「もっといい時代」にしていくためのスパイス
かなりのハードスケジュールです。
まさか秋葉原と神保町、両方の書泉に行かれたとは。おつかれさまでした。
かつて某書店で某逸材レスラー(オーカーン様の昔の師匠、かもしれない)のサイン会をおこなった際、担当スタッフをやらせていただきました。なので、舞台裏がなんとなく想像できます。
気遣いのできる方なんだろうなあと感じました。「優秀なスタッフども」とか。元・師匠の薫陶が活きているのでしょうか? こういうちょっとした一言が一生の思い出になるのです。
オーカーン選手、いやオーカーン様の業界を盛り上げるための献身的な発信と貪欲な行動力には頭が下がります。無力な身ではありますが、私にも協力させてください。先日発売になった↓は、もちろん職場の棚でガッツリ面陳しています。
384ページというボリュームに圧倒され、購入に二の足を踏んでいる方がいらっしゃるかもしれません。大丈夫。遠慮なさらずにお近くの本屋で中を覗いてみてください。そのために我々がいるのです。
実は私も開店前にそうしました(そして後日買いました)。けっこうスラスラ進みます。本編は東スポ特有のいかがわしい雰囲気(無論いい意味で)がハッピーターンのパウダーみたいに絶妙。そして巻頭と巻末の対談は一転して真面目そのものでした。
プロレスファン、もしくは女児救済の件を紹介する↓の記事で彼の人間性に感銘を受けた方なら絶対に楽しめるはず。「イヤな目に遭ったとか、怖い目に遭ったとか、強い人を見たいとか。人生のスパイスが欲しかった時は、プロレスを観ろ、新日本プロレスを観ろ」というコメントが印象に残っています。
プロレス関連の本は全体的に以前よりも売れています。見たことはないけどレスラーに興味があるとか、昔は好きだったという人が手に取ってくれているのでしょうか? どんな理由であれ、ありがたいことです。
私が子どもの頃は「プロレスが好き」なんて軽々しく口に出せない空気がありました。「あれはショーだよ」と鼻で笑われることも少なくなかったです。好きなものを好きだと胸を張って言えない世の中なんて変えるべきでしょう。大型書店でレスラーの著書が大々的に展開されるだけでも、いい時代になったと断言できます。
ならば、もっといい時代にしていこう。「読む・書く・売る」を通じて。
オーカーン様の活躍、そして「報われるには、報われるまで続けるしかない」の名言を励みに精進します。人生のスパイスが欲しかったらプロレス会場に、もしくはぜひお近くの本屋へお越しくださいませ。