夢に近づいた一歩。白いハコの本棚に選書した11冊をご紹介。
うわああああああ(いきなり叫ぶやばいやつでごめんなさいwww)
正直ずっとずっと緊張してて、転職活動の面接なんて比にならないくらい(笑)ドキドキでした……
0から自分で選ぶ、決める、この人生の決断における動悸にも似たドキドキはこの先もたぶん忘れない。新しいことが始まるわくわく感と、もう引き返せないところにきた不安感と。「自己決定感」が人生でいかに大事か、ようやく最近実感としてわかってきた気がするよ。
小田急線向ヶ丘遊園駅にあるコミュニティスペース「白いハコ」の本棚の一箱分をお借りして、自分で選んだ本を置きに行ってきました~!
「白いハコ」に本を置くことになった経緯はこちらに詳しく書いているので、ぜひ読んでみてくださいね📚👇
朝から大声で叫んでたのは、今日のことがあったからです(笑)。
共感してくださる方も何人もいて嬉しかったです!新しい一歩を踏み出すにあたって、ものすごくハードルを上げてしまって気負いしすぎていたように思います。えいやー!って踏み出す前に考えすぎているせいで、あくまで「スタート」であるはじめの一歩を「ゴール」かのように錯覚してしまうんですよね。そして、完璧な状態で始めなければ…という完璧主義思考も相まって、その場でジリジリと足を引きずってるような。
結論、本の選書については完璧にできたものの、自己紹介(本棚につけてもらうポップ)やSNSの整備、ブランディングっぽいものはまだ未完成です。頭の中に浮かぶ言葉たちをノートに書き出すのが精一杯でカタチにはならないし、インスタも開設しただけだし。でも、いろんな方の本棚の「一部」なわけで、私がつくりたい世界観はこれから少しずつ進めていけたらいいのかな~なんて、ぼんやり思います。今回もなおちに素敵なアイコン描いてもらったよ!!
白いハコの本棚に選書した11冊をご紹介します!!
私の独断と偏見による、選書の基準
それぞれの本に対する選書理由は後で書くとして、大前提どんな基準で選んだかと言うと…
あくまで「私なりの」大前提です。そのうえで、本そのものの知名度(有名度)や、万人受けするテーマか、私の好みに偏り過ぎていないか、4象限に書き出してバランスよく選書したつもり。めっちゃ独断と偏見だけど。
あとは、やっぱり好きな人たちを推したい。推し作家さんを布教したいという思いも強くて。でも、地域コミュニティに置くには私の好みに偏り過ぎているなあ~って思って、泣く泣く選書から外した作家さんの本たちもあります。朝井リョウさんの「正欲」、遠野遥さんの「教育」、村田沙耶香さんの「コンビニ人間」などなど。村田沙耶香さんはまだ開拓しきれてないけど、朝井リョウさんはほぼ全部読んでて最推しのひとりだし、遠野遥さんも全部読んでるけど、ちょっと重たいかなって(笑)。親子連れで訪れる方もいらっしゃるし、そうでなくとも、がっつり長編小説をじっくり読んでもらえるのかなって不安な気持ちもあったし。本の入れ替えはできるみたいなので、ゆくゆく様子を見ながらかな~。
それでは一冊ずつ紹介していきます!
ぼく モグラ キツネ 馬/チャーリー・マッケジー
2022年に読んだ本BEST10にも選んでる絵本。終始ほっこりほんわかとやさしい気持ちになれるし、人生で大事なことがぎゅっと詰まってるかな。絵本だから、親子連れの方も手に取ってもらいやすいかな~って思いも。大人が読んでも楽しめるし、むしろ日々忙しなく生きてる大人にこそ読んでほしい。自分の内側の声と会話してるような気分になるので、内省にもおすすめだし、ちょっと立ち止まってみたいときにぜひ。
好きな一節を。モグラの言葉です。
泣きたい夜の甘味処/中山有香里
元々Twitterで読んでいて大好きだったので、本も買ったんだけど、秒で泣いた。泣きたいときに読むのがいちばんだけど、泣きたくなくても泣けちゃう。涙がこみあげてくる。やさしさに包まれて癒されるし、登場人物にも感情移入しちゃうし、たった一品の甘味を通じて大切なメッセージを伝えてくれるのがすごい。レシピも書いてある。コミックだから親子連れの方にも読んでもらえるかな~とか、お菓子作ってみようってなるかな~とか、なんか疲れちゃったな~って気持ちのときに寄り添ってくれる本になったら。
じんわり刺さる一言。
