ハードボイルド書店員が作りたい「業界共通ルール」
ついに決まりました。
元々は秋にオープン予定だったはず。「12月へずれこんだ」という噂を耳にし、ちょうど少し前に上野を通る機会があったので様子を見にいきました。すると閉ざされた向こう側からガチな工事音が。間に合うのかなと心配していました。ひと安心です。
ここは5月に閉店した「明正堂(めいしょうどう)書店」の跡地です。↓にも書きましたが思い入れのあるお店で、様々な名著と出会う機会をいただきました。また新たな思い出が生まれそうで、いまから楽しみです。
近くに店を構える「ハードロックカフェ」も懐かしい。大学生の頃に何度か行ったのですが、注文したものが出るたびに店員が「ロックンロール!」と叫んでいまして。あれは何だったのか、ずっと気になっています。基本サービスのひとつ? あるいは上野店のローカルルールか当時の店長の意向なのか。いずれ確かめてみます。
ちなみにアトレ上野には「全館休業日」があるようです。これ自体は珍しくありません。しかし上記の三省堂書店のサイトによると、どうも元旦がお休みらしい。
率直に言います。うらやましい。
いくつかの書店で働いてきましたが、1月1日が休みのところはひとつだけ。いまの職場に至っては年中無休です。
働くのは嫌ではありません。書店員の仕事を己の「使命」と感じて日々取り組んでいます。
ただそれはそれとして、とりあえず元旦はみんなで休みませんか? 第一次世界大戦におけるドイツとイギリスの「クリスマス休戦」じゃないけど、せめて年の初めぐらいは頭を空っぽにしてのんびり過ごしましょうよ。
いつか「すべての書店は1月1日を休日とすべし」という業界の共通ルールを作ります。
最後に、我々と同じく元旦を休めない皆さま(コンビニやスーパー、飲食店の従業員、医療・介護関係者、公共交通機関で働く人々、警察官、インフラの整備に携わる方々など)に心からお礼を申し上げます。いつもありがとう。