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「ストロングスタイル」と書店員
久し振りに「箱推し」したいチームが生まれました。
成田蓮選手、エル・デスペラード選手とのユニット名を「ストロングスタイル」とした鈴木みのる選手。試合後のコメントにも痺れました。
「急に黒パンになって、急に延髄蹴りやって、急に『1・2・3、ダー!』ってやって、それがストロングスタイルなんかじゃねえんだ。俺はこの名前が何なのか、すべて知ってるんだ。だからそれをすべて成田に伝えていこうと思う」
これは1月4日におこなわれたアントニオ猪木追悼大会のメインを締めたオカダ・カズチカ選手への、そして彼を「ストロングスタイルの後継者」みたいに売り出す新日本プロレスへの宣戦布告でしょう。
そもそも「ストロングスタイル」とは何か?
頭に浮かぶイメージを言語化してみます。質実剛健。反骨心。人気やお金を否定しないが、それらよりもある種の魂を重んじる姿勢。知行合一。古き良き価値観を受け継ぎ、でも必要以上に過去を美化しない。
なんとなく禅のような?
こうして考えると「ストロングスタイル」はプロレス以外のジャンルにも存在する気がします。もちろん書店員にも。
言葉に落とし込むのは難しい。しかし自信を持って断言できることもあります。「ストロングスタイル」を体現している書店、それは「ベストセラー本は置かない、読んでいいと思った本しか取り扱わない」を掲げる「読書のすすめ」です。
ぜひ公式サイトを見てみてください。言わんとすることが伝わるはず。
ちなみに、私がいま猛烈に読みたい本は↓です。
いまの職場で「ストロングスタイルの書店員」であるにはどうすればいいか? いい場所の平積みや面陳が会社の推す本で占められているなら、差しの1冊で違いを見せる。人手不足でレジを抜けられないなら隙間時間で選書する。流されない。
プロレスから学んだものを活かしていきます。それこそが私の武器だから。
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