あの日、選ばれなかった君へ 新しい自分に生まれ変わるための7枚のメモ/阿部広太郎
選書した本の中で、いちばん新しいのはこの本だね。先日のSHElikesでのイベントで直接阿部さんのお話を聞けたことも影響してるし、読みかけだった本を読み終えて、絶対置きたい!って思った。究極、「選ばれなかった」経験に共感できない人なんていないのでは?って思う。選ばれなかったことを覚えてたらキリがないくらい、選ばれることより選ばれないことの方が多い人生で、お守りになると思ったから。直接お話を聞いたときに言ってくださった「言葉の贈り物」を、多くの人に広めたいから。
もし、もし、もし、「言葉は贈り物」がBUMPの「SOUVENIR」にもかかってるのだとしたら、「今の僕からあの日の君へ」という言葉も「魔法の料理~君から君へ~」にもかかってるのでは?と…勝手に考察しております。「君の願いはちゃんと叶うよ 大人になった君が言う」って歌詞あるからね。
どの言葉も「贈り物」なんだけど、特に私が好きな言葉を。
今日は、自分を甘やかす いつもの毎日をちょっと愛せるようになる48のコツ/夏生さえり
さえりさんは最推しのひとりで、さえりさんが紡ぐふんわりとやさしい言葉が好きだから選んだエッセイです。新卒で上京した年に、定時ダッシュして出版記念イベントに参加して、サインをもらうほど、大好き。昨年の映画「MONDAYS」の試写会終わりにもまたサインもらった。宝物のサイン本はお家に置いときたかったので、本棚用に調達しました。48のコツすべてに共感できなくても、たったひとつでも背中を押す言葉に出会ってほしいな~という思いです。
選書にあたり読み返してみて、今の私に響いた言葉はこちら。
明け方の若者たち/カツセマサヒコ
さえりさんに続き、最推しのひとりカツセさんの大好きな小説。人生で初めて予約してまで買った本です。装丁もめっちゃ好き。原作はもちろん映画も大好きで、2022年に観た映画BEST7にも書いてます。好み100%で選んでるように思われそう(笑)だけど、ちゃんと意味も込めて置きました。「こんなはずじゃなかった」感情を味わったことが一度でもある人には、共感できるだろうし、登場人物に感情移入しながら追体験できることが、最大の魅力だと思う。
20代前半の「人生のマジックアワー」を美しいと表現してるのが好き。
お探し物は図書室まで/青山美智子
私が初めて読んだ青山美智子さんの小説で、とても好みで一気にファンになった。ちなみに、「パラレルキャリア」をぼんやり目指したくなったいちばん最初のきっかけの本でもある。推し作家さんのひとりで他の本も迷ったけど、タイトルの「図書室」が本棚のイメージにもぴったりだったから選んだ。本の中で描かれてる図書室の世界観を、私の本棚に立ち寄った方たちが疑似体験できたらいいいなあ~って願いを込めて。ほっこりするし、気づいたら泣いてるし、大事なメッセージにハッとさせられる。
「夢」に対する考え方で、個人的に好きな部分。
※叶えたいなら行動しなきゃねってこのあとに続くのだけれども。
無職、ときどきハイボール/酒村ゆっけ、
私の最推しYouTuberのゆっけちゃんのエッセイです!
ワードセンスがとにかく天才で、世界観が大好き!動画がそのまま活字になったけど、脳内再生される感じは全然変わらなくて、一緒に飲んでる気分を味わえます。お酒好きの人に限らず、吉野家、サイゼリヤ、くら寿司などあらゆる身近なお店が「居酒屋」として登場するので、親しみやすいかなと思って選びました。タイトルのインパクトもあるし、食べたり飲んだりすることは生きるうえで占める比重も大きいし。
ほろ酔いでポップに生きたい私が、めちゃくちゃ共感できる言葉です。
わたしたちが27歳だったころ/25人の女性たち
これも2022年に読んだ本BEST10に選んでる一冊。27歳無職、とにかく漠然とした不安に押しつぶされてたし28歳になりたくない!って思ってたときに出会って救われた。25人それぞれの生き様やメッセージにすごく勇気づけられるし、27歳を過ぎていても共感できるお話は多いのでは?って思って選んだ。めちゃくちゃ活躍してる有名な方たちのリアルな価値観が覗けるのは、とっても貴重。
かっこいい~~!!って共感した言葉。
※25人のうち、誰の言葉かは読んでからのお楽しみに!
