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「子どもに10万円」もいいけれど

18歳以下の子ども全員に10万円を配れる財源があるのですか? 

だったら恒久的なシステムとして「ベーシック・インカム」を導入しませんか? その方がみんな平等に助かります。去年も10万円の一律給付ができたのだから、決して夢物語ではないはず。

「そんなことを始めようとしたら時間がかかる」というのなら、もっと迅速に、なおかつ税金を使わずにいま苦しんでいる人々を救える方法があります。消費税減税です。

少なくとも私は1回10万円をもらうよりも、しばらく消費税を5%に下げてもらう方がずっとありがたい。そして政府には下げた期間の税収をしっかり調べてもらいたい。10%の頃よりも増えている可能性は十分考えられます。その際は5%をキープして景気の回復を待てばいい。本来消費税を上げるのは好景気の時がベストなのです。

あと「マイナポイント3万円」とはどういう形を想定しているのか。

たぶんPayPayボーナスみたいな形で紐付けしたキャッシュレスの決済手段に付与するわけですよね? じゃあスマートフォンを持たない人はどうするのか。高齢者とかけっこういますけど。そもそも「マイナポイント事業」を利用する手続きが彼らにとっては難関でしょう。オンラインクーポンにしても同じことです。

そういえば先の10万円を半分クーポンで、という案は決定ですか? これもいただけない。だってクーポン化する費用も税金でしょう。何だか「朝三暮四」って感じです。

まあ「子どもに10万円」と「マイナポイント3万円」も悪いアイデアではないのかもしれない。ただ現実的な必要性や有効性、フェアネスなどを考慮したらベストアンサーは「消費税減税」でしょう。そして「ベーシック・インカム導入」及び財源確保のための議員定数削減。まずそこです。

国民や弱い立場の人たちのことを本当に考えてくれているのなら、ぜひご検討を。

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