

人生において最も大事にしている言葉は何かと言われたら、僕は

「主体性」

と答えるだろう。

人は物心ついた時には命があり、容姿と身体が既に決定づけられ、家族に囲まれ、社会の中にいる。
こう書くと私たちは命を能動的に与えられているような気がする。
気づいた時にはすでに私の人生は始まっているのである。

それでは、この与えられた人生を一体どう扱えば良いのだろう。

この「与えられた人生である」とい

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営業の大事にすること

営業の大事にすること

あらゆる仕事にはどれにも営業の仕事があるが、
共通して言える大事なことがあると思う。
それは、

「話を聴く」

ということだ。

ある人が困っていることがある。
その困っていることを助けてあげることが仕事である(対価をいただいてだが)。
であるならば、仕事を獲得する業務である営業のやることはひとつだろう。
何かに困っている相手がいて、
何に困っているかを教えてもらう。

しかし、相手は全員が、そ

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人間の四大欲求 part3

人間の四大欲求 part3

やりたくない仕事をなんとか続けて家族を守っている人も、趣味がこうじて仕事にできている人も、なんとなく仕事をしている人も、世の中には沢山のスタイルで仕事をしている人がいるだろう。
優劣などない。ただ、そこにはその人の人生があるだけである。

しかし、自分の人生に焦点を当てた時、心から湧き上がる感情を自分の予想以上に満たしてあげたいとも思う。夢で見るような、理想の人生を、歩ませてあげたいとも思うのだ。

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人間の四大欲求 part2

人間の四大欲求 part2

僕たちの行動原理、つまり、生きていく意味みたいなものがもしあるのだとすれば、それは単純に、この

「本能を満たすこと」

ではないだろうか。
至極当然のことを言っているようで少々恥ずかしいが、改めて考えてみる。

本能を満たすことが、生きている上で最も欲求を満たしていることは言うまでもないが、言い換えると、その本能を満たせない状況に陥ると、途端に行動欲求が湧き起こる。
ご飯が食べられない時代、たと

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人間の四大欲求 part1

人間の四大欲求 part1

僕は、本能的欲求として、「承認欲求」があるのではないかと思っている。
それは、生きるため、繁栄の為に備わっている「食欲」「性欲」「睡眠欲」と同じ土俵に並べられる位置付けである。

食欲、睡眠欲に関しては、
満たすのに十分な食料、そして寝床があれば解決できるとすると、人が作り出した「お金」という概念を必要最低限手に入れる必要がある。
即ち、仕事をした対価で手に入れることができる。
性欲に関しては、異

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強烈に嫉妬を感じる時

強烈に嫉妬を感じる時

テレビやネットメディアを見ていて、とても嫉妬を感じることがある。
それは、自分でもできたらどれだけ気持ち良いだろうか、という類の嫉妬である。
特に、そういった場面を見た時は、これからあとどれくらいの時間をかければ追いつけるのか、
今までなんで取り組んでこなかったのか、
といったような感覚が湧き起こる。
いざ手をつけてみると、壁の高さに畏れ慄き、すぐに諦めてしまうこともしばしば。そして時が経って偶然

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同義語と対義語

同義語と対義語

光と影
生と死
成功と失敗

言葉の世界には、対義語のようで同義語のような、そんな言葉たちが存在している。
失敗は成功の通過点ということもあるし、
生きていることが辛すぎて、死んでいるのと同じだという人もいる、光があれば影ができるともいうし、どん底まで堕ちることは、次の挑戦のバネになるとも。

谷尻誠、吉田愛さんの建築作品の文章の中で、
「懐かしい未来」という言葉を聞いた時、とても感銘を受けたのを

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日課のランニング

日課のランニング

数年後には、車は自動運転になるらしい。
貯金ではなく投資をすると良いらしい。
良い大学に行くと、良い人生になるらしい。

たくさんの靄がかったレールが僕の前には並んでいて、みんなが僕より先を歩いているように思える。
遅れないようにしなきゃと頭のどこかが信号を発している。

しかしながら、今、僕の目の前には
ひび割れたアスファルトの道、
雑多に伸びる道端の雑草帯、
冬の季節風で荒れた日本海の波たちが

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日々の暮らし

日々の暮らし

家族がいて、手料理が食べられて、居心地の良い寝床がある。かつては、そんな状況を理想だと思っていたけれど、いざ手に入れるとそれが普通だと感じることがある。
日々の暮らしを彩るのは、自分のモノノミカタに依存するものだ。