相談の森/燃え殻
燃え殻さんも好きな作家さんのひとり。他にも好きな本があったけど、不特定多数の方が読んでくれることを考えたときに、いろんな人の人生相談に寄り添ってくれるこの本を置くことにしました。ほとんどが人間関係にまつわる悩みや相談で、61個分あるから、どれかひとつは響くものがあるかな~って。たまにクスっと笑える燃え殻さん特有の表現や言葉選びも好きです。
たしかにその通りかも!って思った言葉です。
「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本/南直哉
2022年に読んだ本BEST10にも選んでるし、読書感想文もガッツリ書いているので詳細はこちらから👇
選書理由はシンプルで、私自身がこの本に書かれている考え方や捉え方に救われたからです。唯一無二の正解というわけではないけど、普段から人生や生きる意味、やりがい・生きがいなど思考がぐるぐるしてしまうタイプの人にはおすすめしたいかも。禅僧の視座も単純におもしろいし、私はもっと早くこの本に出会いたかったので。ちょっぴり暗いタイトルだから迷ったけどね。
たくさん救われた言葉があるけど、やっぱりいちばんはこれかな。
ランチ酒/原田ひ香
あれ、またお酒の小説…(笑)。食べたり飲んだりすることは、身近に感じてもらいやすいし、読みながら楽しんでもらえるかなという思いで選びました!主人公が夜勤終わりにお仕事先の近くでランチしてお酒を飲んでる情景に、自分の営業時代を重ねて感情移入してた。お酒は飲んでないけど、その土地での思い出とかいろいろ思い浮かぶんだよね~。まさしく毎週書いてる営業時代エッセイ「あの日、あの街で、彼女は。」を始めるにあたり、イメージの参考にした一冊です。グルメ小説だけど、主人公を取り巻く人間関係の変化もおもしろいので、おすすめです。
主人公のお仕事は「見守り屋」、でもその主人公も実は見守られているよねという、最後の解説に書かれていた芯を食う言葉です。
私の「言葉」に関する原体験
11冊の紹介にお付き合いいただき、ありがとうございました!サクッと紹介したつもりでも、あっという間に5,000文字超えてました!
せっかくなので、私自身の原体験についても触れておこうかなと思います。言葉に傷つけられたことも、救われたことも、世界を広げてくれたことも、いろいろ経験してきました。語彙力が足りなくていつも悔しいけど。
物心ついたときから、当たり前のように浴びてきた家族や学校の先生からの言葉。実家を出て10年経ったけど、いまだにフラッシュバックするの、潜在的に染みついてる言葉ってすごいよね。
小学生のときから英語も学んでて、通訳になりたいって憧れを抱きつつ、第一志望ではなかったけど進学した英文科の大学。第二外国語の中国語もちゃんと勉強したし、留学もロサンゼルスと上海に行って。上海留学のときは、英中訳を繰り返す日本語を使わない授業を受けてたんだけど、振り返っても人生でいちばん頑張ってた瞬間、きっと走馬灯も流れるよ。余談でした。
社会人になって使うようになった言葉、言い回し。求人広告の営業という職業柄、対峙するお客さんだけではなく、求人サイトを通した先にいる求職者に向けて、一緒に働く社内の人たちに対して。他の仕事をしたことないから比較はできないけど、「何を言うかより、誰が言うか」が大事なんだなって、良くも悪くも痛感してた。言葉そのものが一人歩きしてしまわないようにすること、意外とむずかしいよね。
時系列に振り返る原体験はこんな感じ?具体的に書き始めるとキリがないのでまたいつか。
私が「能動的に」言葉を浴びに行く先が、本と音楽。
たぶん、自分で見つけに行ったんだと思う。「救われる」ことに気づいたから。
何回もnoteで書いてるBUMPの歌詞はもちろんのこと、ほかに好きなアーティストもやっぱり歌詞に惹かれるし。小説やエッセイから好きな表現を見つけて、お守りにしたり。
SNSは、能動的と受動的の両側面あるけど、人間味のある言葉が好き(笑)。良くも悪くも、その人にしか発せない言い回しとか、なんでそんな言い方するんだろう?って思うこともあるけど、それはそれでおもしろいし。生きてきた環境や浴びてきた言葉と、それに対する解釈の幅がだだっ広いからこそなんだろうなあ~、人間おもしろいなあ~って、人間観察してる俯瞰目線になってきたので、切り上げますwww
まだまだ、ブランディングも固まってないし、ちょうどいい言葉が見つかってないけど、言葉はね、自分を守るための「居場所」になってくれると思うんよね。はい。
だから、今のところの夢として「本屋さん」というより、「本や言葉にまつわる居場所」という表現がしっくりきてる感じ!
最後に、お知らせ
6,000文字超えちゃったよ!
実は、白いハコの本棚のお店番ができるんです!(お店番もできるプランを申し込んだ!)
毎月1回らしくて、とりあえず7月の日時についてお知らせを!
📚日時
7月14日(金)
14:00~19:00
📚場所
川崎市多摩区登戸2121-1
GINZAFOREST 2F
(小田急線向ヶ丘遊園駅北口)
まだ投稿を始められてないけど、インスタも始めたのでフォローお待ちしております!よろしくお願いします!
うおお~、6月最終日!2023年折り返し!下期に向けて幸先のいいスタートなのでは!新しい挑戦、楽しみながら頑張ります~!
やばい、疲労で一気に眠くて、最後らへんちゃんと書けてるか不安になってきた()