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ハードボイルド書店員が「週刊プロレス vs 週刊ゴング」から学んだこと

久し振りに↓を見ました。

10年ぐらい前に集英社から出ていたDVDマガジン「燃えろ! 新日本プロレス」の宣伝動画です。

90年代前半の新日本で活躍した「反選手会同盟」の話が出てきます。中堅ポジションで燻っていた越中詩郎選手が覚醒し、他団体にまでケンカを売り、暴れ回る姿がカッコ良かったです。

少なからず我が身の境遇を重ねられるので、いま見る方が燃えるかもしれません。

ところで↑によると「反選手会同盟」というユニット名を考えたのは、GKこと金沢克彦さん(当時は週刊ゴング編集部に在籍)らしいです。

「反選手会~」は名前が定着したから良かった。でもその時代は週刊プロレスと週刊ゴングが存在し、技やチームの名称が両誌で異なるケースがあったのです。

たとえば蝶野正洋選手の率いるユニット「狼群団」。私の記憶だと、週プロは当初「蝶野軍」と呼んでいました(のちに「狼群団」で統一)。秋山準選手の必殺技「エクスプロイダー」も、週プロではしばらく「変形裏投げ」か「裏投げ」だったような。

あと外国人選手の表記。週プロは「テリー・ゴーディ」なのが、ゴングだと「ゴディ」でした。彼とスティーブ・ウイリアムスのタッグといえば「殺人魚雷コンビ」ですが、ゴングには「SDD」(スーパー・デンジャラス・デュオ)と書かれていました。

週プロ派でしたが、売り切れの際はゴングを買うこともありました。戸惑ったのを覚えています。

いまは週プロしかないので心配無用。ただ両者の争いを懐かしく感じるのも事実です。同じ大会や試合を一方は褒め称え、他方は酷評みたいなケースが珍しくなかった。技名とかは一本化してほしいけど、こういう状況を子どもの頃に体験できたことに感謝しています。ものの見方はひとつじゃないと学び、自分の頭で考えるきっかけをもらったから。

昔話でした。

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